請求書

指定された期間で締めて請求書を発行します。

締日前の「仮発行」や、過去に請求した期間にて「再発行」することもできます。

  • 『PCA Hub 取引明細』に配信データをアップロードする手順については、「共通操作(PCA Hub)」-『PCA Hub 取引明細』との連動をご覧ください。

  • デジタルインボイスデータを出力する手順については、「共通操作(PCA Hub)」-デジタルインボイスの配信をご覧ください。

ヒントと注意事項

  1. 請求締日が登録されていない得意先は請求書を発行できません。

  2. 売上伝票は「掛売」(伝区=0)だけを対象とし、「売上日」ではなく「請求日」を見て請求期間内かを判断します。

  3. 社名欄を使って請求書に回収予定日を印刷することができます。

    方法については社名欄の登録をご覧ください。

  4. 直送先やスポット得意先を印刷できますが、その名称が長いときは小さい文字で印刷します。

  5. 単票品名版<5311>用紙の注意事項

    ・商品名や税率別内訳をやや小さい文字で印刷します。

    ・摘要の文字が多いときは小さい文字で印刷します。

    ・合計行のタイトルを変更できますが、その文字が多いときは小さい文字で印刷します。

  6. 請求書発行フラグ

    当処理を行った際に、請求書を出力した得意先を請求期間ごとにデータベースに記録します。

    • 説明書の便宜上、この情報を「請求書発行フラグ」と呼ぶことにします。

     

    「請求書発行フラグ」は当処理のほか、「請求一覧表」や「宛名ラベル」でも参照します。「請求書発行フラグ」を更新する(ON/OFFする)条件は以下のとおりです。

    ○請求形態が[請求締切][本発行][再発行][随時請求]で“出力”したときにONにします([仮発行]ではONにしません)。

    ○“出力”とは「出力先の選択」で[印刷][PDF][PDF(分割)][Excel][PCA Hub 取引明細]を選んで出力したことを指します。[プレビュー]や照会画面で画面に照会しただけではONにしません。

    ○[プレビュー]や照会画面から“出力”したときにはONにします。

    ○条件指示の「対象得意先」で発行対象とする得意先を絞ったときは、出力対象となった得意先だけがONになります。

    • 【注意】

      一度ONになった得意先がOFFになることはありません。たとえば、締日「30」で[本発行]をし、すべての得意先がONになったあと、得意先区分を指定して[本発行]をしても対象外となった得意先はONのままです。

      「印刷設定」画面の印刷範囲でページ指定をして一部の得意先を印刷しても、すべての得意先がONになります。この場合は印刷前に注意を促すメッセージを表示します。

      「請求履歴の削除」処理で請求実績が削除されたときは「請求書発行フラグ」もなくなりますのでOFFと扱われます。

条件指示画面

○合計行ボタン

クリックすると「合計の設定」画面が開き、合計行のタイトル名変更や消費税合計の出力設定などが行えます。詳細は「システムの基本仕様」-「消費税」-専用帳票の消費税表示をご覧ください。

請求形態の説明

請求書発行の目的を意味します。順序がありますのでご注意ください。

請求形態

目 的

請求締切

請求締日ごとの「請求締め」を行います。

新しい請求期間で請求書を発行するには必ず行う必要があります。

過去の期間を選択し、再度「請求締め」を行うこともできます。

請求漏れを防ぐために、主担当部門・得意先区分・得意先コードの指定はできなくなります。

“印刷も行う”にチェックマークを付ければ、同時に請求書の印刷ができます。

本発行

上記「請求締切」が済んだものを対象に請求書を印刷します。

したがって、請求期間を変更することはできません。

以下の場合にこの形態を利用します。

○部分的に発行する。

主担当部門・得意先区分・得意先コードを指定できます。

また、請求書の様式を指定して、その様式に設定された得意先だけを発行できます。

○請求後、売上・入金に変更のあった得意先だけを発行する。

○得意先の要求に応じて再発行する。

再発行

「本発行」と同様ですが、違いは請求書の上段に“【再請求】”と印刷することです。

得意先に再請求であることを明示したい場合に使います。

仮発行

得意先の要求に応じて、“仮”の請求書を発行する目的で使います。

請求書の上部に“【仮】”と印刷します。

請求期間・主担当部門・得意先区分・得意先コードの指定も可能です。

仮締ですので請求履歴は一切残りません。

随時請求

特定の得意先の「請求締め」を行います。

請求期間と得意先コード(範囲指定はできません)だけ指定できます。

“印刷も行う”にチェックマークを付ければ、同時に請求書の印刷ができます。

【運用上の注意】

○締日別の請求履歴は残りませんので、以下の資料で締日を指示した作成ができなくなります。

請求一覧表、宛名ラベル、領収証の一括発行

○得意先の請求実績は残りますので注意が必要です。

例)30日締めに属するA得意先を今月だけ随時請求した場合。

(1) A得意先だけ請求期間5/1~5/25で「随時請求」

(2) 30日締めを請求期間5/1~5/31で「請求締切」

この場合、A得意先の請求実績は上記2つの期間分残ります。

  • (1) を5/1~5/31で「随時請求」したなら実績は1つとなります。

随時請求する得意先の請求実績を重要視するなら、締日コードを分けておいて、請求もれ・請求期間の重複がないように運用してください。