Point 銀行との連携
2022/03/18 01:20
■PSS会報誌 2022年 春号(2022.03.18発行)に掲載された記事です■
以下は、『PCA hyper 会計シリーズ』と『PCA 会計/医療法人会計シリーズ バージョン DX(じまん・jimanを除く)』の機能についての説明です。
銀行との連携で使用されるデータについて
PCA hyper 会計シリーズ』と『PCA 会計/医療法人会計シリーズ バージョン DX』(以下『PCA 会計シリーズ』)では、「銀行振込依頼書」にて銀行振込用データを作成したり、「入出金データの受入」にて銀行から受け取ったデータを元に仕訳を作成することができ、作成・受入の両方ができるデータには「固定長形式」「XML形式」の2種類があります。 ここでは、それぞれのデータの特徴や、『PCA 会計シリーズ』での便利な使い方などについてご案内いたします。
<注意>
・CSV(カンマ区切り)形式のレイアウトもありますが、『PCA 会計シリーズ』では対応しておりません。
・XML形式の入出力は、『PCA 会計/医療法人会計シリーズ バージョンDX』では[リビジョン 4.00以降]での対応となります。
【固定長形式】
古くからある形式で、ファイルを開くと数字やカナが区切り文字などもなく羅列された形で表示されます。
電話回線(ISDN回線サービス)を使用した銀行への振込依頼で使用されています。
【XML形式】
2018年12月から運用が始まった「全銀EDIシステム」(ZEDI)に対応する形式です。
ファイルを開くと、XML形式(データの記述形式の一種)のルールに則った形でファイルが表示されます。
「全銀EDI システム(R)」(ZEDI(R))とは
「全銀 EDI システム」(ZEDI:ゼディ、以下:ZEDI)は、インターネット回線を使用して銀行への振込依頼、入出金確認、残高確認を行うシステムです。
このZEDIの特徴のひとつとして、EDI情報部分が拡張されていることがあげれられます。
EDI情報とは、依頼人と受取人の間であらかじめ取り決めた、取引先を特定するための情報で、この情報を振込データに付与することで取引先の特定などに使用できますが、ZEDIではXML形式になったことにより、請求書番号や商品名などの商取引に関する情報など、付与する情報を大幅に増やすことができるようになりました。
これにより今後活用の幅がひろがり、入金明細の消込処理などにおいても非常に有効なシステムとなっていくことが予想されます。
振込依頼業務、銀行口座の入出金明細確認業務、銀行口座の残高確認業務等をされている方は、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
詳しくは以下のURLをご参照ください。
URL:https://www.zenginkyo.or.jp/abstract/efforts/smooth/xml/
※「全銀 EDI システム(R)」「ZEDI(R)」は一般社団法人全国銀行資金決済ネットワークの登録商標です。
※ZEDIの使用につきましては別途、金融機関様との契約が必要となります。
銀行との連携データ作成と受入
ファイル連携する場合のデータ作成・受入時のデータ形式・ファイルの種類についてご説明します。
データ作成時のデータ形式
「銀行処理」-「銀行振込依頼書」画面のツールバーの[振込データ作成]ボタンをクリックして表示される画面の[データ形式]にて、作成するデータの形式を選択します。
データ受入時のファイルの種類
「銀行処理」-「入出金データの受入(EB連携)」画面のツールバーの[読込先]ボタンをクリックして表示される画面の[ファイルの種類]にて、受入れするファイルの種類を選択します。
仕訳設定追加
読み込むデータにEDI情報等が付与されている場合は「銀行処理」-「入出金データの受入(EB連携)」画面のツールバーの[仕訳設定追加]ボタンをクリックして表示される「入出金仕訳の設定」画面にて、EDI情報等と取引先を紐づけることができます。
操作は以上です。
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