更新日:2019/12/13
経理業務の上では、会計知識をどのように実務に当てはめるかお悩みになる場面も多いかと存じます。
実務に不安を抱える経理ご担当の方にお役立ていただけるよう、経理実務にまつわる問題をクイズ形式でご用意しました。
こちらの問題で自分の知識を確認してみましょう。
問1
正解:A.貯蔵品80,000円、仮払消費税等8,000円⇒翌期(4月1日)に貯蔵品80,000円を消耗品費に振替
解説:法人税法における少額の減価償却資産の取得価額の損金計上時期は、取得時ではなく事業供用時となりますので、翌期首の4月1日に損金算入することになります。一方、消費税の仕入税額控除の時期は、事業供用時ではなく取得時となりますので、3月31日に仕入税額控除をおこなうことになります。
問2
正解:C.消費税率引き上げによる軽減税率制度実施に伴い、レジのプログラム改修を行い、同時に在庫管理システムも新たに導入し全額を修繕費(損金算入)として処理した
解説:消費税率引き上げによる軽減税率制度実施に対して行われるプログラムの改修費用は修繕費とすることができますが、新たな機能を追加した部分は資本的支出に該当します。
参考 国税庁 「消費税の軽減税率制度の実施に伴うシステム修正費用の取扱いについて」https://www.nta.go.jp/law/joho-zeikaishaku/hojin/shouhizei.htm
問3
正解:B.1,000万円
解説:受取ったお祝い金は、雑収入勘定で受入れ計上、交際費等の額からは控除できません。
今回のクイズはいかがでしたでしょうか?
皆様に知識を広げていただくために、これからも同様の実務クイズを出題してまいりますので、今後ともぜひチェックしてください。
クイズ提供元:辻・本郷税理士法人
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