Point 仕訳データの一括変更

2023/04/10 09:50

以下は、『PCA hyper 会計シリーズ』『PCA 会計シリーズ バージョンDX(じまん・jimanを含む)』についての説明です。画面例は『PCA会計DXシステムB』を使用しています。
[リビジョン6.01]において、「仕訳データの一括変更」機能を搭載いたしました。
日常使用する機能ではありませんが、いざという時に使えるお役立ちの機能となっております。


「仕訳データの一括変更」とは、登録済みの仕訳伝票の「部門」「勘定科目」「補助科目」を一括で変更する機能です。
例えば、会計期間の途中から勘定科目を追加し、過去に登録した伝票に反映させたい場合、今までは過去の伝票を呼び出して1件ずつ修正する必要がありました。
この機能を使用すると、指定した条件の伝票を検索して、その中の選択した伝票を一括変更できます。
操作を行う前に、必ずデータのバックアップを実行してください。

(例)会計期間の途中で当座預金を銀行ごとに管理することになった。それに伴い、従来の[121当座預金]を [121当座預金 A銀行]に変更し、新たに[122当座預金 B銀行]を登録した。
 

勘定科目の変更・登録

① 「前準備」-「勘定科目の登録」を起動します。

② [121当座預金]をダブルクリックし、勘定科目名、勘定科目正式名を[当座預金A銀行]に変更します。


③ 続けて[新規]ボタンをクリックし、[122当座預金B銀行]を登録します。
勘定科目属性は[]をクリックして[現金預金]から[当座預金]を選択します。

 

期首残高の登録

貸借の勘定科目を追加した場合、「前準備」-「期首残高の登録」にて該当科目の期首残高を修正します。
必要に応じて、部門ごとの期首残高も修正してください。

 

仕訳データの一括変更

登録済みの仕訳を検索し、勘定科目を変更します。

① 「データ入力」-「仕訳の一括変更」を起動すると、[条件指示]画面が表示されますので、[詳細条件]タブをクリックします。
貸借同時に変更することはできませんので、最初に借方の変更を行います。
[詳細条件を設定する]にチェックを付け、借方勘定科目に[121当座預金A銀行]を設定し、[実行]ボタンをクリックします。
※[121当座預金]の名称を[121当座預金A銀行]に変更していますので、元の伝票は[121当座預金A銀行]として登録されています。


② [121当座預金A銀行]を使用した登録済みの仕訳が表示されます。


③ [実行]ボタンをクリックすると選択した仕訳が一括で変更され、変更結果が表示されます。
ピンク色で表示されている項目が今回の操作で変更になった科目です。
[集計条件]ボタンをクリックすると、①の[条件指示]画面が表示されますので、貸方についても同様の操作を行ってください。


操作は以上です。