在庫の締切

当処理は、棚卸作業が終了した後に行います。

指定された「在庫締切日」時点の、「繰越在庫数」「評価単価」を求め商品マスター・在庫マスターを更新します。

指定する「在庫締切日」は、前回の在庫締切日以降であればいつでも構いませんが、通常は「在庫期間の集計」で指定した終了日とします。棚卸確定後、在庫集計期間内の入出荷伝票を更新していなければ「棚卸表」に出力された数量(繰越在庫数)・評価単価と同じ結果となります。

当処理を実行しても、「在庫締切日」以前の入出荷伝票は残ります。

「会社基本情報の登録」の設定で、締切日以前の伝票を更新できないように制限することもできます。

繰越在庫数の更新

在庫マスターに登録されている「繰越在庫数」を、「在庫締切日」時点の値に書き換えます。

◎新繰越在庫数=旧繰越在庫数+「在庫締切日」以前の入荷数(*1)-「在庫締切日」以前の出荷数(*2)

*1:入荷数に含まれるもの

仕入伝票の入荷数(単価訂正は除外)

振替伝票の入庫数

*2)出荷数に含まれるもの

出荷伝票の出荷数

仮出荷伝票の出荷数

仮出荷伝票の戻り数の反数

振替伝票の出庫数

『商魂』の売上伝票の売上数(単価訂正は除外)

『商魂』の売上伝票の仮納品数

 

同時に、「会社基本情報の登録」の「在庫締切日」を新「在庫締切日」に書き換えます。

在庫単価の更新

「評価単価」を求め、商品マスターに登録されている「在庫単価」を、「新在庫締切日」時点の値に書き換えます。

  • 「評価在庫」の求め方は、「システムの基本仕様」-「在庫の管理」を参照してください。

画面

新「在庫締切日」を入力して[実行]ボタンをクリックすれば処理が開始します。

 

データのバックアップ

当処理を実行しますと、商品マスターと在庫マスターを更新するため、同じ締切日での再処理はできなくなります。また、何らかの原因で処理が中断しますと、マスターやデータの整合性がとれなくなりデータ領域が使えなくなってしまいます。したがって、処理前に必ずデータ領域のバックアップを取るようにしてください。

データのバックアップは「ファイル」-「データのバックアップ」処理で行います。

 

[実行]ボタンをクリックすると次の画面が表示されます。バックアップを取っていない場合、[いいえ]を選択してください。メニュー画面に戻ります。