同時入荷伝票の作成

『商魂』の売上伝票を基に仕入伝票を自動作成します。仕入伝票を手入力する手間を省く機能です。

在庫を持たないで、入荷即出荷するような場合に利用します。

ヒントと注意事項

  1. 『商魂』を併用していなければ、この処理は実行できません。

  2. 対象となる商品

    ①マスター区分=[0:一般商品]

    ②在庫管理=[0:管理する]

    ③在庫マスターに「主仕入先」が登録されている商品

  3. 『商魂』の売上伝票を入力する時に、“同時入荷する”と指示した売上明細が対象になります。

    • 伝区=[5:仮伝][6:契約売上]の伝票は除外します。また、区=[2:単価訂正]の明細も除外します。

  4. 一度処理した売上明細は“処理済み”となり、重複して作成しないよう考慮しています。ただし、条件指示によって作成対象とすることもできます。

  5. 「部門」、「主仕入先」、「売上日」、「プロジェクトコード」が同じであれば、1伝票複数明細の仕入伝票を作成します。なお、仕入伝票1件の最大明細数は、条件指示で指定された明細数になります。

    • 1枚の売上伝票から1枚の仕入伝票を作成することもできます。詳細は後述の「入力する項目」-「○作成単位」をご覧ください。

  6. 売上伝票1明細から仕入伝票1明細を作成しますが、同じ商品の明細が複数あれば、それを1明細にまとめて作成することもできます。

    ただし、売上明細の下記項目が異なればまとめを行いません。

    小数桁(単価、入数、箱数、数量)、区、倉庫

    まとめることによって、数量や金額がソフトの制限を超える可能性が出てきます。この場合、処理の最後にエラー画面を表示します。

  7. 作成した仕入伝票は、個別に手入力した仕入伝票と同様、「仕入伝票入力」にて訂正・削除を行うことができます。なお、仕入伝票を削除しても(明細単位の削除も)、“処理済み”とした売上明細を“未処理”に戻すことはしませんのでご留意ください。

  8. 税率が改正されたときの一時期において、適用単価・消費税についての注意点があります。

    「システムの基本仕様」-「消費税」-税率改正時の一時的な注意点をご覧ください。

確認画面と条件指示画面

処理を起動すると、確認画面とその上に条件指示画面が表示されます。

条件指示画面の「作成入荷伝票の確認画面を表示する」にチェックマークを付けて、[画面出力]ボタンをクリックすると集計・抽出が始まり、確認画面を一旦表示します。

チェックマークを付けないと確認画面は表示されず、すぐに伝票作成が始まります。