休憩だけじゃもったいない!おもしろ系サービスエリアパーキングエリアの旅
「道央自動車道 砂川ハイウェイオアシス」
2024/03/05 10:00
高速道路のサービスエリア/パーキングエリアに公園や文化・レジャー施設などを併設したハイウェイオアシスは、1980年代後半に構想が発表され、2022年時点で全国28箇所が整備されています。その中でも早い1991年4月26日に、全国でも2番目のハイウェイオアシスとして誕生したのが、北海道砂川市の道央自動車道にある「砂川ハイウェイオアシス」です。
北海道の大自然と食を全身で味わえる広大な公園施設
この施設を特徴づけているのは、ハイウェイオアシスとなる前の1976年に一部が設置されていた、道立都市公園の「北海道子どもの国」です。
直接行き来できる砂川サービスエリアと隣接した232.5ha(ヘクタール)の広大な敷地には、約80科255種の樹木や野草が茂る原生林があり、エゾリス、ウサギ、タヌキ、キツネなどの野生小動物も住んでいます。
道央の大自然を生かした園内には、ジャンボすべり台や水遊び施設、キャンプ場などが揃い、冬場には雪山すべり台も造成されて、子供たちの歓声が響きます。有料(中学生以下無料)施設もピラミッドやピサの斜塔、万里の長城などの、世界の七不思議をモチーフにした「ふしぎの森」を始めとする多彩な遊具が設置されて、一日中でも遊ぶことができます。
一方、サービスエリアの中核施設となる「砂川ハイウェイオアシス館」は南欧の宮廷を模した造り。2023年4月にリニューアルオープンした「レストランおあしす」では、ご当地砂川名物のポークチャップ定食や北海道名物のスープカレーなどの人気メニューが味わえます。
厳しい冬の北海道でも子供を安心して遊ばせられる屋内遊具ひろばも完備。北海道土産が多彩に揃う「オアシスプラザ」や、地元産の野菜やジンギスカン、ジュースなどが並ぶ「空知の産直 そらいちマーケット」での買い物も、お楽しみのひとつです。
御多分に漏れず、コロナ禍で来館者数は落ち込んだものの、それ以前の砂川ハイウェイオアシス館には年間100万人を軽く超える人々が足を運び、北海道子どもの国の開園以来の利用者数は延べ1000万人を超えるといいます。
四季折々の景観や食が楽しめ、秋の収穫祭やマラソン大会などのイベントも盛りだくさんな砂川ハイウェイオアシスに、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
写真提供・砂川ハイウェイオアシス館/北海道子どもの国管理事務所
この記事の執筆者
横田 晃(よこた あきら)
ライター
アニメーション雑誌を皮切りに、自動車雑誌や男性誌の編集者として多くの新雑誌やヒット企画の立ち上げに参画。94 年に独立後も、芸能インタビューから政治経済まで、幅広いジャンルの企画・制作・執筆に携わる。
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