消費税

5. 伝票入力

伝票入力での消費税に関する項目を説明します。

(売上伝票の入力画面)

(売上伝票の入力項目の設定画面)

5-1. 明細欄の税込区分と税率表示

備考欄の横に「税込区分」を表す文字を表示します。

抜:税抜明細です。

込:税込明細です。

非:非課税明細です。

また、「入力項目の設定」で「明細に税率を表示する」にチェックマークを付けると、備考欄のそばに税率を表示します。

○税率欄背景の水色表示

「入力項目の設定」で「軽減税率を強調する」にチェックマークを付けると、軽減税率の明細は背景を水色で表示します。

○税率の赤色表示

伝票日付から決定される本来の税率・税種別でないときは、税率を赤色で表示します。経過措置により旧税率を適用したときなどが該当します。

5-2. 合計欄の表示内容

伝票内に異なる税率が混在することを考慮し税率別に消費税を表示しています。「入力項目の設定」で表示する行数を指定できます。一つの税率しか使わない場合は1行表示で運用します。

見積伝票・受注伝票・売上伝票の合計欄を以下で説明します。

  • 表示行数を超える税率種類があればスクロールボタンを表示します。

  • 「原価合計」「粗利益」「利益率」は税率別には表示しません。合計で表示されます。

 

○1行表示の場合

○2行表示の場合

○2行表示で総合計も表示した場合

「総合計を表示する」にチェックマークを付けると、全税率を合計した行を表示します。

 

項目

項目説明

税率

明細に存在する税率を表示します。

非課税明細があると“非課税”と表示します。

  • 軽減税率の場合は税率の右に“※”マークを表示します。

  • 消費税調整額が付けられた伝票では“*”マークを表示します。

税抜合計

消費税を除いた金額合計です。

税込明細分は、まず内税額を求めてから「税込合計(内税明細分)-内税」で計算しています。

外税

外税合計です。税抜明細がある場合に表示されます。

内税

内税合計です。税込明細がある場合に表示されます。

税込合計

消費税を含んだ金額合計です。

「税抜合計+外税+内税」となります。

  • 得意先の「税額通知」が[請求書一括]の場合でも、画面には消費税を表示しています。

 

【参考】

「原価合計」:外税は含みませんが内税は含んでいます。

「粗利益」 :消費税は含んでいません。

 

個別発注伝票・仕入伝票の画面は「原価合計」等の行が無いだけで、消費税の表示内容は売上伝票と同様になります。

(2行表示の例)

  • 完成伝票入力の画面は、製品1明細を対象としますので1行だけの表示です。

  • 出荷伝票入力では「内税」は求めていません。「外税」は入力時の指定で計算できます。

    合計欄の表示も税率別ではなく合計だけを表示します。

5-3. 税率と税込区分の変更

伝票入力中に、商品明細の「税率」「税込区分」「税種別」を変更することができます。

変更したい明細にフォーカスを置き、メニューバーの「編集」-「税区分の変更」を選択します。表示された画面を操作して変更します。

  • 「税区分の変更」についての詳細は、「共通操作(伝票入力)」-税区分の変更をご覧ください。

5-4. 税種別の切り替え

伝票入力中に商品明細の「税種別」を、明細ごとまたは全明細を対象として切り換えることができます。

5-5. 消費税の計算

得意先マスターの「消費税通知」が[納品書毎]のときの消費税計算仕様を補足します。

  • [請求書一括]のときも同じ仕様で計算されますが、「請求書」処理において請求期間での再計算が行われます。

  • 仕入先マスターの「消費税計算」が[仕入伝票毎]「明細書一括」も同様ですので、読み替えてください。

(1)  税率毎かつ税種別ごとに計算します。

税率が同じでも標準税率と軽減税率は別々に計算されることになります。

(2)  小数以下の端数は、得意先マスターの「消費税端数」を使って処理します。

(3)  税抜明細と税込明細が混在する場合、「会社基本情報の登録」処理で設定した「端数調整を外税額と内税額で別々に計算」の内容で計算仕様を変えています。

○別々に計算する場合

税抜明細合計(A)から外税額(B)を算出し、税込明細合計(C)から内税額(D)を算出します。その二つの合計(B+D)を消費税額(E)とします。

○別々に計算しない場合(適格請求書の要件を満たす計算方法)

税抜明細合計(A)から外税額(B)を算出します。税抜明細合計(A)と外税額(B)と税込明細合計(C)を加算し税込総合計(A+B+C)を求め、そこから内税額を算出し消費税額(E)とします。伝票の内税額(D)は消費税額(E)から外税額(B)を減算したものになります。

  • 税抜明細だけのときは、税抜明細合計から外税額を求め消費税額とします。

    税込明細だけのときは、税込明細合計から内税額を求め消費税額とします。

計算例

税抜1明細、税込1明細があり、税率は10%、端数処理は切り捨てとします。

金額

税込区分、税率

端数処理前の外税

端数処理前の内税

456

税抜 10%

45.6

-

522

税込 10%

-

47.45...

○別々に計算する場合

端数処理によって、外税は「45」、内税は「47」で保存されます。

消費税額は、45+47=92となります。

○別々に計算しない場合

税込合計=456+45+522=1023

消費税額=1023×10%÷110%=93

内税額=93-45=48

結果、外税は「45」、内税は「48」で保存されます。

5-6. 消費税の訂正

  • 「会社基本情報の登録」処理で「端数調整を外税額と内税額で別々に計算」を[しない]と設定したときは、消費税の訂正はできません。ただし、個別発注伝票・仕入伝票・完成伝票については、仕入先マスターの「消費税計算」が[免税]と[しない(手入力)]と設定された仕入先の伝票では訂正が可能です。

  • 「消費税の訂正」についての詳細は、「共通操作(伝票入力)」-消費税の訂正をご覧ください。

 

計算された消費税(外税)を伝票入力中に訂正することができます。

「外税(T)」欄をクリックするか、「Alt+T」キーを押してフォーカスを「外税」欄に移動させ入力します。