拡張汎用データの作成

各種伝票データの内容に、得意先や商品などのマスター項目(名称、住所など)を付加した汎用データを出力します。必要な項目だけの出力や出力位置の指定も可能です。

  • 「汎用データの作成」処理で出力されるデータと区別するために「拡張汎用データ」と呼んでいます。

 

以下の拡張汎用データを出力します。

見積伝票データ、見積明細データ、受注伝票データ、受注明細データ、売上伝票データ、売上明細データ、入金伝票データ、請求明細データ

発注伝票データ、発注明細データ、仕入伝票データ、仕入明細データ、出荷伝票データ、出荷明細データ、支払伝票データ、振替明細データ

 

「伝票データ」とは、伝票のヘッダー部分の情報から出力し、1伝票につき1データが作成されます。

「明細データ」とは、伝票の明細部分の情報から出力し、1伝票につき明細数分のデータが作成されます。「明細データ」には伝票のヘッダー部分も含めることができます。このとき、同じヘッダー内容が明細数分出力されることになります。

 

用意した出力項目の中から、必要な項目だけを選択して出力できます。マスター項目も出力するため、出力項目が数多くあります。このため、伝票・明細・各マスターの項目をブロックという単位で分け、別々に選択するようにしています。

売上伝票データと売上明細データの例

売上伝票データ

売上明細データ

売上伝票ブロック

売上伝票ブロック

部門ブロック

部門ブロック

担当者ブロック

担当者ブロック

プロジェクトブロック

プロジェクトブロック

得意先ブロック

得意先ブロック

請求先ブロック

請求先ブロック

直送先ブロック

直送先ブロック

決済会社ブロック

決済会社ブロック

 

売上明細ブロック

 

倉庫ブロック

 

商品ブロック

 

「売上伝票データ」では、ヘッダー部分の情報である「売上伝票ブロック」と、ヘッダー部分に関係するマスター(部門、担当者、プロジェクト、得意先、請求先、直送先、決済会社)の各ブロックから出力する項目を選択します。

「売上明細データ」では、明細部分の情報である「売上明細ブロック」と、明細部分に関係するマスター(倉庫、商品)の各ブロックから出力する項目を選択します。また、ヘッダー情報も出力可能としていますので「売上伝票データ」と同じブロックから出力項目を選択できます。

ヒントと注意事項

  1. 請求書に出力した内容を「請求明細データ」として出力することができます。手順の詳細は「請求明細データの出力」をご覧ください。

  2. 作成対象の伝票を抽出する条件は、伝票入力処理の検索条件と同様です。詳細は「共通操作(伝票入力)」-検索・変更・削除をご覧ください。

  3. 原価・粗利益の出力を制限されたユーザーでも、原価や粗利益を出力しますのでご留意ください。なお、作成条件では[原単価][原価]を指示することはできません。

    「システムの基本仕様」-原価・粗利益の出力制限を合わせてご覧ください。

画面

作成処理は、『商魂/商管』で共通となります。

運用していない(セットアップしていない)ソフトで使用する伝票データは選択できないようになっています。