伝票の保護と入力制限

1. 会社基本情報の登録

「前準備」-会社基本情報の登録の「伝票入力制限1」と「伝票入力制限2」で設定します。

項目

項目の説明

伝票登録・更新時の制限

請求/精算が済んだ伝票は登録・更新できない

請求/精算が済んだ伝票を更新・削除しようとしたときや、その期間の伝票を登録しようとしたときに制限がかかります。

チェックマークあり:その伝票の登録・更新・削除はできません。

チェックマークなし:確認画面を表示しますが登録・更新・削除はできます。

詳細は「請求/精算済み伝票の保護」をご覧ください。

在庫締切が済んだ伝票は登録・更新できない

「在庫締切日」より前の伝票を更新・削除しようとしたときや、その日より前の伝票を登録しようとしたときに制限がかかります。

チェックマークあり:その伝票の登録・更新・削除はできません。

チェックマークなし:確認画面を表示しますが登録・更新・削除はできます。

詳細は「在庫締切済み伝票の保護」をご覧ください。

伝票承認時の制限

自分が登録した伝票は承認できない

伝票を承認する権限があっても、自分が登録した伝票は承認できないようにする設定です。チェックマークを付けると承認できなくなります。

承認権限は「セキュリティ」処理の領域ユーザーの登録処理で、ユーザーごとに設定します。

伝票の更新猶予

更新猶予日数

伝票を登録できるが、訂正・削除はできないと設定されたユーザーのためにある設定項目です。

この状況ですと、入力ミスに気づいてもすぐに訂正できなくなるため、更新猶予日数を設定して回避します。

1は当日まで、2は翌日まで訂正可能という意味になります。7日まで設定可能です。

登録・訂正・削除の権限は、「セキュリティ」処理の処理レベルの設定処理で設定し、領域ユーザーの登録処理でユーザーに割り当てます。

「伝票入力制限2」のチェック項目は伝票単位に設定します。また、チェックの有無・度合を選択肢から選びます。

0:チェックしない

確認をしません。

1:チェックする

確認画面を表示しますが登録・更新はできます。

2:登録・更新できない

伝票の登録・更新はできません。

原価割れチェック

原価を割った明細の登録・更新を制限することができます。

詳細は「原価割れチェック」をご覧ください。

最低利益率割れチェック

利益率の下限を設けることで下限を割った伝票の登録・更新を制限することができます。この機能を利用するときは「最低利益率」の数字を入力します。

例)20%を下限にしたいときは「20.0」と入力します。

「最低利益率」を入力しないとチェックは行われません。

詳細は「最低利益率割れチェック」をご覧ください。

与信限度チェック

得意先マスターで「与信限度額」を登録しておくと、伝票登録時に与信限度を超えていないかチェックをします。「与信限度額」の登録が無いとチェックは行われません。

与信限度額のチェックとは別に、与信限度額の何パーセントを超えたら警告画面を出す機能があります。その機能を利用する場合「警告ライン」に数字を入れておきます。

詳細は「与信限度チェック」をご覧ください。

在庫割れチェック

商品の在庫数を確認し、在庫が不足していれば伝票の登録・更新を制限できます。

「警告ライン」を指定することで、「注文点」を割ったときに警告画面を表示することができます。

例)注文点の値でチェックするときは「100.0」を入力します。

詳細は「在庫割れチェック」をご覧ください。