発注処理の概要

発注伝票を作成して注文書や発注管理資料を作成します。

発注伝票

○発注伝票の作成には、次の4種類の方法があります。

なお、「発注」処理には、この4種類の発注方法に対応した処理がそれぞれ用意されています。

  1. 個別発注

    発注伝票を1点ずつ手入力します。

  2. 一括発注

    「部品展開」を利用した発注方法です。

    製品の製作数を指示して、必要な資材(部品)の発注伝票を自動作成します。

  3. 引当発注

    『商魂』の受注伝票を基に発注伝票を自動作成します。

    フォロー必要な商品を一覧表に表示させ、発注するか否かを検討して発注伝票を手入力することもできます。なお、手入力は「個別発注伝票入力」を利用します。

  4. 在庫補充

    “在庫切れ”(在庫数が注文点を割った)商品について発注伝票を自動作成します。

    “在庫切れ”商品を一覧表に表示させ、発注するか否かを検討して発注伝票を手入力することもできます。なお、手入力は「個別発注伝票入力」を利用します。

 

「一括発注」~「在庫補充」した発注伝票を、「個別発注伝票入力」にて変更、削除することも可能です。

 

○発注伝票は削除するか、全数入荷するまで保存されますので、次のようなことに利用します。

  • 発注残管理

    発注、発注残実績が、発注先、商品、部門、担当者別に把握できます。

    特定の期間内に納期が到来する伝票を、逐次取り出したり、納期到来した入荷遅延の伝票も早期発見できます。

  • 仕入への連動

    発注伝票を基に、仕入伝票が入力できます。

    仕入に連動した発注伝票は、入荷済として自動的に消し込まれます。

発注方法の考え方

項目

1.個別発注

2.一括発注

3.引当発注(*6)

4.在庫補充

発注伝票の項目

注文№

1入力画面(1~99品)で1注文№

1品に1注文№

1注文№当たりの商品点数は任意指定

発注日

入力

手配№毎に指定

作成時に指定

納期

入力

手配№毎に指定(訂正可)

受注伝票の納期

作成時に指定

摘要

入力

空欄

(*6)

空欄

発注数

入力

不足数(*1)

(不足数≦0は0になります)

(訂正可)

受注残数

(受注数-売上数)

補充数(*2)を発注単位で換算

単価

適用単価(*5)か入力

受注伝票の原価かマスター単価

マスター単価

発注先

入力

在庫マスターの主仕入先か入力

在庫マスターの主仕入先

備考

入力

手配№

(*6)

在庫マスターのロケーション№

仕入伝票入力

「仕入伝票入力」/「完成伝票入力」

在庫数の更新

  • 不要

在庫数を引当(*3)

  • 不要

発注残数の更新

発注残数更新

発注数を引当(*4)

発注残数更新

発注残数更新

(*1):不足数=必要数-有効在庫数

  • 有効在庫数=(現在庫数-引当在庫数)+(発注残数-引当発注数)-受注残数

    不足数≧0。

(*2):補充数=最高点-有効在庫数

  • 有効在庫数=(現在庫数-引当在庫数)+(発注残数-引当発注数)-受注残数

    補充数≧0。

(*3):引当数(必要数-不足数)を引当在庫数に加算。

(*4):不足数を引当発注数、発注残数に加算。

(*5):適用する単価を入力時に選択できます。

詳細は「システムの基本仕様」-単価をご覧ください。

(*6):作成する発注伝票に複数の受注伝票を混在させない作成方法を指示できます。

そのときは、「摘要」に受注伝票の「摘要」や「受注№」を、「備考」に受注伝票の「備考」や「受注№」を設定することができます。

発注伝票の変更・削除

「一括発注伝票入力」、「引当発注伝票の作成」、「在庫補充伝票の作成」にて作成した発注伝票を変更・削除するには、「個別発注伝票入力」の入力画面にて行います。

ただ、「一括発注伝票」は「一括発注伝票入力」の入力画面から変更・削除することもできます。

注文書の発行

注文書様式

4種類の様式で出力できます(専用帳票3種類と応用紙1種類)。

注文書様式

明細行

対応プリンタ

連続紙<361>

3行

ドットプリンタ(4部複写の連続用紙)

単票<1361>

3行

ページプリンタ(A4サイズの3面式単票)

単票汎用2面式

10行

ページプリンタ(A4サイズの2面式単票)

応用紙

(*1)

ドットプリンタ(縦11インチのストックフォーム)

ページプリンタ(A4サイズの白紙用紙)

(*1):プリンタの印字可能領域によって印字明細数が異なります。

 

その他に、「注文書のフリーフォーマット」処理で設計した様式に出力することができます。

【注意】

標準で提供している注文書には消費税を出力していません。

消費税を出力する場合は、「注文書のフリーフォーマット」で設計していただく必要があります。

注文書を出力する処理

○「個別発注伝票入力」では伝票入力の都度に注文書を出力できます。

○「一括発注伝票入力」でも伝票入力の都度に注文書を出力できます。また、入力した伝票を「個別発注伝票入力」で呼び出して出力することもできます。

○「引当発注伝票の作成」と「在庫補充伝票の作成」で発注伝票を作成しますが、注文書を同時に出力することはできません。

作成した伝票を「個別発注伝票入力」で呼び出して出力するか、「注文書の一括発行」で出力します。

○「注文書の一括発行」ではすべての発注方法で作成された伝票から注文書を出力できます。

発注方法別の出力仕様

項目

1.個別発注

2.一括発注

3.引当発注

4.在庫補充

分類方法(*1)

<一括発行のとき>

発注先・発注日・注文№別

発注先・発注日・注文№順

発注先・発注日・注文№別

注文書1枚の内容

伝票1件分

複数の伝票(*2)

伝票1件分

印字明細数(*3)

連続紙<361>

単票<1361>

1明細か3明細

<選択>

1明細か3明細

<選択>

1明細か3明細

<選択>

単票汎用2面式

伝票1件の全明細

複数伝票の総明細

伝票1件の全明細

応用紙

摘要欄(備考欄)に印字する内容

発注伝票の摘要

当該製品の商品コードと製品名(*4)

受注伝票の得意先コードと得意先名(*5)

発注伝票の摘要(*6)

 

(*1):「注文書の一括発行」のときの伝票分類項目です。注文書はこの項目順に出力されます。

伝票入力処理で出力する「都度発行」と「注文書の一括発行」での出力の違いは、「一括発注」で作成された伝票にだけ発生します。

一括発注伝票は1伝票が必ず1明細なので、「都度発行」では1注文書に1明細のみ出力し、「注文書の一括発行」では複数の伝票(明細)を1注文書に出力することができます。

(*2):「一括発注」で作成された伝票の注意点です。

複数明細を印字する場合、1枚の注文書に同一発注先・発注日の発注伝票が同一手配№のデータに限り複数件出力できます。

また、ヘッダー部に納期を印字する場合は、明細納期別に分類して複数の注文書を出力します。

  • 印字する伝票№が「伝票の注文№」のときは1明細/1注文書になります。

  • 1枚の注文書に発注伝票が複数件混在するとき、直送先の情報は出力しません。

(*3):出力する明細数が多ければ、2枚以上の注文書を出力します。

(*4):伝票の摘要に関係なく「当該製品の商品コードと製品名」を求めて出力します。

(*5):伝票の摘要が空でなければ入っている文字列を出力します。

空であれば「受注伝票の得意先コードと得意先名」を求めて出力しますが以下の制限事項があります。

  • 複数明細を印字する場合は、受注先が混在するため出力できません。このため、連続紙<361>と単票<1361>で[1行印字]を選択したときだけ出力します。

  • 「引当発注伝票の作成」のときの条件で「商品別に明細をまとめる」とした場合、受注№を保持していないため出力できません。

【参考】

「引当発注伝票の作成」では発注伝票の摘要に設定する内容を以下から選択できます。

・受注伝票の摘要

・受注伝票№

・何も設定しない

よって、「受注伝票の摘要」か「受注伝票№」が設定されていれば、その内容が出力されることになります。また、「何も設定しない」でも「個別発注伝票入力」で呼び出して摘要を入力すれば、その摘要を出力することができます。

(*6):「在庫補充伝票の作成」で作成された伝票の摘要には何も入っていません。「個別発注伝票入力」で呼び出して摘要を入力すればその摘要を出力できます。

 

納期の出力仕様

○納期は注文書のヘッダー欄と明細欄に出力することができます。

ヘッダー欄の納期には伝票ヘッダー欄で入力した納期を、明細欄の納期には伝票明細欄で入力した納期を出力します。

○「一括発注」伝票については特殊な仕様があります。

以下の条件をすべて満たすときは伝票明細欄で入力した納期を、ヘッダー欄の納期にも出力します。

・「注文書の一括発行」で出力したとき

・「印字する伝票№」を[注文書用に付番]で出力したとき

・条件指示の出力項目で「納期」(ヘッダー欄納期)を“出力する”としたとき

納期の分類を明細納期で行っているための制限事項となります。

「一括発注伝票入力」では、ヘッダー納期も明細納期も同じ日付で伝票を登録します。この伝票を「個別発注伝票入力」で呼び出し、どちらかの納期を変更したときにこの状況が生まれます。

○「単票汎用2面式」では明細納期を出力できません。

発注残数の更新

発注伝票が作成されますと、その発注数を“発注残数”として在庫マスターに記録します。

“発注残数”は納期管理のためだけでなく、次に発注する際の過剰発注防止にも利用しています。

引当発注数の更新

“発注残数”は入荷した時に消滅しますので“在庫予定”と見ますが、「一括発注」にて発注した分は、“在庫予定”とは見ないで、当該製品製作用の“ひも付き”として別途確保されます。

この“発注残数”を“引当発注数”といいます。

引当在庫数の更新

「一括発注伝票入力」にて資材を手配する時、出荷可能在庫(現在庫数-引当在庫数)があれば、その分は当該製品用に引き当てられ、足りない分だけが自動発注される仕組です。

この時、在庫を引き当てた分が“引当在庫数”として、当該製品製作用に確保されます。

部品展開による資材の在庫管理

  • 「仕入伝票入力」と「完成伝票入力」は「仕入」処理にて行います。

流通商品の在庫管理

  • 「出荷伝票入力」は「在庫管理」にて行います。

処理構成

 

処理名

処理概要

1

個別発注伝票入力

発注伝票の入力・変更・削除を行います。

同時に注文書の印刷ができます。

2

一括発注伝票入力

部品展開を利用し、資材の発注を行います。

3

引当発注伝票の作成

『商魂』の受注伝票を基に発注伝票を自動作成します。

4

在庫補充伝票の作成

“在庫切れ”商品の発注伝票を自動作成します。

5

注文書の一括発行

発注伝票を基に注文書を一括発行します。

6

発注明細表

発注、発注残明細の一覧表を出力します。

7

発注集計表

発注、発注残集計表を出力します。

8

手配明細表

「一括発注伝票入力」にて手配(引当/発注)した製品別資材明細/資材別製品明細を作成します。

9

製品別資材の在庫照会

製品別に必要資材の在庫数を画面に照会します。