伝票の保護と入力制限

5. 原価割れチェック

『商魂』の伝票入力時に“原価を割った明細”をチェックします。

「会社基本情報の登録」の「原価割れチェック」でチェック方法を指定します。

0:チェックしない

原価割れチェックをしません。

1:チェックする

確認画面を表示しますが登録・更新はできます。

2:登録・更新できない

その伝票の登録・更新はできません。

  • チェックは明細単位に行い、「金額<原価」となる明細を探します

    一般商品の売上・返品の明細、雑売上の明細を対象にします。一般商品の単価訂正明細、諸雑費の明細、値引の明細は対象外とします。

 

原価割れチェックは以下の伝票入力で行われます。

見積伝票入力、受注伝票入力、売上伝票入力

以下の処理ではチェックを行っていません。運用面で考慮してください。

売上伝票の自動作成(受注)、売上伝票の自動作成(契約)、汎用データの受入、予約確認と本伝票作成

入力画面でのメッセージ

明細を入力中に“原価割れ”があると、入力画面上に“警告!! 原価割れです。”とメッセージを表示します。

(売上伝票の画面例)

登録時のメッセージ

[登録]ボタンがクリックされて、伝票を登録する直前にもチェックを行います。

「会社基本情報の登録」で[1:チェックする]と設定されているときは、“登録しようとする伝票に、<原価割れ>となる明細が存在します。登録してもよろしいですか?”というメッセージと対象明細行を表示し続行の判断を促します。[続行]を選択すれば伝票を登録することができます。

 

[2:登録・更新できない]と設定されているときは、“登録しようとする伝票に、<原価割れ>となる明細が存在します。基本情報の設定で制限されていて登録できません。”というメッセージと対象明細行が表示され登録できません。[閉じる]をクリックすると入力画面に戻ります。