【解説】PCAクラウドWeb-APIのためのWeb技術の基礎JSON編

更新日:2026/08/21

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はじめに

Web APIやシステム開発の情報を調べていると、「JSON(ジェイソン)」という言葉を目にすることが多くあります。
JSONは、現在のWeb APIで最も広く利用されているデータ形式の一つです。人が読みやすく、コンピューターでも扱いやすいため、多くのWebサービスや業務システムで採用されています。
この記事では、PCAクラウドWeb-APIを利用するにあたりJSONを初めて学ぶ人向けに、基本構造や書き方、XMLとの違いについてわかりやすく解説します。

JSONとは

JSON(JavaScript Object Notation)は、データを表現・交換するための軽量なデータ形式です。 もともとはJavaScriptで利用するために作られましたが、現在ではJavaやC#、Pythonなどさまざまなプログラミング言語で利用されています。
例えば、商品情報をJSONで表すと次のようになります。

{
    "product": {
        "name": "ボールペン",
        "price": "150",
        "quantity": "10"
    }
}

この例では、

  • <product>:商品情報全体
  • <name>:商品名
  • <price>:価格
  • <quantity>:数量

を表しています。
JSONでは、「キー」と「値」の組み合わせでデータを表現します。

CIG_XML編JSON編共通_01

JSONの基本構造

JSONは主に以下の要素で構成されています。

オブジェクト

オブジェクトは、複数のデータをまとめる入れ物です。 { }(波かっこ)で囲みます。

{
    "product": {
        "name": "ボールペン",
        "price": "150",
    }
}

キーと値

JSONでは、データを

"キー": 値

という形で記述します。

例えば、

{ "name": "ボールペン"}

では、キー=「name」、値=「ボールペン」となります。
キーは必ずダブルクォーテーション(")で囲みます。

配列

複数のデータをまとめる場合は、配列を使用します。配列は [ ](角かっこ)で囲みます。

{
    "colors": {
        "color": [
            "赤",
            "青",
            "黒",
        ]
    }
}

この例では、3つの色が配列として保持されています。

CIG_JSON編_03

オブジェクトの入れ子

JSONでは、オブジェクトの中に別のオブジェクトを入れることができます。

{
    "product": {
        "name": "ボールペン",
        "price": "150",
        "manufacturer": {
            "name": "ABC文具株式会社",
            "address": {
                "postalCode": "100-0001",
                "prefecture": "東京都",
                "city": "千代田区"
            }
        }
    }
}

このJSONの階層は次のようになります。

CIG_XML編JSON編共通_02

階層数で見ると、3階層以上の入れ子構造になっています。

  • 第1階層:product
  • 第2階層:manufacturer
  • 第3階層:address
  • 第4階層:postalCode、 prefecture、 city

JSON で扱えるデータ型

データ型 例
文字列 "ボールペン"
数値 150
真偽値 true、false
配列 ["赤","青"]
null null

文字列はダブルクォーテーションで囲みます。数値やtrue、false、nullは囲みません。

JSONを書くときの基本ルール

JSONには、正しく読み取るためのいくつかのルールがあります。

①キーはダブルクォーテーションで囲む

正しい例:

{ "name": "ボールペン" }

誤った例:

{ name: "ボールペン" }

② 最後の項目にカンマを付けない

正しい例:

{
    "product": {
        "name": "ボールペン",
        "price": "150"
    }
}

誤った例:

{
    "product": {
        "name": "ボールペン",
        "price": "150",
    }
}

最後のカンマはエラーの原因になります。

③ダブルクォーテーションを使用する

JSONでは文字列は必ずダブルクォーテーションで囲みます。

{ "name": "ボールペン" }

シングルクォーテーションはJSONでは使用できません。

④JSONでエスケープが必要な文字

JSONでは、文字列の中には、そのまま記述できない文字があります。
代表的なものはダブルクォーテーション(") とバックスラッシュ (\)です。

文字 エスケープ
" \"
\ \\
制御文字 (U+0000 〜 U+001F) \u0000 〜 \u001f 形式に変更

例えば、メモ("memo"キー)に

"PCA"の関連会社です

を値として設定する場合は

{ "memo": ""\PCA\"の関連会社です" }

と記述します。

JSONが利用される場面

JSONは、現在でもさまざまな場面で利用されています。

Webアプリケーション

ブラウザとサーバー間でデータを送受信する際にもJSONが利用されています。ページ全体を再読み込みすることなく、必要なデータだけを取得できるため、高速な画面表示を実現できます。

システム間連携

企業間や業務システム間でデータを受け渡す際に利用されています。
例:

  • 販売管理システムから会計システムへのデータ連携
  • 受発注システム間のデータ交換
  • APIによるデータ取得・登録

設定ファイル

近年ではアプリケーションの設定ファイルにもJSON形式が利用されています。

まとめ

今回はJSONの基本について解説しました。
JSONは、

  • データを「キー」と「値」で表現する形式
  • 人にも読みやすく、コンピューターでも扱いやすい
  • Web APIで広く利用されている
  • 配列やオブジェクトを組み合わせて複雑なデータも表現できる
    という特徴があります。

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