Point 総勘定元帳で全科目をまとめてデータ出力する方法

2024/02/08 10:00

以下は、『PCA 公益法人会計シリーズ バージョンDX』についての説明です。


決算の時期になると、仕訳帳や総勘定元帳を仕訳で利用した科目ごとに出力し、確認することが多くなります。一つ一つ科目を選択し、データ出力をするのはとても時間がかかります。
そこで今回は、仕訳で利用した科目をまとめてデータ出力する方法をご紹介させていただきます。

総勘定元帳の出力方法

① 「日常帳票」-「総勘定元帳」をクリックし、「条件指示」画面を開きます。
※「条件指示」画面が表示されない方は[F7:集計条件]をクリックします。

② [印刷等]を選択し、[その他の設定]タブを開きます。

③ 必要な条件にチェックを入れ、[印刷指示]ボタンをクリックします。

< ポイント >

  • [仕訳のある科目のみ出力する]:仕訳で利用した科目のみを出力できます。チェックを入れるのがオススメです。
  • [期末残がある科目のみ出力する]:当期の仕訳をした結果、未払金や買掛金の残高が0円になることもあります。残高が0円の仕訳も出力したい場合は、チェックを外しましょう。
  • [税込で出力する]:税抜で確認したい時は、チェックを外します。
  • [税区分を出力する]:インボイスがスタートして、税区分の設定が複雑になりました。仕訳で設定した税区分を確認したい場合はチェックを入れましょう。
  • [諸口の内訳を表示する]:1:n、1:3などの複合仕訳をすると相手科目は[諸口]で表示されます。諸口ではなく、科目を表示してほしい時は、チェックをいれましょう。


④ 「印刷等の条件指示」画面で、[出力先の選択]にて出力先を選択し、[出力先パス]を設定します。
画面例は[出力先]を「PDF」、[出力先パス]を「デスクトップ」、[ファイル名]を「総勘定元帳」と設定しています。


⑤ [印刷等の条件指示]画面の中央にある[科目]ボタンをクリックします。


⑥ 「出力勘定科目指定」画面で、[全科目]、[全選択]を選択し、[設定]ボタンをクリックします。
※手順3の[その他の設定]で、仕訳がある科目のみを出力しているため、利用していない科目は出力されません。


< ポイント >
貸借科目・正味財産の科目のみ出力したい場合は[絞込条件]で選択します。


⑦ [印刷等の条件指示]画面の[出力詳細設定]で必要な箇所にチェックを入れます。

< ポイント >
「最下層の科目のみ出力する」とは?
例:611事業費(大科目)-621消耗品費(中科目)で設定している場合、611事業費の総勘定元帳は出力せずに、621消耗品費(最下層の科目)の総勘定元帳を出力します。



説明は以上です。