部品展開の登録

製品とそれを製作するために必要な資材(部品表)を関連づけた階層を登録します。

下図のような3階層(3工程)の構造であれば、階層ごとに3種類の「部品展開」を登録することになります。

登録は在庫管理が必要な資材(商品)だけです。原価管理目的の工賃や製造経費などは登録できません。

部品展開マスターに登録できる商品(製品、資材)は以下のものになります。

・在庫管理が[管理する]

・マスター区分が[一般商品]

・システム区分が[共用]か[仕入専用]

・使用区分が[許可]

・有効期間内であること(マシン日付と比較)

 

ヒントと注意事項

  1. 登録上の留意点

    ○階層数は無制限ですが、1階層に登録できる構成資材数は99点以内です。

    99点を越えるようであれば、階層を分けて登録してください。

    ○資材は併用品や共用品も登録できますので、同じ資材を別の製品の階層に登録しても構いません。

    ただし、上図のような 製品A 資材C 資材F の“製作品”は1つの階層しか持てません。

  2. 部品展開の利用

    「部品展開」は、次の(1)、(2)による資材の在庫管理が目的ですから、ロット数や工程数の多い個別受注製品や定期的に生産する定型製品に適しています。

    (1)  資材(部品)の手配(在庫引当/発注)

    階層ごとに順に製作することになりますので、手配も階層ごとに行います。

    • “手配”:有効在庫があれば在庫を引当、不足分を発注する考えです。

    (2)  資材(部品)の払出

    階層ごとの仕掛品、半製品、製品が完成した時に、階層ごとに資材(部品)を一括払出します。

    • “払出”:在庫の払出と同時に資材の出荷伝票を自動で作成することです。

  3. 部品展開では単位区分機能は使えません。構成資材に単位区分を持つ商品を指定したときは、常に「単位区分1」の内容を適用します。

  4. 「使用区分」と「有効期間」については、「システムの基本仕様」-「マスターの管理」-使用区分」「商品の有効期間を合わせてご覧ください。

画面

≪一覧表示画面≫

処理を起動するとこの画面が表示されます。

[新規]ボタンや[詳細]ボタンをクリックして「個別表示画面」を開き、マスターの登録・修正を行います。

≪個別表示画面≫