休憩だけじゃもったいない！
おもしろ系サービスエリアパーキングエリアの旅「松山自動車道・石鎚山ハイウェイオアシス」

多くの人が立ち寄る高速道路のサービスエリアは地域の情報発信基地としても機能しています。アウトドアの街をキャッチフレーズにする自治体が併設施設の整備を主導した愛媛県西条市のハイウェイオアシスでは、恵まれた自然環境を活かしたアクティビティのベース基地としての機能が充実。わざわざ目指す目的地としても魅力的な場所になっています。 

人と人との距離を取ることが必須となったコロナ禍では、アウトドアレジャーの人気が高まりました。ドライブ先に混雑したテーマパークなどではなく、ハイキングやキャンプが楽しめる大自然を選ぶ人も増えています。

そんな人々に注目されているのが、四国の松山自動車道石鎚山サービスエリアに併設された「石鎚山ハイウェイオアシス」です。

ハイウェイオアシスは、高速道路のサービスエリア/パーキングエリアに公園や文化施設、商業施設などを併設して、高速道路と一般道の両方からアクセスできるようにした複合施設のこと。石鎚山のそれも「道の駅小松オアシス」が併設されており、高速道路と一般道のどちらからもアクセスすることができます。

2019年7月にグランドオープンしたここは、楽しみ方がじつにダイナミックなのが特徴です。

施設の中核となるのは、日本発の有名アウトドアブランド、モンベルのショップが入る「モンベル アウトドアオアシス石鎚」。登山やサイクリングを始めとする、周辺の多彩なアクティビティの情報を発信するビジターセンターを兼ねており、約280坪の広い店内はアウトドアギア＆ウェアからカヌー、カヤック、大型テントまで豊富な品揃えで、ワンストップでさまざまな用品の調達ができます。建物内には高さ約6mのクライミングウォールとボルダリングウォールも設置されており、手ごろな料金で体験できるのも人気です。 

敷地内には道の駅の定番である、新鮮な地場の野菜などが買える「おあしす市場」や、広い芝生の広場やアスレチック広場、キャンプ場（利用は一般道からのみ）も併設。別棟には、瀬戸内海を臨みながら入浴できる天然温泉の「椿交流館（椿温泉こまつ）」もあり、アウトドアファンだけでなく、幅広い来場者が楽しめる施設になっています。 

施設が立地する愛媛県西条市は、「水の循環が感じられる　アウトドアのまち」を標榜しています。瀬戸内海から標高1982mの石鎚山まで、広大なフィールドでアウトドアアクティビティが楽しめるという特徴を体現する施設として整備された「アウトドアオアシス石鎚」では、折々にイベントも開催。高速道路を行きかう旅人や近隣の人々の、文字通りのオアシスの役割を果たしています。

モンベル アウトドアオアシス石鎚ホームページ

写真提供：モンベル、椿交流館