食べて涼しく!ひんやりレシピ

2023/08/10 10:00

こんにちは!いかがお過ごしですか?
今年の夏は例年よりも暑いですね。
屋外と屋内の気温差が大きくなると自律神経が乱れやすく、それがカラダの不調につながったり、太る原因になったりします。
また、暑いとどうしても、冷たい食べ物や飲み物を摂り過ぎて内臓を冷やしがちです。食欲がないからと、そうめんだけというように糖質に偏った食事が続くとビタミンB1の欠乏からだるさが増して夏バテが加速してしまいます。

そこで今回は、適度に身体を涼しくしながら、ダイエットに繋がる冷やし麺のレシピをご紹介します。

夏バテ予防&ダイエット 薬味たっぷりもずくでヘルシー麺

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【材料】
(分量はお好みで結構です)

そば:いつもの8割くらいの量(乾麺で100g食べているなら⇒80gに)

もずく:味のついていないもの(そばを減らした分量)

薬味:小ねぎ(小口切り)、大葉(千切り)、おろししょうが、
    みょうが(千切りにしてさっと水にさらす)

たんぱく源:ツナ缶

トッピング:ミニトマト(1個を4つに切る)、かつおぶし、いりごま

味付け:しょうゆ麹(好みで麺つゆでもOK)、わさび

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【作り方】

① そばは、よく水けをきって皿に盛りつける。

② もずくをのせる。この時点で混ぜておいてもOK。

③ その上に薬味、たんぱく源、トッピングをのせる。

④ 味付けは、しょうゆ麹をかける。
麺つゆを使う場合、薬味やトッピングの香りでおいしく食べることができるので、薄めにしましょう。
トマトは、かつおぶしやツナと一緒に食べるとうまみの相乗効果が生まれ、よりうま味が増します。

※しょうゆ麹:市販品もあります。うま味や甘味があります。

応用編(材料を変えて)

麺の種類を変える  ⇒ うどん、そうめん、冷や麦など
たんぱく源を変える ⇒ 納豆、 温泉卵 、ゆでたしゃぶしゃぶ肉など
トッピングを変える ⇒ きざみのり、大根おろし、練り梅など

なぜダイエットになる?

もずくは、「フコイダン」などの水溶性食物繊維を豊富に含みます。 この水溶性食物繊維は糖質の吸収を穏やかにして血糖値の急上昇を抑えるため、ダイエットにおすすめ。
また、もずくには不溶性食物繊維も含まれていて、水分を吸収するとお腹の中で膨れて満腹感を与えてくれるという利点もあります。

薬味の効果

  • 小ねぎ:糖質の代謝に関わるビタミンB1が不足すると、夏バテしやすく太りやすくなってしまいます。
    ねぎに含まれる硫化アリルはビタミンB1の吸収をアップしてくれます。

  • 大葉:大葉には、弱った胃のはたらきを取り戻し、カラダを温める効果が期待されます。
    冷たいものを食べる時に一緒に食べると冷やし過ぎを防ぎます。

  • みょうが:胃液分泌、食欲増進、血流が良くなって同時に体温も高まるため、冷えやむくみの予防、代謝アップにより、ダイエット効果も期待されます。

  • しょうが:代謝アップ、カラダを温めるため体を冷やす食材と一緒に取ることで冷やし過ぎません。
 

冷えすぎ注意!食べ合わせの知恵を使い、上手に涼しくなろう

食べ物にはそれぞれ特性があります。
そばは冷やして食べるとのどを通るときには冷たいのですが、実はカラダを温める性質があります。
反対に、うどんやそうめんなど、白い食べ物はカラダを冷やします。簡単に黒っぽい物はカラダを温める、白い物は冷やすと覚えておくと便利です。
また、もずくやトマトなどもカラダを冷やします。ですから食べると涼しくなりますが、習慣的にもずくを食べる時にはしょうがを添えたり、トマトを食べる時には塩をかけたりします。それは、カラダが冷えすぎないよう、冷やす食べ物には、温める食材を食べるという、食べ合わせの知恵です。

これから、暑い日が続くと思いますが、薬味を上手に利用したり、食べ物の特性を活かしたりして元気にお過ごしくださいね。


この記事の執筆者

鳴嶋 廣美(なるしま ひろみ)

パナケアヘルス
管理栄養士・食生活アドバイザー・カウンセラー

日本の“食”で健幸を全力応援!
発酵食や野菜を中心とした食事を通して、自然治癒力を高める食べ方や暮らし方を提案しています。
【執筆者HP】パナケアヘルス なるしまひろみ