配信先の登録

『PCA Hub 取引明細』の配信先と配信先ユーザーを登録します。

配信先は得意先マスターまたは仕入先マスターに登録済みの取引先から登録します。配信先ユーザーは取引先の先方担当者から選択して登録できます。

得意先については、納品書と請求書の配信設定を行います。請求先には納品書と請求書の配信設定を行い、売上先には納品書の配信設定を行います。仕入先については支払明細書の配信設定を行います。

配信先と配信先ユーザーは、『商魂/商管』のデータベースに登録され、「7. Hub取引先同期」を行うことで『PCA Hub 取引明細』のデータベースに登録されます。

 

  • 『商魂/商管』の運用していない(セットアップしていない)ソフトだけが使用する項目は、表示しないか、操作できないように制御しています。

  • 共通の操作は、「前準備の共通操作」-「1.一覧表示個別式入力」をご覧ください。

ヒントと注意事項

  1. 取引先コード(配信先コード)の桁数は13桁で固定です。得意先コードや商品コードのように桁数を設定することはできません。

    また、数字のみのコードであっても前にゼロを付ける編集はしません。

  2. スポット得意先・スポット仕入先を配信先に登録することはできません。また、スポット取引先登録用のコードであるコード"0"のマスターも配信先に登録できません。

  3. 個別表示画面の配信先ユーザー入力欄では列幅の変更が可能です。また、「列幅を初期設定に戻す」機能も用意されています。

    • 列幅変更の操作方法と、「列幅を初期設定に戻す」機能については、「共通操作(全般)」-「管理資料の操作」-「照会画面」をご覧ください。

  4. 売上先として登録された得意先には請求書の配信ができません(請求書配信項目を設定できません)。

  5. 配信先ユーザーの共有

    同じ配信先ユーザーを複数の配信先に登録して共有することができます。これにより複数の会社に配信される請求書等を一人の方が受け取れるようになります。共有には制限があり、一人の配信先ユーザーを共有(登録)できる配信先は最大30件です。

    操作の説明は「配信先ユーザーの共有」をご覧ください。

  6. デジタルインボイスの配信

    納品書と請求書でデジタルインボイスの配信ができますが、得意先マスターの設定内容によっては、デジタルインボイスの配信を不可にしています。ここでの説明は、配信先マスターの登録制限を記載しますが、その他の制限事項については「共通操作(PCA Hub)」-「デジタルインボイスの配信」をご覧ください。

    〇売上先

    デジタルインボイスの配信はできないため、「納品書の配信形式」で[デジタルインボイス]と[PDF/デジタル]を選択できません。

    〇請求先

    「消費税通知」が[3.明細単位]の得意先は、適格請求書の発行要件に満たないため、「納品書の配信形式」で[デジタルインボイス]と[PDF/デジタル]を選択できません。

    「消費税通知」が[2.納品書毎][3.明細単位]の得意先は、適格請求書の発行要件に満たないため、「請求書の配信形式」で[デジタルインボイス]を選択できません。

    「税換算」が[1.税込計算]の得意先は、デジタルインボイスでは税込明細を制限しているため、「納品書の配信形式」では[デジタルインボイス]と[PDF/デジタル]を、「請求書の配信形式」では[デジタルインボイス]を選択できません。

画面

≪一覧表示画面≫

処理を起動するとこの画面が表示されます。

[新規]ボタンや[詳細]ボタンをクリックして「個別表示画面」を開き、マスターの登録・修正を行います。

≪個別表示画面≫

画面上部で取引先(配信先)と得意先・仕入先との関連付けを行い、画面下部で先方担当者(配信先ユーザー)の情報を入力します。