Point 監査ルール
2021/09/01 01:20
■PSS会報誌 2021年 秋号(2021.09.01発行)に掲載された記事です■
以下は、『PCA 会計 hyper / DX シリーズ』(システム A・経理じまんを除く)の[リビジョン 5.00]からの機能についての説明です。
『PCA会計 hyper/DX シリーズ』(システムA・経理じまんを除く)の[リビジョン 5.00]から、「監査ルール」という機能を追加しました。
この機能は、「監査ルールの登録」と「監査ルールチェック処理」の2つの処理に分かれます。
「監査ルールの登録」では、登録済仕訳データのチェックを自動化し、チェック時間の削減・入力ミスの防止を目的としたルールを登録します。登録したルールで仕訳・残高データをチェックするのが「監査ルールチェック処理」となります。
「監査ルールの登録」には、標準的な内容が設定された[標準監査ルール]が初期データとして登録されています。
今回は、この[標準監査ルール]から、どのような伝票を探すことができるのかを具体例で紹介します。
操作方法
①「監査」-「監査ルールチェック処理」を起動します。
②「条件指示画面の[監査ルール]で[標準監査ルール]を選択し、[実行]ボタンをクリックします。初期データとして登録されているルールに合致するデータがあれば、表示されます。
例1)不自然に高額な経費が発生していないかを知りたい!
「消耗品費」「租税公課」「修繕維持費」等の科目で10万円を超える金額が発生していないかどうかをチェックするルールが設定されていますので、合致したデータがあれば表示されます。
例2)消費税申告書の数字が合わないので、税区分が間違っている可能性がある仕訳を探したい!
「消費税に関係ない科目なのに消費税申告書に影響する税区分が入っている」「収益なのに売上以外の税区分が入っている」など、税区分に関する不正の可能性が高いルールが設定されています。
例3)前月と比較して大幅に発生額が変わった費用がないかを確認したい!
「前月からの発生額の増減が200%を超えている販管費」をチェックするルールが設定されています。
標準監査ルールの修正
「監査ルールの登録」で[標準監査ルール]をカスタマイズすることができます。
登録の際は、メニューバーの[ファイル]-[新しい監査ルールとして登録]を選択し、次の画面で新しい監査ルール名等を設定してください。
[ファイル]-[登録]または[登録]ボタンを選択した場合は「標準監査ルールを修正することはできません。新しい監査ルールとして登録しますか?」とダイアログが表示されますので、[はい]で進めてください。
なお、[標準監査ルール]を使用せず、監査ルールをすべて一から作成することも可能です。その場合は、「監査ルールの登録」のメニューバーの[編集]-[新規登録]を行ってください。
操作は以上です。
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