帳票を出力するには
1. 帳票を画面表示するには
各処理メイン画面上の指示項目を入力すると、帳票に画面表示させることができます。

メニューバーの「編集」-「集計条件の設定」を選択すると、「条件指示」画面が表示され、詳細な条件指示を行うことができます。
「出力の種類」で“画面”を選択し、[画面出力]ボタンをクリックします。
指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は「条件指示項目のまとめ」をご覧ください。
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※ 「条件指示」画面の「起動時にこの画面を表示する」にチェックマークを付けると、処理の起動時に「条件指示」画面が表示されるようになります。

2. 帳票を印刷するには
ツールバーの[印刷等]ボタンをクリックするか、メニューバーの「ファイル」-「印刷等」を選択すると、「印刷等の出力指示」画面が表示され、印刷に関する条件指示を行い、印刷を実行することができます。「条件指示」画面で詳細な条件指示を行い、「出力の種類」で“印刷等”を選択し、[印刷指示]ボタンをクリックしても「印刷等の出力指示」画面が表示されます。
「印刷等の出力指示」画面で指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は、「条件指示項目のまとめ」をご覧ください。
条件指示後、「出力先の選択」で“印刷”“プレビュー”等を選択し、[実行]ボタンをクリックします。
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※ プリンタを使って印刷するには、事前にプリンタドライバを組み込む必要があります。
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※ 条件指示をする前に、用紙をセットして印刷可能な状態にしておきます。
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※ プリンタの電源がON、またはSELがONになっていることを確認してから印刷してください。
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※ 印刷を実行する前に必ずプレビューで確認してください。

(1) 改ページの設定について
「印刷等の条件指示」画面の[改ページ設定]ボタンをクリックすると、改ページの位置の設定を行うことができます。
給与勤怠支給控除一覧表、賞与支給控除一覧表、賃金台帳、勤怠台帳、累計支給控除一覧表、支給控除比較表で設定できます。帳票により、設定項目が異なります。

項目 |
項目の説明 |
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給与金額と給与勤怠の間で改ページする |
賃金台帳の場合 「給与金額」と「給与勤怠」の間で改ページをする設定ができます。 |
給与と賞与の間で改ページする |
賃金台帳の場合 「給与勤怠」と「賞与金額」の間で改ページをする設定ができます。 |
賞与金額と賞与基礎の間で改ページする |
賃金台帳の場合 「賞与金額」と「賞与基礎」の間で改ページをする設定ができます。 |
1ページに出力する項目数の設定 |
給与勤怠支給控除一覧表、賞与支給控除一覧表、賃金台帳、累計支給控除一覧表、支給控除比較表の場合
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1ページに出力する月数の設定 |
賃金台帳、勤怠台帳の場合
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支給日を出力する |
給与勤怠支給控除一覧表、賞与支給控除一覧表の場合 チェックマークを付けた場合のみ、支給日行(列)を表示します。 |
(2) プリンタの設定について
「印刷等の条件指示」画面の[印刷設定]ボタンをクリックすると、プリンタの設定を行うことができます。「印刷設定」画面の[レイアウト調整](専用用紙出力時は[位置調整])ボタンをクリックすると、「レイアウト調整」「位置調整」画面が表示され、余白等印字位置、印字内容の設定を行うことができます。

項目 |
項目の説明 |
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プリンタ名 |
ボタンをクリックして、印刷を実行するプリンタを選択します。 [ネットワーク]ボタンをクリックすると、ネットワーク上のプリンタを選択することができます。 [プロパティ]ボタンをクリックすると、プリンタドライバの設定画面が表示されます。 |
種類、場所、コメント |
選択したプリンタの種類、場所、コメントが表示されます。 |
用紙-サイズ |
ボタンをクリックして用紙サイズを選択します。 |
-給紙方法 |
ボタンをクリックして給紙方法を選択します。 |
印刷の向き |
印刷の向きを「縦」「横」から選択します。 |
印刷範囲 |
印刷するページの範囲を「すべて」「ページ指定」から選択します。 「ページ指定」を選択した場合は、印刷開始ページと印刷終了ページを入力します。 |
フォント設定 |
印刷するフォントの種類を指定します。
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(3) 印字位置、印字内容の調整について
余白等印字位置、印字内容の設定を行うことができます。設定画面は、出力する用紙の種類(コピー用紙等応用用紙と専用用紙)によって異なります。
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※ 数値は、0.1mm 単位の-300~300 の範囲で入力します。

項目 |
項目の説明 |
---|---|
余白の調整 |
上、左、右、下の余白を0.1mm単位で入力します。 |
列の幅 |
「狭い」「広い」の間にあるバーを動かして指定します。「狭い」の方に動かすとフォントサイズが大きくなり、「広い」の方に動かすとフォントサイズが小さくなります。印字する行数が増減しますので、必要に応じて調整してください。
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行の高さ |
「低い」「高い」の間にあるバーを動かして指定します。「低い」の方に動かすと行の高さが低くなり、印字する行数が増加します。「高い」の方に動かすと行の高さが高くなり、印字する行数が減少します。必要に応じて調整してください。
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フォントサイズの調整 |
「小さい」「大きい」の間にあるバーを動かして指定します。 列の幅に応じてフォントサイズが変更されますので、さらに細かい調整をする場合に設定を行ってください。 |
テスト印刷をして印字位置の調整をしてください。
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※ 数値は、0.1mm 単位の-300~300 の範囲で入力します。

項目 |
項目の説明 |
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開始位置調整 |
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左 |
入力した値の分だけ印字位置を右へずらします。マイナスの値を入力すると、入力した値の分だけ印字位置を左へずらします。 |
上 |
入力した値の分だけ印字位置を下へずらします。マイナスの値を入力すると、入力した値の分だけ印字位置を上へずらします。 |
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|
間隔の微調整 |
桁、行の間隔について、「狭い」~「広い」の間で調整します。 |
印刷時にこの画面を表示する |
専用用紙への印刷の都度、「位置調整」画面を表示させたい場合にチェックマークを付けます。 |
[テスト印刷]ボタンをクリックすると、専用用紙にテスト印刷を実行します。各内容には、数字の羅列が印字されます。実際の内容は印字されません。
[印刷]ボタンをクリックすると、専用用紙に印刷を実行します。
[キャンセル]ボタンをクリックすると、専用用紙への印刷を中止します。
(4) プレビュー機能について
プレビュー機能を使用すると、印刷を実行したイメージで内容を確認することができます。

画面上部のボタンをクリックすることで印刷を実行したり、表示を切り替えたりすることができます。
ボタン |
ボタンの説明 |
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閉じる |
プレビュー画面を閉じます。 |
印刷 |
印刷を実行します。 |
印刷設定 |
「印刷設定」画面が表示され、プリンタや用紙サイズの設定を行うことができます。 |
改ページ |
「改ページ設定」画面が表示され、1ページに出力する項目数等を設定できます。帳票により設定項目が異なります。 |
ズーム |
マウスをドラッグすることで表示を拡大・縮小することができます。 |
自動調整 |
「100%表示」「ウィンドウの高さにあわせる」「ウィンドウの幅にあわせる」から選択した内容で自動調整されます。 |
縮小 |
表示を一段階縮小します。 |
% |
表示倍率を「50%」「75%」「100%」「150%」「200%」「300%」から選択するか、数字を直接入力します。 |
拡大 |
表示を一段階拡大します。 |
前ページ |
前のページを表示します。 |
次ページ |
次のページを表示します。 |
ページ数 |
現在表示中のページと総ページ数が表示されます。ページを入力すると、該当のページを表示します。 |
分割 |
「1ページ表示」「2ページ表示」「3ページ表示」「4ページ表示」「6ページ表示」から選択したページ数で表示します。 |
3. 帳票をファイル出力するには
帳票などのPDF、Excel、汎用データのファイルを作成します。
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※ ファイルを以下の場所には作成しないでください。ファイルを参照することができません。
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“Program Files”フォルダ
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“Windows”フォルダ
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“ProgramData”フォルダ
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Cドライブなど各ドライブの直下
(1) PDFファイルの出力について
データをPDFファイルに出力します。
(1) 「条件指示」「印刷等の出力指示」画面で集計範囲等を指定します。指示できる項目は処理によって異なります。
項目の説明は「条件指示項目のまとめ」
(2) 「印刷等の出力指示」画面の「出力先の選択」で「PDF」を選択して、以下の項目を設定します。
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出力先パス: 出力先フォルダを指定します。ボタンをクリックして、出力先を参照することもできます。
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※ 指定したフォルダに同名のファイルがある場合、上書保存されます。
既に作成されている同名のファイルを残したい場合は、別フォルダを指定してください。
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PCA eDOC連動 : 作成するPDFファイルを『PCA Hub eDOC』にアップロードする場合にチェックマークを付けます(給与明細書など)。
(3) [印刷設定]ボタンをクリックすると、「PDF設定」画面が表示され、以下の項目を設定することができます。設定終了後に[設定]ボタンをクリックします。
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用紙サイズ : ボタンをクリックして「A3」「A4」「A5」「B4」「B5」から選択します。
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用紙の向き : 「縦」「横」から選択します。
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余白 : 上下左右のそれぞれについて、余白の数値を0.1mm単位で入力します。

(4) 設定した内容でPDFファイルを出力する場合は、「印刷等の出力指示」画面の[実行]ボタンをクリックします。
PDF形式のデータを参照するには、『Adobe Reader』の5.0以降(又は『Adobe Acrobat Reader』)が必要です。
『Adobe Reader』は無償配布されております。
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※ 作成したPDFファイルを「Adobe Acrobat」で開き、編集せずにファイルを閉じようとしても、「変更を保存しますか」のように保存を確認する画面が表示されます。
これは、ファイルが開かれた時点で最適化されるためです。
[はい]ボタンをクリックしてファイルを閉じてください。
(2) Excelファイルの出力について
データをExcelファイルに出力します。
対応バージョンの最新情報については、PCAホームページの「OS確認情報」でご確認ください。なお、ストアアプリ版は対応していません。
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※ ご使用の環境、データ件数等により、出力に時間がかかる場合があります。その際は、集計期間等の範囲を分けて出力することをお勧めします。
(1) 「条件指示」「印刷等の出力指示」画面で集計範囲等を指定します。指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は「条件指示項目のまとめ」
(2) 「印刷等の出力指示」画面の「出力先の選択」で「Excel」を選択して、以下の項目を設定します。
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出力先パス : 出力先フォルダとファイル名を指定します。ボタンをクリックして、出力先を参照することもできます。
(3) 設定した内容でExcelファイルを出力する場合は、「印刷等の出力指示」画面の[実行]ボタンをクリックします。
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※ 指定したフォルダに同名のファイルが存在する場合、上書きを確認する画面が表示されます。
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はい : 同じ名前のファイルを出力するファイルで置き換えます。
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いいえ : 出力を中止します。
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(3) 汎用データの出力について
データを汎用のテキストファイルに出力します。
○「随時」-「外部マスターの作成」で作成される汎用データ
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マスター(会社情報、給与体系、部門、金融機関、住民税納付先、社員情報)
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月次データ
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年末調整データ
○「随時」-「汎用データ作成」で作成される汎用データ
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社員マスター
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給与・賞与データ
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年末調整データ
○「随時」-「PCA就業管理/クロノス連動」-「PCA就業管理/クロノスマスターデータの作成」で作成される汎用データ
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PCA就業管理/クロノス連動用の汎用データ
各帳票の汎用データは、各処理で作成します。
≪汎用データとは?≫
『PCA 給与シリーズ』で入力したデータを他のシステムで活用することを目的に、テキスト形式のファイルとして作成することができます。
作成されたファイルを汎用データと呼んでいます。
汎用データを他のシステムで活用するには、データベースなどの専門知識が必要となります。
汎用データは作成を中心としていますが、利用範囲を広げるため、マスター、月次データ、年末調整データについては受入が可能となっています。
汎用データレイアウトについては、プログラムCD-ROMのDocフォルダのPDFファイルで参照することができます。
(1) 「条件指示」「印刷等の出力指示」画面で集計範囲等を指定します。指示できる項目は処理によって異なります。
項目の説明は「条件指示項目のまとめ」
(2) 「印刷等の出力指示」画面の「出力先の選択」で「汎用データ」を選択して、以下の項目を設定します。
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区切り文字 : 項目ごとの区切り文字を「1 : カンマ区切り(CSV形式)」「2 : タブ区切り」から選択します。
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出力先パス : 出力先フォルダと汎用データのファイル名を指定します。ボタンをクリックして、出力先を参照することもできます。
(3) 設定した内容で汎用データを出力する場合は、「印刷等の出力指示」画面の[実行]ボタンをクリックします。
(4) 「随時」ー「汎用データの作成」から汎用データを出力する場合は、以下の項目を設定し、[出力]ボタンをクリックします。
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受入用チェックデータを出力する:受入れ時にチェックする為の、ヘッダーを出力する場合にチェックマークを付けます。
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月次データの無い社員を出力する:給与データ、賞与データを選択した場合、月次データがない社員も出力する場合にチェックマークを付けます。
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月次データの無い項目を0で出力する:給与データ、賞与データを選択した場合に、月次データがない項目に0を出力する場合にチェックマークを付けます。
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項目名を出力する:項目名を出力します。
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バージョンを出力する:"\text version='1' \" といったデータを1行目に出力します。
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日付は西暦で出力する:「会社基本情報の登録」で「使用する暦」を“和暦”で設定している場合でも日付を西暦で出力します(社員マスター、年末調整データの場合)。
4. 明細配信するには(PCA Hub 給与明細を使用する場合)
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※ 『PCA Hub 給与明細』と連動する場合、あらかじめ「随時」-「PCA Hub連動設定」で設定が必要です。操作編ⅡマニュアルとWebサイト(https://pca.jp/hub/doc/payslip.html)をご覧ください。
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※ 以下の明細書・通知書が配信可能です。
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給与明細書
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賞与明細書
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源泉徴収票
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給与改定通知書
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標準報酬決定通知書
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標準報酬改定通知書
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年末調整通知書
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還付金明細書
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(1) 「条件指示」画面で集計範囲等を指定します。指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は「条件指示項目のまとめ」
(2) 「印刷等の出力指示」画面の「出力先の選択」で「明細配信」を選択します。必要に応じて「PDFファイル名の設定」でファイル名を変更します。
(3) 『PCA Hub』に登録されているメールアドレスと、『PCA 給与シリーズ』に登録されている連携用のメールアドレスが一致していない社員が存在する場合に確認画面が表示されます。
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※ メールアドレスが一致していない社員が存在しない場合は、確認画面は表示されません。
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※ 確認画面で「明細配信時に確認を行う」がチェックONの場合にのみ、明細配信時にメールアドレスが一致していない社員の確認を行います。
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※ 確認画面については、「便利な機能」-「PCA Hub メールアドレスを確認するには」をご覧ください。
(4) 「明細配信設定」画面が表示されます。

(5) PCA Hub 給与明細上で明細を公開およびメール配信したい日時を設定します。
(6) 配信時に送信されるメールの件名と本文を設定します。
(7) 明細以外に同時別ファイルを配信したい場合は、[ファイル設定]ボタンをクリックしてファイルを添付します。
→「ファイル添付設定」画面が表示されます。
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※ アップロードできるファイルの制限に関してはWebサイト(https://pca.jp/hub/doc/payslip.html)をご覧ください。

【社員ごとに設定する場合】
社員ごとに書類名を入力し、添付するファイルを指定します。
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書類名:30文字以内で入力します。明細を受信した社員側に表示されます。
【一括で設定する場合】
1) [一括設定]ボタンをクリックします。

2) 書類名を入力し、ファイルの振り分けを設定します。
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書類名:30文字以内で入力します。明細を受信した社員側に表示されます。
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ファイル:「社員別ファイル」「共有ファイル」から選択します。
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対象フォルダ:配信対象のフォルダを設定します。
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※ 社員別ファイルを選択した場合
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判別方法:「社員コード先頭一致」「氏名一致」から選択します。
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※ 「社員コード先頭一致」は社員コード「0001」 の場合、ファイル名「0001書類○○」のようにファイル名の先頭と一致した場合に設定されます。
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※ 社員別ファイルを選択した場合
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設定先:「ファイルパス1」「ファイルパス2」から選択します。
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ファイルパス:ファイルパスを選択します。
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※ 共有フォルダを選択した場合
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3) [実行]ボタンをクリックします。
→「ファイル添付設定」画面で社員とファイルが正しく紐づけられていることを確認してください。
(8) 「明細配信設定」画面で[実行]ボタンをクリックするとアップロードが開始されます。