帳票を出力するには

ここでは、確認リストや帳票を画面表示、印刷、ファイル出力する際の操作手順について説明しています。

1. 帳票を画面表示するには

各処理メイン画面上の指示項目を入力すると、帳票等を画面表示させることができます。

 

ツールバーの[再集計]ボタンをクリックすると、帳票を再集計します。

ツールバーの[集計条件]ボタンをクリックすると、「条件指示」画面が表示され、詳細な条件指示を行うことができます。
「出力の種類」で“画面”を選択し、[画面出力]ボタンをクリックします。
指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は、こちらの条件指示項目のまとめ」をご覧ください。

 

≪列幅を初期設定に戻すには≫

1つの項目の列幅を画面いっぱいに拡げてしまうと、列幅を小さくできなくなることがあります。

その時は、次の操作をすれば列幅を初期状態に戻すことができます。

照会画面のタイトル欄にマウスカーソルを移動して右クリックします。「列幅を初期設定に戻す」というメニューが表示されますので、それを選択します。

【ご注意】

すべての列を初期状態に戻します。また、「初期状態」とは、プログラム内部で定めた列幅を指します。処理起動中の列幅(前回までの列幅)を指すわけではありません。

  • 「条件指示」画面の「起動時にこの画面を表示する」にチェックマークを付けると、処理の起動時に「条件指示」画面が表示されるようになります。

2. 帳票を印刷するには

ツールバーの[印刷等]ボタンをクリックするか、メニューバーの「ファイル」-「印刷等」を選択すると、「印刷等の条件指示」画面が表示され、印刷に関する条件指示を行い、印刷を実行することができます。

「条件指示」画面で詳細な条件指示を行い、「出力の種類」で“印刷等”を選択し、[印刷指示]ボタンをクリックしても「印刷等の条件指示」画面が表示されます。

「印刷等の条件指示」画面で指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は、こちらの「「印刷等の条件指示」画面の指示項目」をご覧ください。

条件指示後、「出力先の選択」で“印刷”“プレビュー”等を選択し、[実行]ボタンをクリックします。

  • プリンタを使って印刷するには、事前にプリンタドライバを組み込む必要があります。

    詳細は、「印刷について」をご覧ください。

 

(1) プリンタの設定について

「印刷等の条件指示」画面の[印刷設定]ボタンをクリックすると、プリンタの設定を行うことができます。

「印刷設定」画面の[レイアウト調整](専用用紙出力時は[位置調整])ボタンをクリックすると、「レイアウト調整」「位置調整」画面が表示され、余白等印字位置、印字内容の設定を行うことができます。

項 目

項目の説明

プリンタ名

ボタンをクリックして、印刷を実行するプリンタを選択します。

[ネットワーク]ボタンをクリックすると、ネットワーク上のプリンタを選択することができます。

[プロパティ]ボタンをクリックすると、プリンタドライバの設定画面が表示されます。

種類、場所、コメント

選択したプリンタの種類、場所、コメントが表示されます。

用紙-サイズ

ボタンをクリックして用紙サイズを選択します。

-給紙方法

ボタンをクリックして給紙方法を選択します。

印刷の向き

印刷の向きを「縦」「横」から選択します。

印刷範囲

印刷するページの範囲を「すべて」「ページ指定」から選択します。

「ページ指定」を選択した場合は、印刷開始ページと印刷終了ページを入力します。

フォント設定

印刷するフォントの種類を指定します。ボタンをクリックして「自動設定」「MSゴシック」「MS明朝」から選択します。

(2) 印字位置、印字内容の調整について

余白等印字位置、印字内容の設定を行うことができます。

設定画面は、出力する用紙の種類(コピー用紙等応用用紙と専用用紙)によって異なります。

 

【コピー用紙等応用用紙に出力する場合】

  • 数値は、0.1mm単位の-300~300の範囲で入力します。

    項目

    項目の説明

    余白の調整

    上、左、右、下の余白を0.1mm単位で入力します。

    列の幅

    「狭い」「広い」の間にあるバーを動かして指定します。

    「狭い」の方に動かすとフォントサイズが大きくなり、「広い」の方に動かすとフォントサイズが小さくなります。
    印字する行数が増減しますので、必要に応じて調整してください。

    行の高さ

    「低い」「高い」の間にあるバーを動かして指定します。
    「低い」の方に動かすと行の高さが低くなり、印字する行数が増加します。
    「高い」の方に動かすと行の高さが高くなり、印字する行数が減少します。必要に応じて調整してください。

    フォントサイズの調整

    「小さい」「大きい」の間にあるバーを動かして指定します。
    列の幅に応じてフォントサイズは変更されますので、さらに細かい調整をする場合に設定を行ってください。

 

【専用用紙に出力する場合】

テスト印刷をして印字位置の調整をしてください。

  • 数値は、0.1mm単位の-300~300の範囲で入力します。

項目

項目の説明

入力した値の分だけ印字位置を右へずらします。マイナスの値を入力すると、入力した値の分だけ印字位置を左へずらします。

入力した値の分だけ印字位置を下へずらします。マイナスの値を入力すると、入力した値の分だけ印字位置を上へずらします。

印刷時にこの画面を表示する

専用用紙への印刷の都度、「位置調整」画面を表示させたい場合にチェックマークを付けます。

 

[テスト印刷]ボタンをクリックすると、専用用紙にテスト印刷を実行します。各内容には数字の羅列が印字されます。実際の内容は印字されません。

[キャンセル]ボタンをクリックすると、専用用紙への印刷を中止します。
[印刷]ボタンをクリックすると、専用用紙に印刷を実行します。

  • 「印刷設定」から調整画面を開いた場合は、[印刷]ボタンではなく[設定]ボタンになります。ボタンをクリックすると、入力した内容で設定します。

(3) プレビュー機能について

プレビュー機能を使用すると、印刷を実行したイメージで内容を確認することができます。

画面上部のボタンをクリックすることで印刷を実行したり、表示を切り替えたりすることができます。

ボタン

ボタンの説明

閉じる

プレビュー画面を閉じます。

印刷

印刷を実行します。

印刷設定

「印刷設定」画面が表示され、プリンタや用紙サイズの設定を行うことができます。

ズーム

マウスをドラッグすることで表示を拡大・縮小することができます。

自動調整

「100%表示」「ウィンドウの高さにあわせる」「ウィンドウの幅にあわせる」から選択した内容で自動調整されます。

縮小

表示を一段階縮小します。

表示倍率を「50%」「75%」「100%」「150%」「200%」「300%」から選択するか、数字を直接入力します。

拡大

表示を一段階拡大します。

前ページ

前のページを表示します。

次ページ

次のページを表示します。

ページ数

現在表示中のページと総ページ数が表示されます。ページを入力すると、該当のページを表示します。

分割

「1ページ表示」「2ページ表示」「3ページ表示」「4ページ表示」「6ページ表示」から選択したページ数で表示します。

3. 帳票をファイル出力するには

帳票などのPDF、Excelのファイルを作成します。

ファイルを以下の場所には作成しないでください。ファイルを参照することができません。

  • “Program Files”フォルダ

  • “ProgramData”フォルダ

  • “Windows”フォルダ

  • Cドライブなど各ドライブの直下

(1) PDFファイルの出力について

データをPDFファイルに出力します。

「印刷等の条件指示」画面で、[PDF]を選択したときは「1.PDFファイルの出力(ファイル名を入力)」を、[PDF(分割)]を選択したときは「2.PDFファイルの出力(ファイル名を自動生成)」をご覧ください。

1. PDFファイルの出力(ファイル名を入力)

ファイル名を手入力してPDFファイルを出力する手順です。ほとんどの帳票はこちらの手順になります。

(1)  「条件指示」「印刷等の条件指示」画面で集計範囲等を指定します。
指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は、「条件指示項目のまとめ」、印刷等の条件指示項目のまとめをご覧ください。

(2)  「印刷等の条件指示」画面の「出力先の選択」で「PDF」を選択して、以下の項目を設定します。

  • カラーモード:「1:白黒」「2:カラー」から選択します。

  • 出力先パス:出力先フォルダとPDFのファイル名を指定します。ボタンをクリックして、出力先を参照することもできます。

  • PCA eDOC連動:作成するPDFファイルを『PCA eDOC』にアップロードする場合にチェックマークを付けます。
    ※「随時」-「PCA eDOC連動設定」で「PCA eDOCとの連動を有効にする」にチェックマークを付けた場合に設定を行うことができます。

(3)  [印刷設定]ボタンをクリックすると、「PDF設定」画面が表示され、以下の項目を設定することができます。
設定終了後に[設定]ボタンをクリックします。

  • 用紙サイズ:ボタンをクリックして「A3」「A4」「A5」「B4」「B5」から選択します。

  • 用紙の向き:「縦」「横」から選択します。

  • 余白:上下左右のそれぞれについて、余白の数値を0.1mm単位で入力します。

(4)  設定した内容でPDFファイルを出力する場合は、「印刷等の条件指示」画面の[実行]ボタンをクリックします。

 

PDF形式のデータを参照するには、『Adobe Reader』の5.0以降(又は『Adobe Acrobat Reader』)や『Windows Reader』が必要です。

『Adobe Reader』は無償配布されております。

  • 作成したPDFファイルを「Adobe Acrobat」で開き、編集せずにファイルを閉じようとしても、「変更を保存しますか」のように保存を確認する画面が表示されます。

    これは、ファイルが開かれた時点で最適化されるためです。[はい]ボタンをクリックしてファイルを閉じてください。

2. PDFファイルの出力(ファイル名を自動生成)

選択した項目をファイル名に付加してPDFファイルを出力する手順です。

※ この機能が使えるのは請求締だけです。請求書発行で「PDF(分割)」機能のときに使えます。

(1)  「印刷等の条件指示」画面の「出力先の選択」で「PDF(分割)」を選択します。
[ファイル名に付加する項目]以外は「1.PDFファイルの出力(ファイル名を入力)」と同様ですのでそちらをご覧ください。

 

  • ファイル名に付加する項目

    • 「請求先コード」は必ず付加されます。このため、選択欄には表示していません。

    • 「区切り文字」の「あり・なし」で編集内容が異なる項目があります。表に例を記載して説明しています。

    • 表の順番どおりにファイル名を編集します。順番を入れ替えることはできません。

    • コードや名称にファイル名に使用できない文字(\/:*?"<>|)が有る場合は、全角文字に置き換えます。これらは「固定文字」には入力できません。

付加する項目

編集内容

区切り文字

なし

区切り文字

あり

固定文字

全角14(半角28)文字以内で入力します。

入力した文字がファイル名の先頭に付加されます。

入力した文字

入力した文字

請求先コード

必ず付加されます。

設定されているコード桁数に合わせて編集します。

「区切り文字なし」では前後に半角カッコを付けます。

「区切り文字あり」のときで、固定文字を付加したときは先頭にアンダーバーを入れます。

(1234)

1234

_1234

請求先名

請求先名称と会社敬称を付けます。

名称1名称2会社敬称

_名称1名称2会社敬称

請求日

西暦です。

「区切り文字なし」では、年月日を付け、月と日が1桁はそのまま1桁とします。

「区切り文字あり」では、数字8桁で、月と日が1桁なら前にゼロを付け2桁にします。

2022年12月3日

_20221203

ページ番号

有効桁数分とします。伝票番号の桁数に合わせることはしません。

「区切り文字なし」では全角の【】で囲みます。

【1234】

_1234

今回請求額

3桁ごとにカンマで区切ります。

「区切り文字なし」では、最後に「円」を付けます。

  • 税込合計金額です。

1,234,567円

_1,234,567

会社名

「会社基本情報の登録」の「会社名」を付けます。

会社名

_会社名

区切り文字

各項目の先頭に「_」(アンダーバー)を先頭に付けます。

 

 

3. 「PCA Hub 取引明細」の出力

「請求締」で選択できます。

請求先ごとにPDFを分割して出力し、そのファイルを『PCA Hub 取引明細』にアップロードします。

※ 詳細は、「共通操作の説明」-「『PCA Hub 取引明細』との連動」をご覧ください。

 

(2) Excelファイルの出力について

データをExcelファイルに出力します。

対応バージョンの最新情報については、PCAホームページの「OS確認情報」でご確認ください。
なお、ストアアプリ版は対応していません。

  • ご使用の環境、データ件数等により、出力に時間がかかる場合があります。
     その際は、集計期間等の範囲を分けて出力することをお勧めします。

(1)  「条件指示」「印刷等の条件指示」画面で集計範囲等を指定します。

指示できる項目は処理によって異なります。項目の説明は、「条件指示項目のまとめ」、印刷等の条件指示項目のまとめをご覧ください。

(2)  「印刷等の条件指示」画面の「出力先の選択」で「Excel」を選択して、以下の項目を設定します。

  • ファイルの種類:Excelのファイルの種類を指定します。

  • 出力先フォルダ:出力先フォルダを指定します。ボタンをクリックして、出力先を参照することもできます。

(3)  設定した内容でExcelファイルを出力する場合は、「印刷等の条件指示」画面の[実行]ボタンをクリックします。

 

Excelファイルの名称は、“処理名+出力条件.xls(xlsx)”のようになります。

  • 指定したフォルダに同名のファイルが存在する場合、出力方法を確認する画面が表示されます。

  • はい:同じ名前のファイルを出力するファイルで置き換えます。

  • いいえ:ファイル名にカッコ付きの数字((2)など)を付けて出力します。

  • キャンセル:出力を中止します。