在庫の管理

4. 評価単価の求め方

「在庫期間の集計」と「在庫の締切」処理で求められる「評価単価」は、「会社基本情報の登録」で設定した評価方法により以下の仕様で決定されます。

  • 税込仕入があっても、決定した「評価単価」(在庫単価)は「税抜」単価になるよう計算・換算しています。

  • 倉庫別の在庫管理を行っても「在庫単価」は全倉庫共通になります。

最終仕入原価法

期間内の仕入伝票の内、最終仕入日の仕入単価となります。

最終仕入単価が「税込」の場合、「税抜」に換算します。

  • 期間内

    期間の開始は「会社基本情報の登録」の「在庫締切日」、終了は指示した日付になります。

○期間内に仕入伝票がなければ、商品マスターの「在庫単価」とします。

○最終仕入日に複数の仕入があれば、最終入力伝票の「仕入単価」とします。

○仕入伝票の留意点

・契約伝票(伝区=契約)は除外します。

・単価未定(仕入単価=0)は除外します。

・返品(区=返品)は除外します。

・仕入取消(数量<0)は除外します。

・単価訂正(区=単価訂正)は除外します。

総平均法

評価単価=(繰越在庫高+期間仕入高)÷(繰越在庫数+期間仕入数)

  • 期間仕入高、期間仕入数

    期間の開始は「会社基本情報の登録」の「在庫締切日」、終了は指示した日付になります。

    繰越在庫高=商品マスターの「在庫単価」×繰越在庫数

    繰越在庫数=在庫マスターの「繰越在庫数」+在庫締切日以前の仮出荷残数

    端数処理は、当該商品の「単価小数桁」まで求め、以下は四捨五入します。

 

○計算における留意点

・「繰越在庫高 <0 かつ 繰越在庫数 <0」なら繰越在庫高と繰越在庫数を正数にして計算します。同様に、「期間仕入高 <0 かつ 期間仕入数 <0」なら期間仕入高と期間仕入数を正数にして計算します。

例)期間仕入高が-500、期間仕入数が-5の場合は、期間仕入高を500、期間仕入数を5にそれぞれ変換して計算します。

ただし、「(繰越在庫高+期間仕入高)>0 かつ (繰越在庫数+期間仕入数)>0」のときは、繰越在庫高、繰越在庫数、期間仕入高、期間仕入数がマイナスの値でも正数にはせずに計算します。

例)期間仕入高が-500、期間仕入数が-5、繰越在庫高が1000、繰越在庫数が10の場合は、以下となるため期間仕入高、期間仕入数ともに正数にはせずに計算します。

(繰越在庫高1000+期間仕入高-500)>0

(繰越在庫数10+期間仕入数-5)>0

  • 上記赤文字部分は、『PCA 商魂・商管シリーズ バージョンDX』Rev5.00で変更された仕様になります。

・以下のときは前回評価単価を今回評価単価にします。

1.「期間仕入高=0 かつ 期間仕入数=0」のとき

2.「分母=0 または 分子=0」のとき

3.求まった評価単価がマイナスになったとき

○仕入伝票の留意点

・契約伝票(伝区=契約)は除外します。

・「仕入金額=0」は除外します。

・単価訂正は期間仕入高には含めますが、期間仕入数には含めません。

・税込仕入がある場合、「税込仕入高-内税」を期間仕入高に累計し計算します。

標準原価法

商品マスターに登録されている「在庫単価」を使います。

「在庫単価」は「税抜」で登録する仕様となっています。

月次移動平均法

総平均法の計算を月単位に行い最終月に求まった単価を評価単価とします。

最初の月

評価単価=(繰越在庫高+当月仕入高)÷(繰越在庫数+当月仕入数)

以降の月

評価単価=(前月末在庫高+当月仕入高)÷(前月末在庫数+当月仕入数)

  • 前月末在庫高=前月の評価単価×前月末在庫数

○計算における留意点

「総平均法」と同様です。

○仕入伝票の留意点

「総平均法」と同様です。

○月次の判定は「在庫締切日」の翌日を月初めとしています。

例1)在庫締切日=3/31なら、翌月は4/1~4/30、翌々月は5/1~5/31

例2)在庫締切日=3/20なら、翌月は3/21~4/20、翌々月は4/21~5/20

期間終了日に半端な日が指定されたら次のように扱います。

例1)在庫締切日=2024/03/31で期間終了日=2025/03/20とされたら、

最終月を2025/03/01~2025/03/20として計算します。

例2)在庫締切日=2024/03/20で期間終了日=2025/03/31とされたら、

13か月目として最終月を2025/03/21~2025/03/31として計算します。