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Point 『PCA 会計シリーズ』[リビジョン6.16]の変更点について

更新日:2025/07/04

以下は、『PCA hyper 会計シリーズ』『PCA 会計シリーズ(じまん・jiman含む)』の機能についての説明です。

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『PCA hyper 会計シリーズ』『PCA 会計シリーズ(じまん・jiman含む)』を2025年7月11日(金)にリリースいたします。

ダウンロード提供は2025年7月11日(金)午前10時より開始します。

< ご注意 >
[リビジョン6.16]のプログラムではデータバージョンが更新されますので、アップデート前に必ずデータのバックアップを実行してください。

今回リリースされる[リビジョン6.16]での主な変更点は以下の通りです。

主なプログラム更新内容

新リース会計基準・グローバル・ミニマム課税制度に対応

上記、法改正の詳細はこちらをご覧ください。

『PCA Hub 経費精算』との連携を強化し、経過措置の税区分に対応

・「デジタルデータ処理」-「PCA Hub 経費精算」-「経費精算へのマスター転送」において、「税区分」の転送時に経過措置用の税区分を含めて転送できるようになりました。

・「デジタルデータ処理」-「PCA Hub 経費精算」-「経費精算仕訳の受入」において、仕訳データ受入時に経過措置用の税区分に基づく税額を再計算できるようになりました。

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2023年10月に開始されたインボイス制度では、免税事業者からの仕入れについては、原則として仕入税額控除ができません。しかし、制度開始から6年間は「経過措置」として、仕入税額の一部を控除することが認められています。
この経過措置に対応するため、『PCA Hub 経費精算』との連携で経過措置の税区分を利用できるようになりました。
【例】QD : 課税仕入10%(共通・控除80%) 
   QE : 課税仕入8%(軽・共通・控除80%)など

PCAクラウド・PCAサブスクが「PCA ID」でのログインに対応

・「スタート」-「すべて」-「PCA会計」-「PCAクラウド(またはサブスク)システムツール」の「連携アカウントでログオンの有効化」にて、「PCA ID」の有効化が行えます。

・「セキュリティ」-「システムユーザーの登録」の「一括新規」で「PCAアカウントから選択する」を利用して、「PCA ID」からシステムユーザーを追加または新規作成することが可能です。

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PCAクラウドにおけるFinTechサービスの起動制限緩和

・「製品サービスライセンスの追加」が不要となり、「デジタルデータ処理」-「FinTechサービス」が表示されるようになりました。
※FinTechサービスは、別途お申し込みが必要です。詳しくはこちらをご確認ください。

「デジタルデータ処理」-「FinTechサービス」-「取引明細の受入」で「入金」や「出金」の明細を絞り込み、効率よくチェックすることができます。

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会計事務所や社労士事務所、アウトソーシング会社など複数企業の管理をされているお客様向け機能強化

・「システムツール」に「リカバリ時の表示メッセージの管理」を追加し、ユーザーID情報が一致した場合に動作選択メッセージを表示できるようになりました。
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「データコンバート」や「データ領域のリカバリ」における前年度領域に関するメッセージの表現緩和

「データコンバート」や「データ領域のリカバリ」で表示される警告メッセージを改善し、前年度領域が設定されている場合はクリアし、「会社基本情報の登録」で前年度領域の再設定が必要な領域がある旨をメッセージで表示します。

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オプション製品のサブスクリプション版への移行

対象オプション製品
『PCAサブスク 会計 hyper データ連携オプション』
『PCAクラウド 会計 hyper データ連携オプション』(on AWS含む)
『PCAサブスク 会計 dx データ連携オプション』
『PCAクラウド 会計 dx データ連携オプション』(on AWS含む)
詳細はこちらをご覧ください。

電子帳簿保存法の改正への対応

「前準備」-「会社基本情報の登録」の「電子帳簿保存」タブの内容を「優良な電子帳簿」「その他(一般の電子帳簿)」に変更しました。

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「デジタルデータ処理」の「クイック受入の初期設定」「クイック仕訳作成ルールの登録」「取引明細仕訳作成ルールの登録」にて、摘要の設定項目に「空白で区切る」のチェックボックスを追加しました。

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「振替伝票入力」「決算整理仕訳入力」にて、摘要入力欄を半角34文字(全角17文字)で折り返しにする機能を追加しました。

従来の摘要入力欄

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[印刷に合わせる]にチェックした場合は、振替伝票を出力したときと同じイメージで入力することができるため、改行するためのスペースなど入力しやすくなります。

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「随時」-「FR形式XBRL出力」(会計 hyper シリーズは「決算処理」-「FR形式XBRL出力」)にて、国税タクソノミ(Spec2.1 Ver1.0)の出力を廃止しました。

「随時」-「汎用データの受入」で「振込先マスター」(会計 hyper シリーズは「取引先マスター」)の顧客コードを空で受け入れる場合、0詰めではなく空のまま受け入れるように変更しました。

「セキュリティ」-「システムユーザーメール設定」「システムユーザー連携アカウント設定」で、メールアドレス登録時にRFC違反しているアドレスを登録できないよう変更しました。

RFC違反アドレスとは

標準仕様であるRFCで定められている仕様・要件に準拠しないアドレスです。
アットマーク(@)より前で、ドット ( . ) を先頭や末尾に使っていたり、記号が連続しているとRFC違反アドレスとみなされたり、正常にメールが送信できない場合があります。
(例1)先頭ドット:.abcd@sample.jp
(例2)@直前ドット:abcd.@sample.jp
(例3)ドット等の連続記号:ab..cd@sample.jp
キャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@i.softbank.jp等のキャリアメール)が多く該当する場合があります。

「決算処理」-「電子申告」の機能強化

・第六世代税理士用電子証明書に対応しました。

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・「電子申告」で自動ダイレクトを利用する際、チェック漏れを防ぐため「私(当社)は、申告した納税額について、自動ダイレクトを利用し、選択した口座からの引落しにより納付します」を赤字に変更しました。
 

 

説明は以上です。