『PCA hyper 会計シリーズ』との連動

『債権・債務管理オプション』と『PCA hyper 会計シリーズ』の関連について記載します。

データの連動方式について

『債権・債務管理オプション』で作成された仕訳データを直接連動によって、『PCA hyper 会計シリーズ』のデータベースに書き込みます。

テキストファイルを使ったファイル連動は行いません。

連動データ領域について

連動の対象となる『PCA hyper 会計シリーズ』のデータ領域は、『債権・債務管理オプション』のデータ領域作成時に設定します。

設定後は『PCA hyper 会計シリーズ』の会計期間の変更のみが可能です。

連動の対象となるデータ領域が『PCA hyper 会計シリーズ』で削除されてしまった場合は、別会計期間が存在していれば会計期間の選択が必要となり、該当する会社のデータ領域自体が存在しない場合は、その領域は起動できません。

会計期間の変更は、複数ユーザーが該当のデータ領域にログオンしている状況では実行できません。

  • インボイス・デジタルインボイス対応版(Rev6.30以降)では『PCA hyper 会計シリーズ』もインボイス・デジタルインボイス対応版(Rev6.10以降)が必須になります。

連動データ領域の利用するデータについて

連動の対象となる『PCA hyper 会計シリーズ』のデータ領域の以下のデータを『債権・債務管理オプション』で利用します。

  • 会社基本情報、フセン:主に会社名称関連、桁数設定など。『債権・債務管理オプション』でのフセン使用時の情報

  • 『債権・債務管理オプション』の請求先、支払先マスターでは、『PCA hyper 会計シリーズ』の取引先マスターの情報を元に作成することが可能です。

  • 勘定科目、補助科目、取引先、部門、セグメント、税区分、摘要文:伝票入力時の明細は仕訳ベースで入力しますので、各情報が必要となります。
    『債権・債務管理オプション』の伝票の請求先などは取引先マスターとして情報を転送します。

連動データ領域に変更がある動作について

『債権・債務管理オプション』で「随時」-「仕訳データの作成」を実行すると、『PCA hyper 会計シリーズ』に仕訳データが転送されます。

取引先マスターについては、請求先、または支払先が登録・修正された際に、『PCA hyper 会計シリーズ』に存在しない取引先が設定されていた場合に、自動登録を行います。

『PCA hyper 会計シリーズ』での取引先登録時に設定される内容は以下のとおりです。

  • 設定されないものは記載を省略しています。

取引先での項目名

設定内容(請求先、支払先共通)

取引先コード

会計取引先コードで入力された内容

取引先名

請求(支払)先名1+半角スペース+請求(支払)先名2

※全角20(半角40)文字を超える内容は削除されます。

カナ索引

カナ索引

フリガナ

空白

法人番号

法人番号

郵便番号

郵便番号

事業者区分

事業者区分(支払先のみ)

事業者登録番号

事業者登録番号

デジタルインボイス受信

デジタルインボイス受信(支払先のみ)

住所1

住所1

住所2

住所2

TEL

TEL

FAX

FAX

連動データ領域との整合性維持について

『PCA hyper 会計シリーズ』と『債権・債務管理オプション』のデータ整合性維持のために、以下の機能があります。

  • 『債権・債務管理オプション』の「ファイル」-「データの保守」-「設定」の「連動製品との整合の確認と修正」におけるデータ整合性確認機能とデータに不整合があった場合の修正機能

 

『PCA hyper 会計シリーズ』での以下の操作により、データの不整合が発生する可能性があります。

  • 『債権・債務管理オプション』で使用している勘定科目の「コード変更」「削除」「コード桁数変更(含む0詰め)」「補助管理する・しないの変更」

  • 『債権・債務管理オプション』で使用している補助科目の「補助コード変更」「削除」「コード桁数変更(含む0詰め)」

  • 『債権・債務管理オプション』で使用している取引先・セグメントの「コード変更」「削除」「コード桁数変更(含む0詰め)」

  • 「前準備」-「会社基本情報の登録」-「基本情報」タブの「部門管理の設定変更」

『PCA hyper 会計シリーズ』での操作が原因で、データ整合性の不一致が発生した伝票やマスターを表示した場合は、コードから名称等を取得できないことになります。

この時の動作は特に制限せずに、名称などは表示しないまま、動作続行が可能となります。登録についてもそのまま可能となります。

『債権・債務管理オプション』から『PCA hyper 会計シリーズ』にデータを転送(「随時」-「仕訳データの作成」)した時点でエラーとなります。

ただし、『PCA hyper 会計シリーズ』との連動マスターを新規入力・変更した場合は、入力内容に対してはチェックを行います。

登録済の内容についてはチェックを行いません。