更新日:2026/10/19
業務システム同士のデータ連携を検討する際、よく比較されるのが「CSV連携」と「API連携」です。
どちらも広く利用されていますが、特徴や適した用途は大きく異なります。
本記事では、それぞれの違いと選び方を分かりやすく解説します。
CSV連携は「ファイルで受け渡し」、API連携は「システム同士が直接通信する仕組み」です。それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
CSV連携とは、データをCSVファイルとして出力・取り込みすることでシステム間のデータ連携を行う方法です。
PCA製品では「汎用データ」として、本体処理に出力と受入が組み込まれています。
API連携とは、システム同士が直接通信し、リアルタイムでデータをやり取りする方法です。
PCAのAPIは、オンプレミス版とクラウド版の両方が連携対象の「PCA Client-API」、クラウド版が対象の「PCAクラウド Web-API」の2種類があります。
| 項目 | CSV連携 | API連携 |
|---|---|---|
| 導入難易度 | 低い(ファイル入出力で対応可能) | 高い(開発・設計が必要) |
| 初期コスト | 低い | 中~高 |
| リアルタイム性 | なし(バッチ処理) | あり(リアルタイム連携) |
| 処理速度 | 大量データに強い(まとめて処理) | 設計次第(バッチ化しないと遅くなる場合あり) |
| 自動化 | △(手動作業が残りやすい) | ◎(完全自動化が可能) |
| 可視性 | ◎(Excelなどで確認しやすい) | △(ログやツールが必要) |
| 運用負荷 | △(ファイル管理が必要) | ○(監視設計が必要) |
| セキュリティ | △(ファイル管理に依存) | ○(認証・通信制御が可能) |
| 向いている用途 | マスター連携、大量データ移行 | リアルタイム処理、基幹連携 |
| 拡張性 | 低い | 高い |
実際の現場では、どちらか一方ではなく「使い分け」が最適です。
例:
取引先や商品などのマスターの登録や修正処理 → CSV
仕入伝票や売上伝票、在庫など毎日大量にデータ登録を行う処理 → API
CSV連携とAPI連携は、それぞれに明確な強みがあります。
重要なのは「どちらが優れているか」ではなく、「業務に合っているか」です。