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Point 令和6年分 年末調整プログラムの変更点について

更新日:2024/10/25

以下は、『PCA hyper 給与シリーズ』『PCA 給与シリーズ バージョンDX(じまん・jimanを含む)』についての説明です。

 

令和6年分の年末調整プログラムとして、[リビジョン6.50]がリリースされます。
ダウンロード提供は、令和6年11月7日(木)の午前10時より開始します。
また、令和6年11月1日(金)時点でサポート&サービス会員「送付あり」のお客様には、年末調整プログラム(DVD-ROM)を11月15日(金)以降順次発送いたします。
アップデートを行う前に必ずバックアップを実行してください。

なお、今回リリースされる[リビジョン6.50]での主な変更点は、以下①~③です。
2024年度年末調整のよくあるご質問」と併せてご参照ください。


《 年末調整プログラムの変更点 》

① 定額減税(年調減税事務)への対応

(「年末調整」-「年末調整計算」「年末調整チェックリスト」)

令和6年においては定額減税が実施され、年末調整の際には年調減税事務を行うこととされています。
そのため、[リビジョン6.50]では「年末調整計算」を実行することで、[年調減税額]を加味して還付・徴収金額を計算するようになります。

また、「年末調整チェックリスト」では利用可能な帳票として[減税対象者リスト]が追加されており、[年調減税額]の計算時に参照する[減税対象人数]などを確認できます。

 
 

② 源泉徴収簿のレイアウトの変更

(「年末調整」-「源泉徴収簿])

令和6年のデータ領域における「源泉徴収簿」のレイアウトが変更されます。
[給与・手当等]タブと[賞与等]タブには[定額減税額]欄が追加されており、給与や賞与の各支給回の減税額を確認できるようになります。
[年末調整]タブには、[年調減税額][年調減税額控除後の年調所得税額][控除外額]の3項目が追加されます。
PCA専用帳票を利用して「源泉徴収簿」の印刷を行う場合は、レイアウト変更に対応している令和6年用の専用帳票をご用意ください。

 
 

③ 源泉徴収票(給与支払報告書)の[摘要]欄への定額減税に関する事項の出力

(「年末調整」-「給与支払報告書/源泉徴収票」)

令和6年分の年末調整で作成する源泉徴収票(給与支払報告書)につきましては、定額減税に関する事項を[摘要]欄に記載する必要があります。
[リビジョン6.50]では、「給与支払報告書/源泉徴収票」にて出力を行うと、年末調整をする社員について、「源泉徴収時所得税減税控除済額」や「控除外額」などが自動で出力されます。(※1)(※2)

(※1)[摘要]欄に「源泉徴収時所得税減税控除済額」や「控除外額」が自動出力されるのは、以下の表内のいずれかのパターンに該当する社員です。


(※2)[摘要]欄に「非控除対象配偶者減税有」との自動出力がされるのは、上記(※1)のいずれかのパターンに該当する社員に配偶者がおり、以下の表内の条件を満たす場合です。

 
 

参考

年末調整をしない社員の源泉徴収票(給与支払報告書)には、定額減税に関する事項の記載は不要とされています。

 

説明は以上です。