更新日:2026/01/21
以下は、『PCA hyper 会計シリーズ』の機能についての説明です。
『PCA hyper 会計シリーズ』では「グループ企業管理」機能として親会社で設定した勘定科目や補助科目などのマスター情報をもとに、子会社領域の新規作成や親会社のマスターを子会社の領域へ転送する機能があります。
親会社と子会社で同じマスターを使って運用する場合や、会社をまたいだ事業や地域別などのセグメントを管理する場合、既存のマスター情報を基に新しい領域を作成したい場合などで使用できます。
今回は「グループ企業管理」の「企業グループの登録」「子会社領域の作成」「子会社へのマスター転送」について、親会社と同一のマスターにて子会社領域を作成する方法を例にご案内します。
(各領域の残高をひとつの領域に合算する方法については「Point 合算処理について」をご参照ください)
※「グループ企業管理」および「合算処理」は連結決算に対応する機能ではありません。
グループ企業管理では、複数の会社を一つのグループとしてまとめる「企業グループの登録※」を行います。
※本処理は「システム管理者」の権限があるユーザーのみ表示されます。
(システム管理者の確認方法は「Q.システム管理者の確認方法を教えてください。」をご参照ください)
①「グループ企業管理」-「企業グループの登録」を起動します。
②「企業グループの登録」ではまとめる会社を追加し、親会社となる領域を指定します。
ひとつの企業グループ内に親会社は1社のみ登録ができます。
[新規]をクリックし、企業グループ名を入力後[追加]へ進みます。
③[所属会社の追加]画面ではグループとする会社領域を選択します。
※今回は転送元となる親会社のマスターを元に子会社の領域を新規作成するケースのため、この時点では子会社となる領域は表示されていません。
④ 企業グループに会社領域を追加することができました。
親会社となる会社を選択し、[親会社の設定/解除]をクリックして親会社となる領域を指定します。
親会社の設定をすることで、親会社となる領域に対して[親会社]欄に〇が表示されます。
【参考】
既に存在する会社領域を企業グループとして追加することもできます。
追加した領域は子会社の領域として企業グループに追加されます。
「グループ企業管理」-「子会社領域の作成」では、「企業グループの登録」にて親会社に設定した会社のマスターを元に、子会社領域を新規で作成することができます。
(本処理は親会社として設定した領域で行うことができます)
【参考】
親会社以外の領域で起動した場合、メッセージが表示されます。
① 親会社として設定した領域で、「企業グループの登録」-「子会社領域の作成」をクリックします。
新しく作成する子会社領域について、会社コード、会社名、フリガナ、会計期間及び決算期数などを入力します。
② 新規に作成する子会社領域に対し、転送する親会社のマスターを追加します。
[転送しないマスター]の中にある項目を選び[追加]ボタンをクリックすることで、[転送するマスター]に移ります。(項目はShiftキーやCtrlキーで複数選択することもできます)
なお、親会社にて補助科目が存在しない場合や部門管理をしていない場合、セグメント管理をしていない場合は転送するマスターは表示されません。
【参考】
転送するマスターから外す場合は、対象の項目を選択して[除外]ボタンをクリックすることで転送しないマスターに移ります。
■部門管理
転送するマスターに[部門]が含まれている場合
親会社と同じ設定になるため部門管理の項目は指定ができません。
転送するマスターに「部門」が含まれていない場合
[管理しない]、貸借科目、損益科目をすべて部門管理する[全科目]、損益科目のみ部門管理する[損益計算書科目]より、ご選択ください。
■勘定科目
転送するマスターに[勘定科目]が含まれている場合
親会社と同じ設定になるため勘定科目の項目は指定ができません。
転送するマスターに「勘定科目」が含まれていない場合
[コード桁数]:初期値の勘定科目について桁数を指定できます。
3桁の場合→[111現金]
4桁の場合→[1110 現金](初期値の勘定科目に対し、後ろにゼロが付与されます)
[最大コード桁数]:コードの桁数を最大何桁まで使用するかの設定です。
0詰め:勘定科目のコードに前ゼロの有無を設定できます。
例1)コード桁数[3桁]、最大コード桁数[5桁]、0詰め[有]の場合
00111 現金
例2)コード桁数[4桁]、最大コード桁数[6桁]、0詰め[無]の場合
1110 現金
※新規に勘定科目を追加する場合は、最大6桁まで勘定科目コードを入力できます。
③ 作成する子会社領域に転送するマスターを設定し、[実行]をクリックすることで確認画面が表示されます。
確認画面で[はい]をクリックすることで、転送対象のマスターが入った状態で子会社として新規領域が作成されます。
「子会社領域の作成」より新規に作成した子会社領域は「企業グループの登録」にも追加されます。
また、新規作成した子会社領域には「ファイル」-「データ領域の選択」から移ることができます。
子会社領域の新規作成後、転送対象としたマスターが反映されていることをご確認ください。
「子会社へのマスター転送」では親会社として設定した領域から、同じ企業グループとして所属している子会社領域に対して、マスターを転送することができます。
(本処理は親会社として設定した領域で行うことができます)
親会社の領域で補助科目やセグメントなどのマスターを追加した場合や変更した場合などに「子会社へのマスター転送」を使用することにより、転送先の子会社の領域でも同一のマスターにて運用することができます。
■転送するマスター
転送ができるマスターは勘定科目、補助科目、取引先、部門、セグメント1~3となります。
なお、親会社にて補助科目が存在しない場合や部門管理をしていない場合、セグメント管理をしていない場合は転送するマスターには表示されません。
■転送するデータの表示条件
指定した日付以降にマスターを作成した場合など、対象の日付を指定することで転送するマスターを絞りこんで転送対象とすることができます。
なお、日付の絞り込みをしなくても科目を指定して転送することもできます。
■転送するデータ
転送を行うマスターを選択できます。
ShiftキーやCtrlキーにて転送するマスターを複数選択することもできます。
■同一コードのデータ転送設定
転送を行うマスターに対し、転送先に同一コードが存在していた場合の設定方法を指定します。
転送元のデータで上書き:転送を行うマスターを優先として、転送先に存在する同一コードを上書きします。
転送先のデータを維持:転送先に存在する同一コードを優先とするため、変更はされません。
最後に[実行]をすることで、親会社のマスターを指定した条件にて子会社へ転送することができます。
転送が完了すると、転送結果ログとしてログ情報を表示することができます。
【参考】
親会社と子会社でマスターの設定が異なる場合は転送することができません。
マスターの設定が異なる場合には転送時に対象から除外されます。
親会社(転送元)と転送先(子会社)で設定が異なり、転送先の領域から除外された場合も転送結果ログに表示がされます。
転送結果ログ 画面例(補助科目を転送した場合)
【転送可能な条件】
■勘定科目
転送元(親会社)と転送先(子会社)の勘定科目コード桁数が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)の勘定科目コード0詰め設定が同じ
■補助科目
転送元(親会社)と転送先(子会社)の勘定科目コード桁数が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)の勘定科目コード0詰め設定が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)の補助科目コード桁数が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)の補助科目コード0詰め設定が同じ
■取引先
転送元(親会社)と転送先(子会社)の取引先コード桁数が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)の取引先コード0詰め設定が同じ
■部門
転送先の会社基本情報の部門管理が「全科目」もしくは「損益計算書科目」に設定
転送元(親会社)と転送先(子会社)の部門コード桁数が同じ
■セグメント1※
転送先(子会社)の会社基本情報でセグメント1管理が「管理する」
転送元(親会社)と転送先(子会社)のセグメントコード桁数が同じ
転送元(親会社)と転送先(子会社)のセグメントコード0詰め設定が同じ
※セグメント2、セグメント3を転送する場合も同様の条件となります。
説明は以上となります。