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人事総務ご担当者様向けクイズシリーズ人事総務ご担当者様向け 第3回実務トレーニングクイズ
人事・総務の業務上で、知識をどのように実務に当てはめるかお悩みになる場面も多いかと存じます。
実務に不安を抱える人事・総務のご担当者様にお役立ていただけるよう、実務にまつわる問題をクイズ形式でご用意しました。
こちらの問題で自分の知識を確認してみましょう。
問1 【労災保険】自賠責保険と労災保険の関係
従業員が通勤途上に自動車で信号待ちをしていたところ、後ろから走ってきた自動車に衝突され、軽度のむち打ちになってしまいました。事故の相手方は自賠責保険に入っており、そちらから治療費や休業補償の支払を受けられるとのことでしたが、労災保険の取り扱いはどうなるのでしょう。次のうちから正しいものを選んでください。
- 自賠責保険が優先された場合、労災保険の同一の事由の給付は受けられない
- 自賠責保険、労災保険の両方から給付を受けられる
- 通勤途上での事故のため自賠責保険は受け取れず、労災保険が優先される
問2 【ハラスメント】ハラスメント被害の相談
先日、従業員からハラスメント被害にあったという相談がありました。上司から、「バカ野郎!」という暴言があったため、精神的な苦痛を感じているという内容です。相談者は匿名を希望しているため聞き取りはできませんでしたが、そのような暴言は会社として許容できるものではなく、始末書を提出してもらうことを検討しています。この対応について、どのように判断しますか。次のうちから正しいものを選んでください。
- 相談者のプライバシー保護の観点から、この対応で問題ない
- 事実確認なく行為者への懲戒処分を検討しており、対応として不十分
- 人格を否定する発言には懲戒処分もやむをえず、この対応で問題ない
問3 【育児休業】妊娠中の職場生活(時間外労働)
1か月単位の変形労働時間制を採用している会社で働く、妊娠5か月の女性従業員が、会社に対して時間外労働を免除してほしいと申請を行いました。その際の取り扱いはどうなるでしょうか。次のうちから正しいものを選んでください。
- 変形労働時間制を採用している場合は時間外労働の免除はしなくてよい
- 法定外の時間外労働、休日労働、深夜労働が免除される
- 変形労働時間制をとっているので、シフトで法定労働時間を超える時間を設定している日についてはその時間までは働かせることができるが、それを超える時間については免除される
今回のクイズはいかがでしたでしょうか?
皆様に知識を広げていただくために、これからも同様の実務クイズを出題してまいりますので、今後ともぜひチェックしてください。
※本記事の内容についての個別のお問い合わせは承っておりません。予めご了承ください。
クイズ提供元:社会保険労務士法人 未来経営(ESコモンズ メンバー)
長野県松本市に拠点を置き、それぞれ専門分野を持つ5名の社会保険労務士が在籍しています。私たちのビジョンである「元気な会社作りのお手伝い」を実現するため、母体である税理士法人未来経営ともに、人事労務分野に積極的に携わり、トータルな企業経営サポートを実現しています。
ESコモンズ主宰 有限会社人事・労務 URL:https://www.jinji-roumu.com/
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