EBデータ受入
本処理では、金融機関のEBサービス、パソコンバンキングソフトで提供される入金データを基に、回収伝票を自動作成します。
-
※ 金融機関のEBサービスを利用するには、金融機関との契約が必要です。
また、EBサービスで提供されるデータを受信するには専用のソフトが必要です。
-
※ パソコンバンキングソフト「EBNext2DX」と対応しています。
準備作業として、
ヒントと注意事項
-
『債務管理オプション』のみをご利用の場合、本処理を実行することはできません。
-
以下の場合は、本処理を起動することができません。
-
読み込んだ入金データにエラーとなる項目が1つでも存在する場合、ファイル全体の受入ができません。
-
連動する『PCA hyper 会計シリーズ』の部門・科目セキュリティ設定によって一部動作に制限を受けます。
詳細については、「システムの基本仕様」-「部門・科目セキュリティ」-「2.処理別の仕様」をご覧ください。
-
作成される伝票には以下の制限があります。
-
◇ 日付が残高締切日以前など、不正な状態のデータについては作成できません。
-
◇ 1入金データ1回収伝票として作成されます。
-
◇ 以下の条件を満たす場合に手数料仕訳を作成します。次項の≪振込手数料について≫も併せてご覧ください。
-
「前準備」-「取引先」-「請求先の登録」の「振込」タブで「手数料区分」が「手数料を計算しない」以外である
-
※ 「手数料区分」に「定額料金を使用する」が設定されていて、金額が0円の場合も手数料仕訳を作成します。
-
※ 「手数料区分の編集」で設定した手数料区分を使用しており、結果として手数料が0円の場合は手数料仕訳を作成しません。
-
-
◇ 回収伝票として作成される際の勘定科目については、「前準備」-「取引先」-「請求先の登録」-「振込」タブの「展開」に○を付けた勘定科目となります。
-
◇ 作成される回収伝票に設定された請求先の「即時消込」が「する」の場合は、EBデータの受入と同時に回収予定との消込を行います。
-
-
振込手数料が先方負担の場合、請求先への請求金額がそのまま銀行データに入っていますので、手数料を計算する必要はありません。
しかし、当方負担の場合は銀行データには手数料が引かれた金額が入っています。
このまま回収伝票を登録すると、債権金額との消込が適切に行えませんので、手数料を計算して本来の請求金額に合わせます。手数料の計算方法は回収伝票ごとに設定できます。
(1) 「手数料区分の編集」画面で、手数料区分を登録します。
金融機関によって手数料が異なることがありますので、いくつかのパターンを登録しておきます。(2) 「前準備」-「取引先」-「請求先の登録」の「振込」タブで、登録した手数料区分を選択します。
振込金額に関係なく常に同じ手数料の請求先は定額料金を設定できます。
また、先方負担の場合は「手数料を計算しない」に設定しておきます。手数料は次のように計算されます。
-
手数料を計算しない:計算しません。
-
定額料金を使用する:定額料金に設定された金額を手数料とします。
-
「手数料区分の編集」で設定した手数料区分が選択されている場合:選択されている手数料区分を見て決定します。
例)30,000円未満が550円、30,000円以上が770円という設定のとき。
振込金額 ≧ 30,000円+550円-770円のときは770円、そうでなければ550円。
-
※ 振込金額が30,000円に近いとき正しく判定できませんので、『債権・債務管理オプション』の「回収伝票入力」で訂正してください。
-
計算された手数料と振込金額を合計すれば、請求金額と等しくなるはずです。
異なる場合は計算された手数料を正しい金額に「回収伝票入力」で訂正してください。
ただしその際は、請求金額が全額振り込まれないことも考慮してください。 -
-
「回収伝票入力」に転送する明細の各項目には以下の内容が設定されます。
転送後、必要に応じて「回収伝票入力」で修正してください。項目名
全銀データ(照合口座)
全銀データ、ANSERデータ
照合口座
振込依頼人コード(後ろ7桁を登録)
空文字
伝票番号
最終番号から自動付番
同左
種別
振込
同左
回収口座
条件指示画面で設定した口座
同左
伝票日付
振込データの内容
同左
備忘
空文字
同左
消込キー
空文字
同左
回収額
データの取引金額
同左
手数料
入力された値(画面上の初期値は0)
入力された値(初期値は前記≪振込手数料について≫を参照)
画面
メニューの「債権管理」-「回収」-「EBデータ受入」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

