今年の夏も暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
夏の不調の原因のひとつに、外気と室内の温度差で自律神経が乱れることが挙げられます。
そこで今回は、猛暑を乗り切るための1分習慣と、体の中から涼しくなるエコクッキングをご紹介します。
< 自律神経を調える3つのアクション >
夏を元気に過ごすには、自律神経を調えることがポイントとなります。
そこで、自律神経を調える簡単な方法をいくつかご紹介します。
3つすべて行っても1分程度でできます。日頃から、ストレスが多い方や眠れないという方にもおすすめです。
背筋を伸ばしましょう
両腕を上げて気持ち良くのびをします。
身体をねじりましょう
イスに座ったまま行っても結構です。
お腹のお肉が気になる方にもおすすめです。
耳全体をほぐすようにマッサージしましょう
耳を触ってみましょう。
かなり冷たくなっていたら、身体が冷えているサインです。
両手をこすって温めてから、心地よい程度に耳をこすったり、ひっぱったりしてほぐしましょう。全身の血流が促進されます。
特に、自律神経を調えるのに効果的なのは、赤丸部分です。
日頃からこまめに行うと、少しずつ変化を実感できると思います。
< 食べ物で身体の内側から涼しく! >
暑いからと言って、冷たいジュースやアイスばかり摂っていると疲れや夏バテをまねいてしまいます。
夏が旬の食物には、身体を冷やす特性をもっているものが多いので、うまく摂り入れて、身体を穏やかに冷やしましょう。
この時期におすすめしたいのは、ずばり、スイカです!
スイカは90%以上が水分で、水分補給に最適です。
また、カリウムというミネラル成分が利尿作用を促し、身体を冷やしてくれます。
適度にあら塩をかけて食べると身体の冷やし過ぎを防げます。
腎臓の弱い方や夜間トイレが近い方は食べる量に気を付けてくださいね。
スイカはどこまで食べますか?赤い果肉だけではもったいない!
捨てられがちな白い部分ですが、食べられるのをご存じでしょうか?
シトルリンという成分が豊富に含まれており、血管の拡張を助け、血液循環を良くする効果があります。
また、抗酸化作用や美肌効果、老廃物の排出をサポートする働きもあります。
特に夏の紫外線対策や疲労回復に効果的です。
なんと、赤い部分と比べると2倍も含まれているとか!その上、ゴミも減らせるのでエコです♪
スイカの白い部分を使って、エコクッキング!
特別なクセがないので、いろいろな料理に入れて余すことなく召し上がってくださいね。
■ヨーグルトのトッピングにする
スイカの白い部分をザクザクと切り、プレーンヨーグルトに入れて、はちみつなどで甘味をつけたら完成です。
調理例:
スイカの赤い部分も少し残して、細かく切ります。キウイフルーツとブルーベリーも一緒にトッピング。あら塩を少しだけまぶし、はちみつをかけていただきます。
炒め物の具にする
豚肉の炒め物に入れると、意外なおいしさです。
【材料】
豚肉もも肉120g:一口大に切る
スイカ白い部分60g:食べやすい大きさに切る
たまねぎ60g:薄切り
ニンニクひとかけ:薄切り
甘長とうがらし3本:ざく切り
※しし唐やピーマンで代用可
【作り方】
①フライパンに油をあたため、豚肉を焼き、塩コショウを軽く振ります。
②肉を寄せてスキマをつくり、他の材料をすべて入れて炒めます。
③野菜に油が回ったら、肉と合わせ、焼き肉のたれやしょうゆなどで味をつけます。
スイカは、シャキシャキ感がのこり、歯ざわりが楽しめます。
豚肉に、ニンニクとたまねぎを合わせているので、ビタミンB1の吸収が高まり、夏バテ予防になる1品です。
その他にも、スイカの白い部分を薄切りにして、重量に対して約10%の塩麹を混ぜて、しばらく置くと浅漬けができます。
工夫次第でいろいろと楽しめますので、是非お試しください。
猛暑が続きますが、元気に夏を過ごしましょう!
夏を元気に過ごすコツをお伝えしましたが、ポイントは自律神経を調えることと、身体の内側から涼しくなる食材を取り入れることです。
忙しすぎたり、ストレスが多かったりしても、自律神経が乱れますので、出来る範囲で心地よく、無理しない、がんばり過ぎないことを心掛けてみてくださいね。
引き続き、お身体を大切にお過ごしください♪
この記事の執筆者
鳴嶋 廣美(なるしま ひろみ)
パナケアヘルス
管理栄養士・食生活アドバイザー・カウンセラー
日本の食で健康と幸せを全力応援!
発酵食や野菜を中心とした食事を通して、自然治癒力を高める食べ方や暮らし方を提案しています。
【執筆者HP】パナケアヘルス なるしまひろみ