以下は、『PCA hyper 会計シリーズ』『PCA 会計シリーズ バージョンDX(じまん・jimanを含む)』『PCA 医療法人会計シリーズ』『PCA 公益法人会計シリーズ』『PCA 社会福祉法人会計シリーズ』『PCA 建設業会計シリーズ』『PCA 個別原価会計シリーズ』についての説明です。
※『PCA Hub eDOC』は電子帳簿保存法の保存要件に対応した証憑電子保管サービスです。
URL:https://pca.jp/hub/edoc.html
新機能クイック処理について
PCA会計シリーズは、新たに「デジタルデータ処理」-「クイック処理」機能を搭載いたしました。クイック処理とは、様々な取引データを素早く(クイック)仕訳として取り込む機能です。
ポイントは、最小限の汎用データ(発生日、取引先、金額)があれば、取引データにして仕訳入力ができるようになります。
なお、一度取り込んだ取引データは繰り返し利用でき、仕訳内容も保存されるので、何度でも仕訳作成が可能です。
また、『PCA Hub eDOC』の証憑から取り込む機能も搭載しました。証憑に設定されたプロパティより取引日、取引先、取引金額などを取引データにして仕訳作成も可能です。
今回は、『PCA Hub eDOC』の証憑から取り込む操作方法についてご案内いたします。
※『PCA Hub eDOC』、『PCA Hub eDOC』 AI-OCRオプションは別途ご契約が必要です。
※事前に、PCA 会計シリーズの「随時」-「eDOC連動設定」で設定を行う必要があります。
「eDOC連動設定」の詳しい手順は以下のFAQにてご案内しております。
PCAソフトとHub eDOCの連動設定について
ご利用の流れ
Step1.クイック受入の初期設定
「デジタルデータ処理」-「クイック処理」-「クイック受入の初期設定」で行う[表示設定][摘要設定][重複設定][PCA Hub eDOC設定]の初期設定についてご説明します。
あらかじめ標準的な内容は設定されていますので、必要に応じて変更してください。
なお、設定した内容は「Step3.クイック仕訳転送」でご案内する「クイック仕訳転送」に反映します。
「Step3.クイック仕訳転送」の「クイック仕訳転送」画面
表示設定
「クイック仕訳転送」に表示する取引データの項目を設定します。初期値で設定されている項目で使用しないものがあれば、除外することも可能です。
なお、表示する項目の並び順変更や[任意文字列1~5][任意数値1~5]の名称変更も可能です。
摘要設定
「クイック仕訳転送」で転送する仕訳の摘要を取引データの内容から組み立てることができます。
画面例は[摘要]と[取引先]と[品目]の間に[/](文字追加)を設定しました。
画面下にサンプルも表示されます。
重複設定
「クイック仕訳転送」で同じ取引データの重複受入をチェックする為、確認する項目を追加したり除外したりすることができます。
『PCA Hub eDOC』設定
取引データを受け入れる為、『PCA Hub eDOC』のユーザー定義プロパティと取引データの項目の関連付けを行います。
国税関係書類の取引日、取引先、取引金額のほか、自由入力で設定されたプロパティ(画面例の緑枠)を紐づけることも可能です。
なお、初期設定の国税関係書類の取引日、取引先、取引金額のみで画面例の証憑を取り込むと、緑枠の追加情報は取引データとして反映されませんので、プロパティの紐づけは事前に設定するようにしてください。
例)『PCA Hub eDOC』にアップロードした証憑とプロパティデータ
Step2.クイック取引受入
「デジタルデータ処理」-「クイック処理」-「クイック取引受入」で、『PCA Hub eDOC』にアップロードされた証憑を取り込みます。
① 「クイック処理」-「クイック取引受入」を起動し[次へ]ボタンをクリックします。
② 受入対象にて[1:PCA Hub eDOC]を選択し、[次へ]ボタンをクリックします。
③ [追加]ボタンより『PCA Hub eDOC』のダウンロード元フォルダを設定します。
画面例では、[本社証憑]フォルダを選択しました。
なお、ダウンロード元フォルダは複数設定することも可能です。
④ 受入データの確認で受け入れた内容や証憑を確認し、[受入]にチェックマークを付け、[受入実行]ボタンをクリックします。
⑤ 受入結果が表示されます。
引き続き、「クイック仕訳転送」画面に進む場合は、[転送実行]ボタンをクリックします。⇒「Step3.クイック仕訳転送」①へお進みください。
クイック仕訳転送は行わず、いったん終了する場合は[終了]ボタンをクリックします。なお、受入に成功したデータは保持されておりますので、後日、「Step3.クイック仕訳転送」からスタートすることができます。
Step3.クイック仕訳転送
① 「デジタルデータ処理」-「クイック処理」-「クイック仕訳転送」を起動します。
以前に受け入れたデータを表示する為、「クイック仕訳転送」からスタートする時は、②の[集計条件]が最初に表示されます。
② ツールバーの[集計条件]ボタンでは、発生日、受入日、転送状態などを指定することで受け入れたデータの絞り込みなども可能です。
③ 画面下段にて借方・貸方科目/補助/税区分/部門など必要事項を入力し、[転送]にチェックをつけて、[実行]ボタンをクリックします。
④ 複数の仕訳がある場合、[伝票集約単位]の[発生日付][証憑番号]でまとめることも可能です。
[伝票日付]は[発生日を伝票日付とする][伝票日付を指定してする]のどちらかを設定し[実行]ボタンをクリックします。最後に完了のメッセージが表示されます。
⑤ [転送した伝票を確認する]にチェックを付けると、完了のメッセージの後、「仕訳伝票発行・チェックリスト」が表示されます。仕訳の内容や、『PCA Hub eDOC』のリンクなどをご確認ください。
操作は以上です。