伝票の保護と入力制限

8. 在庫割れチェック

伝票入力時に、商品の在庫数を確認して伝票登録を制限する機能です。

「会社基本情報の登録」の「在庫割れチェック」でチェック方法を指定します。

また、「警告ライン」に数字を入れることで、注文点の何パーセントを下回ったときに警告画面を表示することもできます。

0:チェックしない

在庫割れチェックをしません。警告ラインチェックもしません。

1:チェックする

確認画面を表示しますが登録・更新はできます。

2:登録・更新できない

その伝票の登録・更新はできません。

  • 「有効在庫数<入力数量」となったものを“在庫割れ”とします。

    有効在庫数 =(現在庫数-引当在庫数)+(発注残数-引当発注数)-受注残数

    • 『売上じまん/仕入じまん』のお客様

      『売上じまん/仕入じまん』では、「有効在庫数=現在庫数」となります。

  • 注文点警告チェックは以下の式で判定しています。

    (注文点×警告ライン%)≧(有効在庫数-入力数量)

  • 注文点警告チェックは在庫マスターの「注文点」を登録していなければ行われません。

 

在庫割れチェックは以下の伝票入力で行われます。

見積伝票入力、受注伝票入力、売上伝票入力、出荷伝票入力、振替伝票入力、仮出荷伝票入力

以下の処理ではチェックを行っていません。運用面で考慮してください。

売上伝票の自動作成(受注)、売上伝票の自動作成(契約)、汎用データの受入、予約確認と本伝票作成

在庫割れチェックの入力画面でのメッセージ

明細を入力中に“在庫割れ”があると、入力画面上に“警告!! 在庫数が不足しています。”とメッセージを表示します。

(売上伝票の画面例)

在庫割れチェックの登録時メッセージ

[登録]ボタンがクリックされて、伝票を登録する直前にチェックを行います。

「会社基本情報の登録」で[1:チェックする]と設定されているときは、“登録しようとする伝票に、在庫数が不足している商品が存在します。登録してもよろしいですか?”というメッセージと対象商品を表示し続行の判断を促します。[続行]を選択すれば伝票を登録することができます。

 

[2:登録・更新できない]と設定されているときは、“登録しようとする伝票に、在庫数が不足している商品が存在します。基本情報の設定で制限されていて登録できません。”というメッセージと対象商品が表示され登録できません。

[閉じる]をクリックすると入力画面に戻ります。

注文点警告チェックの登録時メッセージ

[登録]ボタンがクリックされて、伝票を登録する直前にチェックを行います。

注文点警告ラインを下回ったときは、“登録しようとする伝票に、注文点警告ラインを下回った商品が存在します。ご注意ください。”というメッセージと対象商品が表示されます。[続行]ボタンで登録ができます。登録を中止できるように[キャンセル]ボタンも用意しています。