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BtoBのECの市場・動向について

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「BtoBのECサイトの構築を考えているけど、今のタイミングってどうなの?」
「BtoBのECって伸びているって本当?将来性は本当にあるの?」
「トレンドみたいなものってあるの?」

BtoBのECサイトを検討されている方なら、こんな疑問を持たれている方も少なからずいるのではないでしょうか?

そんな疑問にお答えするために、BtoBのECに関する情報や現在のトレンドまでを公的なデータをはじめ、ネットショップ構築サービスを展開する『MakeShop』からご紹介します。

これを読めば、今の業界事情がどのようになっているかがわかると共に、これからどこに力をいれていけばよいのかの方向性が見えるようになるでしょう。

BtoBのECが会社を変える!

卸メーカーや問屋さんでは営業担当者がメールや電話、FAXなどで受注業務を行っているケースが未だに多いです。
しかし、そのような営業担当者、事務の方が労力をかけるようなBtoBの取引は徐々にWEBを活用した効率の良い受注処理へと進化してきています。
実は、BtoB企業の成長においてもいかにして受注処理のWEB化、ようはEC化ができるかがポイントになってきます。今回はBtoBのECに関する基本的な知識や実際の事例など、
BtoB ECに取り組む上での役立つ情報を参考までにまとめました。

さまざまな情報サイトでも確認できますが、日本のBtoC ECの市場規模は、
経済産業省の2018年の最新の発表では、17.9兆円でEC化率は6.22%で、巨大な成長産業です。ネットで買い物をすることは当たり前の時代になりました。
一方で、2018年のBtoB EC市場規模は、344兆2300億円(前年比8.1%増)となっており
BtoC ECに比べると桁違いの高い数値になります。
卸売業および小売業を中心とする流通業界が特に伸びておりBtoB-EC市場規模の拡大要因になったと考えられています。

電子商取引に関する市場調査
出展:経済産業省「平成30年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)」より

市場規模の高い数値の要因としては特定の企業間でのみ利用する専用システムであるEDI 【 Electronic Data Interchange 】を使った大口取引が含まれている理由もあります。

※EDIとは、商取引に関する情報を標準的な形式に統一して、企業間で電子的に交換する仕組み。受発注や見積もり、決済、出入荷などに関わるデータを、あらかじめ定められた形式にしたがって電子化し、インターネットや専用の通信回線網など通じて送受信する。

ただし、このEDIを入れてたとしても3割程度であることを考えると、BtoBもECに置き換えられる余裕がまだまだあり、この領域を戦略として狙い、BtoB取引専用のECサイトを構築する動きは色々な企業で実は増えてきているのです。

以前はBtoBのECサイトとなると、大規模なシステム開発や高額な費用が必要でしたが、最近ではBtoB ECサイトを構築するシステムもクラウド型のサービスが登場し、トライアルでも導入しやすく、より参入しやすい環境になってきています。

BtoB特有の商習慣も解決

BtoB取引では下記のようなケースも多く見られます

  • FAXや電話で注文を受け付けた後に販売管理システムへの入力間違いが発生
  • FAXの文字が分からず、電話やメールで何度もやり取りが発生
  • 上記理由などから小口の注文対応だけのために営業担当の時間がかなり取られる

このような課題もBtoBのECを活用することにより、従来の電話・FAXに加え、新たな取引窓口としてBtoB ECを活用し新たな取引先の獲得、お客様の利便性向上、電話/FAX受注時の手間削減など、販路拡大・業務効率化が可能です。

BtoB特有の商習慣に対応するBtoB EC

1)取引先毎の価格
BtoBでは、同じ商品であっても取引先の実績や条件によって、販売価格が異なります。
取引先でない方には通常価格、通常の取引先には通常価格の7掛の販売価格、常連のお得意様へは通常価格の6掛の卸価格で販売するといったようなケースもあるでしょう。また、掛率ではなく取引先別で商品毎に価格を設定されるケースもあったりします。
このような通常価格、卸売価格など商品の価格を2重、3重に分け、
取引き先ごとに商品価格の表示を自動でシステム上で切り替えることができます。

2)販路の管理
商品の卸価格の設定以外でもBtoBはBtoCと異なり、商品によってはA社にしか販売しない、B社には見せたくない、というような場合もあります。

このような商品の表示の制御もシステム上で自動で切り替えることも可能です。

3)支払い方法の制御
現金の回収リスクを抑えるために新規取引先は前払いのみ、締め支払いは優良取引先のみなどの運用もされているケースもあるでしょう。

取引先Aは前払のみ、取引先Bは掛け払いのみと、取引先毎にお支払いで利用できる決済方法を簡単にシステムで設定することもできます。

4)販売管理システムとの注文データの連携
BtoB取引の場合、受注を受け付けた後に、請求書を発行し取引先に送付を行います。
BtoB ECの場合、この請求業務を販売管理システムと連携することで入力ミスも無く、作業の効率化・管理も可能です。


まとめ

いかがでしたでしょうか?

ECの業界全体は、BtoCのみならず、まだまだ伸びている業界だとご理解いただけたかと思います。
また、今後についてもさらに伸びていくのは経済産業省その他のデータから見ても、
間違いないといっても過言ではないでしょう。
ただし、時代に乗り遅れて時間が経てば経つほど、競合が増え、ビジネスチャンスが減っていく可能性があります。
もし、今まだ御社がBtoBのECサイトをはじめていないようなら、一刻も早くはじめることをおすすめします。

※「本サイトに掲載されている商品またはサービスなどの名称は、各社の商標または登録商標です。」

筆者プロフィール
GMOメイクショップ株式会社
笹崎 淳史
年間総流通額7年連続業界No.1を達成した高機能ネットショップ構築・運営ASP『MakeShop』を展開している会社で、ECサイトのトレンドに精通している。

ネットショップ構築サービス「MakeShop for PCA」の詳細はこちら

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※本記事の内容についての個別のお問い合わせは承っておりません。予めご了承ください。