伝票の保護と入力制限

2. 請求/精算済み伝票の保護

『商魂』の「請求書」、『商管』の「支払明細書」の発行が済んだ伝票を保護します。

「会社基本情報の登録」で「請求/精算が済んだ伝票は登録・更新できない」にチェックマークを付けると登録・更新を防ぐことができます。

○請求済み伝票

「売上伝票入力」「入金伝票入力」でチェックが行われます。

○精算済み伝票

「仕入伝票入力」「完成伝票入力」「支払伝票入力」でチェックが行われます。

 

【注意】

請求済みの伝票を更新した場合、請求書の再発行をお勧めします。

再発行しなくても、次回の請求で請求残高は正しく計算されますが、請求実績が更新されず請求一覧表などの資料に古いままの値が表示されます。

 

  • 本章では「請求書」発行済みのチェックを例に挙げ説明しています。「支払明細書」発行済みの伝票も同様のチェックとなります。

入力画面でのメッセージ

伝票を更新・削除しようとして検索機能で画面に呼び出したとき、請求済みの伝票なら入力画面上に“警告!!<請求済>です。”とメッセージを表示します。

(売上伝票の画面例)

新規に登録する伝票でも、請求が済んだ期間の日付なら得意先コードと請求先コードの入力後に“この伝票は<請求済>になります。日付を確認。”とメッセージを表示します。

登録時のメッセージ

[登録]ボタンがクリックされて、伝票を登録する直前にもチェックを行います。

「会社基本情報の登録」で“更新できる”と設定されているときは、“登録しようとする伝票は、<請求済>となります。登録してよろしいですか?”とメッセージを表示し続行の判断を促します。[はい]を選択すれば伝票を登録することができます。

 

“更新できない”と設定されているときは、“この伝票は<請求済>です。基本情報の設定で制限されていて登録および更新はできません。”とメッセージが表示され登録できません。

[OK]をクリックすると入力画面に戻ります。[入力前]ボタンをクリックして入力をキャンセルするしかありません。

伝票一括作成処理での保護

以下の処理では「請求/精算済み」のチェックを行っていません。複数の得意先が作成対象となるため、請求期間がそれぞれで異なるためです。運用面で考慮してください。

売上伝票の自動作成(受注)、売上伝票の自動作成(契約)

仕入伝票の自動作成、同時入荷伝票の作成、同時完成伝票の作成

汎用データの受入、予約確認と本伝票作成