Point 月額変更届計算時の通勤費単価での判定

2023/08/10 10:00

以下は、『PCA hyper 給与シリーズ』『PCA 給与シリーズ バージョンDX(じまん・jimanを含む)』についての説明です。


月額変更届は「昇給や降給等の固定的賃金の変動」など、所定の要件を満たす場合に提出が必要とされています。『PCA給与』では、通勤費の固定的賃金の変動を、「通勤費単価」で判定する機能を新たに搭載しました。これにより、在宅勤務等で通勤費が月によって変動する場合でも、固定的賃金の変動を正しく判定できるようになります。
操作を行う前に、必ずデータのバックアップを実行してください。

※この機能は[リビジョン6.20]から使用できます。
※「日給単価」「時給単価」での判定機能につきましては、以下のページをご用意しておりますので、あわせてご覧ください。
Point 月額変更届計算時の日給単価・時給単価での判定

操作方法

① 「随時」-「賃金台帳入力」を起動し、月額変更届の計算を行う社員を選択します。

② [給与その他]タブを開き、月額変更届の計算開始回とその前月の[通勤費単価]を確認します。[通勤費単価]が未入力の場合は、入力して登録を行います。


③ 「社会保険」-「月額変更届計算・修正」画面を起動し、[計算開始回][通勤費の選択]等を設定します。

④ [固定的賃金の計算設定]-[通勤費の固定的賃金の変動を通勤費単価で計算する]のチェックを付けてから、[計算開始]をクリックします。


⑤ 「計算が終了しました。」のメッセージが表示されますので、[OK]ボタンをクリックしてメッセージ画面を閉じます。

⑥ 「月額変更届計算・修正」画面の[入力開始]をクリックします。

⑦ 社員を選択し、[対象区分]や各項目の内容を確認します。必要に応じて、内容の修正や備考欄の入力等を行い、登録します。

 

【参考】
[リビジョン6.20]にアップデートする前に給与を入力済みの月につきましては、「随時」-「賃金台帳入力」-[給与その他]タブ-[通勤費単価]が未入力となっております。事前にバックアップを実行のうえ、個別にご入力いただくか、「随時」-「汎用データの受入」や「ファイル」-「データの保守」-[月次]-[通勤費単価の再計算]を実行してから、月額変更届の計算を行ってください。


[通勤費単価]の一括入力については以下のFAQもご参照ください。
月額変更届の計算時に、通勤費の固定的賃金の変動を[通勤費単価]で判定するため、過去月の[通勤費単価]を一括で入力したいのですが。

操作は以上です。