システムツール

『PCA hyper 会計シリーズ』には「システムツール」という『PCA hyper 会計シリーズ』専用のユーティリティソフトが付属しています。

システムツールは、以下のような場合に実行します。

  1. データ領域の複写やリカバリなどで作成したデータ領域について、他のデータ領域と同じ会社として構成したり、同じ会社として構成されているデータ領域を別の会社として構成したりしたい

    「ファイル」-「データ領域の作成」の「ご参考(データ領域と会社について) 」の説明も併せてご覧ください。

     →「システムツール」-「共通」-「会社構成の変更」を実行します。

    • 対象の会社が企業グループの親会社に設定されている場合、「会社構成の変更」を実行すると、企業グループから除外されます。

  2. 『PCA hyper 会計シリーズ』をバージョンアップした後など、プログラムのバージョンとデータ領域のデータバージョンが一致しなくなってしまった

     →「システムツール」-「共通」-「データ領域の更新」を実行します。

  3. 『PCA hyper 会計シリーズ』を再セットアップした後など、データ領域が表示・選択できなくなった

     →「システムツール」-「共通」-「データ領域情報の再構築」を実行します。

  4. データが何らかの原因で破損してしまい、削除したいデータ領域が「データ領域の削除」で削除できない

     →「システムツール」-「共通」-「領域の削除」を実行します。

    • データに破損がある場合など、「データ領域の削除」で削除できない領域のみ実行してください。

  5. データ領域の作成・削除などデータ領域に関する各操作と、システムユーザー・領域ユーザーの登録・削除などユーザーに関する各操作の履歴を確認したい

     →「システムツール」-「共通」-「システム履歴の確認」を実行します。

    • データ領域ごとの各操作(処理の起動、データの入力・修正・削除、帳票の参照・出力など)の履歴は、「セキュリティ」-「操作履歴の確認」で確認することができます。

  6. 『PCA hyper 会計シリーズ』が正常終了しなかったため、起動していないのにログオンしている状態になっている、または『PCA hyper 会計シリーズ』が起動できない

     →「システムツール」-「共通」-「ログオンユーザーのクリア」を実行します。

  7. 『PCA hyper 会計シリーズ』が正常終了しなかったため、起動していないのに処理がロック状態になっている

     →「システムツール」-「共通」-「プログラムロックの解除」を実行します。

  8. 大量のデータが登録されているデータ領域で、処理速度が遅くなった

     →「システムツール」-「共通」-「データベースの保守」を実行します。

    • 何らかの原因で「システムツール」が正常に終了しなかった場合、そのデータ領域は使用できなくなりますので、事前にデータのバックアップを実行してください。

    • 処理速度は改善しない場合があります。

  9. 操作履歴が設定した件数を超えた場合に警告メッセージを表示させたい

     →「システムツール」-「共通」-「システム履歴、操作履歴の上限値」を実行します。

  10. ログオン画面のユーザーIDの選択・入力方式を変更したい

     →「システムツール」-「共通」-「ログオン形式の変更」を実行します。

  11. 領域ごとのデータを保存するドライブ、フォルダを変更したい

     →以下の手順で変更します(『PCAクラウド 会計 hyper』をご利用の場合を除く)。

    i.  『PCA hyper 会計シリーズ』で管理しているデータ領域について、「データ領域のバックアップ」「データ領域の一括バックアップ」を実行します。

    ii.  「システムツール」-「共通」-「物理データパスの再設定」を実行します。

    iii.  『PCA hyper 会計シリーズ』を起動して、「データ領域の作成」を実行します。

    iv.  作成した領域にⅰで作成したバックアップデータをリカバリします。

    • すでに作成済みのデータについては移動されません。

  12. eDOCのサーバー名を変更した場合に、データ領域の登録されたeDOCリンク情報のサーバー名称を一括変更したい

     →「システムツール」-「共通」-「eDOCサーバー名の変更」を実行します。

  13. データ領域ごとに登録されている領域ユーザーの情報を一括で確認したい

     →「システムツール」-「共通」-「領域ユーザーの一括確認」を実行します。

  14. 「領域ユーザー」の作成を「システム管理者」のみに制限したい

     →「システムツール」-「共通」-「領域ユーザーの作成制限」を実行します。

  15. 使用することのなくなった領域ユーザーで、システムユーザーとして削除済みのユーザーを削除します。

     →「システムツール」-「共通」-「未使用ユーザーの削除」を実行します。

  16. 不要になった、コンバート元の『PCA 会計シリーズバージョンX』のデータ領域とシステム領域のデータを削除したい

    →「システムツール」-「共通」-「旧製品データの削除」を実行します。

    • 『PCA 会計シリーズバージョンX』以外の旧製品(『PCA 会計シリーズ9バージョンV.2』など)のデータ削除はできません。

  17. PCAの電話サポートで必要な環境情報を取得して参照したい

     →「システムツール」-「共通」-「環境情報の取得」を実行します。

  18. 管理者アップデートの通知方法を変更したい。

    →「システムツール」-「共通」-「管理者アップデートの通知形式」を実行します。

    • 「管理者アップデートの通知形式」は以下のすべての条件を満たす場合に実行することができます。

      • 『PCA自動アップデート』のバージョン1.0、リビジョン4.00以降(『PCAクラウド』『PCAサブスク』製品をご利用の場合は『PCA自動アップデート サブスク』のバージョン2.0、リビジョン1.00以降)がセットアップ済

      • 『PCA hyper 会計シリーズ』セットアップ時にシステム管理者として実行した

  19. ネットワーク版をご利用の場合で、クライアントのプログラムアップデートを管理したい

     →「システムツール」-「共通」-「クライアントアップデートの管理」を実行します。

    • 「クライアントアップデートの管理」は以下のすべての条件を満たす場合に実行することができます。

      • 『PCA自動アップデート』のバージョン1.0、リビジョン4.00以降(『PCAクラウド』『PCAサブスク』製品をご利用の場合は『PCA自動アップデート サブスク』のバージョン2.0、リビジョン1.00以降)がセットアップ済

      • ネットワーク版をご利用である

      • 『PCA hyper 会計シリーズ』セットアップ時にシステム管理者として実行した

  20. ネットワーク版をご利用の場合で、各クライアントのプログラムバージョンを確認したい

     →「システムツール」-「共通」-「クライアント環境情報の確認」を実行します。

  21. 新しいプログラムバージョンの更新方法を設定したい

     →「システムツール」-「共通」-「プログラムバージョンの管理」を実行します。

    • データベースには現在利用しているプログラムのバージョンが保存されています。

      新しいプログラムの導入により、バージョンが更新されます。

      バージョンが一致しないプログラムを利用しているユーザーは更新するかどうかについて、通知を受けることになりますが、この場合の更新方法を選択します。

  22. ライセンスを追加購入したので、ライセンスキーを入力し直したい

     →「システムツール」-「共通」-「ライセンスの管理」を実行します。

  23. 『PCAソフト』のパッケージ版(PCAクラウド・PCAサブスク以外の製品)をご利用で、PSS会員に発行される製品サービスライセンスを追加して、PSS会員用のサービス(自動バックアップ、リマインダー)を使用したい

     →「システムツール」-「共通」-「製品サービスライセンスの管理」を実行します。

  24. パスワードレス認証(顔認証、指紋認証、PINによる認証)を使用したい

     →「システムツール」-「共通」-「パスワードレス認証の有効化」を実行します。

  25. ワンタイムパスワード認証を使用したい

     →「システムツール」-「共通」-「 ワンタイムパスワード認証の有効化」を実行します。

  26. 「PCA Client-API」の有効化で登録したベンダー情報を確認・削除したい

     →「システムツール」-「共通」-「 Client-API有効化の確認」を実行します。

  27. 製品に登録されているアドインの登録を解除したい

     →「システムツール」-「共通」-「アドインの登録解除」を実行します。

  28. 異なる領域に領域ユーザー情報(処理レベル、所属部門、伝票処理権限、入力期間制限、勘定科目や部門の入力・参照権限ロック、共通補助パターン、部門パターン、取引先パターン、セグメント1~3パターン、摘要パターン、及び予約科目・補助)と処理レベル情報を一括コピーしたい

     →「システムツール」-「共通」-「領域ユーザー情報のコピー」を実行します。

  29. 異なる領域に汎用データの受入パターン設定をコピーしたい

     →「システムツール」-「共通」-「パターン設定のコピー」を実行します。

  30. システムの機能向上のためPCAが利用状況ログを収集することへの許諾設定を変更したい

     →「システムツール」-「共通」-「利用状況ログの収集許諾」を実行します。

  31. 連携アカウントでのログオン(シングルサインオン)を使用したい。

    →「システムツール」-「共通」-「連携アカウントでログオンの有効化」を実行します。

  32. 前年度の領域を一括で設定したい。

    →「システムツール」-「会計」-「前年度領域の一括設定」を実行します。

ヒントと注意事項

  1. システムツールを実行する前に、『PCA hyper 会計シリーズ』が終了していることを確認してください。

    起動中にシステムツールを実行すると、データが破損する可能性があります。

    • 『PCA hyper 会計シリーズ』のネットワーク版をご使用の場合、すべてのクライアントで『PCA hyper 会計シリーズ』を終了させてください。

画面

[スタート]メニューから[(すべての)プログラム]→[PCA(クラウド・サブスク) 会計hyper]→[システムツール(PCA(クラウド・サブスク) 会計hyper)]を選択すると、以下の画面が表示されます。

『PCA hyper 会計シリーズ』を終了していることを確認して、[OK]ボタンをクリックします。

  • メニューの名称はご利用のソフトにより異なります。

 

 

以下の場合は、システムツール起動前に『PCA hyper 会計シリーズ』のログオン画面が表示されますので、ユーザーID、パスワードを入力して、ログオンしてください。

  • スタンドアロン版をご使用の場合

  • ネットワーク版をご使用で、システム領域作成時の「アプリケーション認証方法」の設定が「独自認証」の場合