消費税の訂正

自動計算された消費税を訂正する方法です。訂正できるのは「外税」です。「内税」は訂正できません。

適格請求書の要件を満たすための設定(「会社基本情報の登録」処理の「端数調整を外税額と内税額で別々に計算」)により、訂正可不可の条件が異なります。後述の「訂正の可不可」をご覧ください。

  • 見積伝票・受注伝票で訂正しても、売上伝票に連動しますとその時点で再計算されます。

    不都合であれば、売上時に再計算された消費税を再度訂正してください。

    (発注から仕入への連動も同様です)

  • この機能は以下の伝票入力処理で使うことができます。

    見積、受注、売上、個別発注、仕入、完成、出荷

訂正の可不可

  • 出荷伝票では、設定内容に関係なく、訂正可能としています。

●「端数調整を外税額と内税額で別々に計算」が[しない]場合(適格請求書の要件を満たす設定)

見積伝票・受注伝票・売上伝票では訂正できません。

個別発注伝票・仕入伝票・完成伝票で訂正できますが、仕入先マスターの「消費税計算」が[免税]と[しない(手入力)]と設定された仕入先の伝票で訂正が可能です。

●「端数調整を外税額と内税額で別々に計算」が[する]場合

得意先マスターの消費税通知(仕入先マスターの消費税計算)の設定内容によって訂正可不可を決定します。

伝票

訂正可能な条件

訂正不可の条件

見積伝票

○消費税通知が[請求書一括]、[納品書毎]。

○消費税通知が[免税]、[明細単位]。

受注伝票

売上伝票

○消費税通知が[納品書毎]。

○消費税通知が[請求書一括]でも、伝区≠掛売か請求締日=0なら訂正できます。

○消費税通知が[免税]、[明細単位]。

○消費税通知が[請求書一括](例外があります)。

○伝区=仮伝

個別発注伝票

○消費税計算が[免税]、[明細書一括]、[仕入伝票毎]、[しない(手入力)]。

○消費税計算が[明細単位]。

仕入伝票

完成伝票

○消費税計算が[免税]、[仕入伝票毎]、[しない(手入力)]。

○消費税計算が[明細書一括]でも、伝区≠掛買か支払締日=0なら訂正できます。

○消費税計算が[明細単位]。

○消費税計算が[明細書一括](例外があります)。

  • 売上伝票の「伝区=仮伝」は消費税通知に関係なく訂正不可となります。

操作手順

  • 以下の操作説明は、訂正が可能な場合の説明になります。

全明細の入力が確定したら、[外税(T)]欄をクリックするか「Alt+T」キーを押し、消費税額を訂正入力します。

訂正は税率別に行いますので、税率が混在する伝票では、税率ごとに消費税を訂正することになります。

  • 消費税を訂正後、伝票訂正して明細金額が変わると消費税は再計算されますので注意してください。

特殊な操作

消費税だけの伝票を登録したいことがあります。明細が無い伝票は登録できませんので、記事明細だけを入力して消費税を入力して対応します。

記事明細しか無い場合、合計欄に[消費税入力]ボタンが表示されますのでクリックします。

次の画面が表示されますので、税率を選択し外税を入力します。

[設定]ボタンをクリックすると伝票入力画面に戻ります。合計欄の税率と外税に入力した内容が表示されています。