メルマガ登録はこちら

更新日:

メンタルタフネスとは?ストレス耐性のパフォーマンスへの影響について解説

dh_220305_img01_pc.jpg
dh_220305_img01_sp.jpg

メンタル不調や離職を防ぐ効果的な職場改善

ストレスチェックは従業員のストレスの状況を把握する貴重なデータです。そのデータをどのように活用して、職場改善につなげていくか事例も交え、ご紹介

「メンタルが強い」「メンタルが弱い」といった言葉をよく耳にすることがありますが、実際にどのような場面で自分自身のメンタルが影響されるのか、皆さんは考えたことがあるでしょうか。近年ビジネスにおいて「メンタルタフネス」というメンタルの強さに目を向けて、それを鍛えるという動きが大きくなりつつあります。この記事ではメンタルが強い人・弱い人の特徴を見たうえで、実際にメンタルを鍛えるにはどのような点に気をつければよいのかを解説していきます。

メンタルタフネスとは?

「メンタルタフネス」とは、直訳すると「精神的な頑丈さ」という意味です。近年、ビジネスにおいてこのメンタルタフネスを鍛えることに注目が集まっています。それはなぜでしょうか。第一に、自分自身のキャリアパスについて深く考える必要が出てきていることが挙げられます。これまでの日本では終身雇用制度・ジェネラリスト志向により、定年まで安定した雇用と広く浅い様々な知識の習得が見込まれており、自分がどのようにキャリアを積んでいくか深刻に考えなくとも仕事を続けていきやすい環境でした。ところが、昨今では海外人材の流入や少子高齢化による労働人口の減少などによって雇用の流動性が高まり、自分がどのようなスキルを身につけて、どのような分野で仕事を続けていくかということに向き合う必要が出てきたのです。このような状況は新しいチャンスを掴みやすい一方で、自分自身の経験がどういったもので、どのような失敗経験や弱み・強みがあるのかということを強く自覚する必要があり、精神的な負担も大きくなります。この負担に対応するメンタルの強さが求められているのです。

また、自分自身だけでなく、会社内・チーム内での働き方が大きく変化していることもメンタルタフネスの重要性を高めています。例えばグローバル化やダイバーシティはその変化の一つです。仕事をするうえで多種多様な背景や事情をかかえる人と関わる必要が出てきたことで、人間関係において気をつけるべき点が増え、心労や悩みも増えやすい傾向にあります。これらの悩みや課題に向き合うためにメンタルタフネスを育てることが大切なのです。

このように現在のビジネス情勢から強く求められているメンタルタフネスですが、裏を返せばメンタルを鍛えることで、個人だけではなく組織全体でより高い生産性を生むことができます。メンタルタフネスは先天的な生まれ持った才能の面だけではなく、後天的に成長させることのできるスキルの面を持ち合わせているのです。自身のメンタルの特徴を知り練習を重ねていくことで、自分の働き方やキャリアパスを良い方向へと導くことができ、チーム全体の課題を解決することにも繋がります。


メンタルが強い人・弱い人の特徴

メンタルタフネスを考えるうえで、まずは自分自身がどのような点にメンタルの強さを持っているのか、また反対に弱さを持っているのかを把握することが大切です。そのために、メンタルが強い人・弱い人にはそれぞれどのような特徴があるのかを見ていきましょう。

メンタルが強い人の特徴

メンタルが強い人は、物事を前向きに捉えるだけの余裕とエネルギーがあります。例えば仕事で失敗したり、イレギュラーが発生してしまったりしても、自分の積み重ねてきた経験から物事の見通しを立てて、どのように行動すればリスクが最も小さいのか思考するのです。これは自分自身のストレスに自覚的で、どうすれば未知の状況に対してやり過ごすことができるのかを理解しているからこそできるといえます。自分が、何が苦手でどのようなときにストレスを感じるのか、それが肉体的・精神的にどのように表現されるのか、そして、どのようにつきあっていくのかについて常に考え行動しているのです。このように自分のストレスについて強く自覚的であることで精神的な余裕が生まれ、多少の困難な状況やイレギュラーが重なっても何とかやり過ごすことができるようになります。

また、個人だけでなく組織の人間関係のあり方がメンタルに影響することもあります。例えばチームメンバー間に妬みがあり、派閥やメンバーの排除が起きている組織では、一人のメンタルの不調がチーム全体に影響してしまい、協働して業務にあたれないため、生産性が下がってしまうでしょう。仕事の連携を取りやすく、またメンタル面でも支え合えるような組織になっていることで、各メンバーもメンタルが強い状態で働きやすくなるのです。


メンタルが弱い人の特徴

反対にメンタルが弱い人は、日々の生活で自分に対しても他者に対しても我慢や強制が多く、余裕がないという特徴があります。仕事でミスをしてしまうとその失敗が自他のすべてにおける失敗であるかのように思えて、今後同じような状況が生じた際に失敗しないようにする糧を考えられなくなってしまうのです。また、このような思考は他者の失敗を許せなくなり、他者を自分の思い通りに動かそうという支配的な考え方から抜け出せなくなってしまいがちです。ひとつの状況にとらわれ機微を捉えることができず気持ちを切り替えられないことが、メンタルが弱い人の特徴といえます。

メンタルタフネスを高めるには?

それでは、メンタルタフネスを高めるにはどのような方法を取ればよいのでしょうか。これには大きく「思考」と「行動」の2種類の対処が挙げられます。詳しく見ていきましょう。

メンタルを鍛える「思考」

これは自分の得意な状況と苦手な状況を理解し、どうすれば苦手な状況に至らず得意な状況の中で事が運べるのか予防線を周囲に張っておくことでメンタルタフネスを高める方法です。具体的には、「自分は何が苦手で調整に苦労を感じるのか」「弱っている時どのような反応を示しがちか」など自分自身の特徴に自覚的であることで、多少の困難が生じてもやり過ごせる思考を作り上げていきます。精神的な不調はどうしても言語化しにくく、また苦手や負担感を感じている時にそれと向き合うのはとても大変なことです。しかし、このような練習を繰り返していくことで自分の社会生活における表現が洗練され、社会生活で上手く付き合うことができるようになり、不調が生じてもなんとなくやり過ごすことができるようになります。

メンタルを鍛える「行動」

これは、メンタルが不調のときにそれを回復する行動をしっかり取ることを指します。ストレスを感じていたら必ずしもそれを克服しようと無理をするのではなく、自分がリラックスして落ち着いた環境に逃れ、考える余裕と労力を養うための行動を取ることも大切なのです。例えば自分の大好きなものを食べて自分にご褒美を与えたり、信頼できる人に悩みを相談して苦しみを表現してみたりすることで心に余裕が生まれます。その結果、どうにもならない状況になったとしても、とりあえずやり過ごすだけの行動ができるようになります。このような自分にとって安心できる・不快にならないことを身近なところに用意しておくことも、メンタルタフネスを高めることに繋がるのです。

自分自身と向き合い、強いメンタルタフネスを手に入れよう

メンタルタフネスを高めることは「自分」とは一体何なのかと考えることであり、簡単にできることではなく、負担も大きく時間のかかるものです。しかし、きちんと自分を知り自他ともにいたわる行動を取ることができれば、不調が生じてもやり過ごして時間の中で立ち上がることができるようなり、結果その後の仕事や生活を大切にすることができます。社会の変化が激しい現代だからこそ、自分の人生の時間を大切にしていくことが重要なのです。

メンタル不調や離職を防ぐ効果的な職場改善

ストレスチェックは従業員のストレスの状況を把握する貴重なデータです。そのデータをどのように活用して、職場改善につなげていくか事例も交え、ご紹介

バックオフィス業務におすすめのPCAクラウドの詳細はこちら

※本記事の内容についての個別のお問い合わせは承っておりません。予めご了承ください。