摘要文の登録
仕訳伝票でよく使用される摘要文の登録を行います。あらかじめ一般的な内容は登録されていますので、必要に応じて追加登録・修正を行ってください。
ここで登録された摘要文は、仕訳伝票の摘要入力時に参照ウィンドウから選択することができます。
株主資本等変動計算書の変動事由には、仕訳摘要に入力された文字が出力されます。
また、摘要文に勘定科目を組み合わせておくことができます。組み合わせた科目が仕訳入力時に入力されると、その摘要文が優先的に参照ウィンドウに表示されます。
勘定科目を組み合わせた摘要文を、『PCA hyper 会計シリーズ』では“連想摘要”と呼んでいます。
以下の「運用例(連想摘要)」も併せてご覧ください。
「予算・実績」の出力処理では、摘要ごとに予算と実績の比較を行うことができます。操作方法は「予算・実績」の各処理の説明をご覧ください。
ヒントと注意事項
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操作を実行するユーザーに対して、「セキュリティ」-「領域ユーザーの登録」で入力・参照ロックされている勘定科目については、本処理では以下のように扱います。
≪個別表示画面≫
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入力・参照ロックされている勘定科目は連想科目に設定できません。
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入力・参照ロックされている勘定科目が連想科目に設定されている場合は、連想科目の入力部分が“***”で表示され、入力できません。
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特定の条件を満たす摘要文については、削除できません。
また、削除した場合、他のデータに影響が出ることがあります。
条件と影響が出るデータについては、「前準備処理の概要」-「≪マスターの削除について≫ 」をご覧ください。
画面
メニューの「前準備」-「摘要文の登録」を選択すると、以下のような画面が表示されます。
一覧表示画面と個別表示画面の違いについては、「前準備」-「前準備処理の概要」-「≪マスター登録処理の画面について≫ 」も併せてご覧ください。
≪一覧表示画面≫

コードダイレクト入力機能を使用することができます。操作方法等については、「前準備」-「前準備処理の概要」-「≪マスター登録処理の画面について≫ 」も併せてご覧ください。
≪個別表示画面≫

運用例(連想摘要)
例)
“現金仕入”という摘要文に対して「541:商品仕入高/111:現金」
“掛仕入”という摘要文に対して「541:商品仕入高/312:買掛金」という勘定科目を登録しておきます。

仕訳入力の際に、
(1) 借方の勘定科目に“541 商品仕入高”が入力されている状態で、摘要欄の参照ウィンドウを開くと、“現金仕入”と“掛仕入”が表示されます。

(2) 借方の勘定科目に“541 商品仕入高”、貸方の勘定科目に“111 現金”が入力されている状態で、摘要欄の参照ウィンドウを開くと、“現金仕入”が表示されます。

(3) 借方の勘定科目に“541 商品仕入高”、貸方の勘定科目に“312 買掛金”が入力されている状態で、摘要欄の参照ウィンドウを開くと、“掛仕入”が表示されます。

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※ いずれの場合も、摘要文の参照ウィンドウの「全摘要を表示する」にチェックマークを付ける(もしくは[F8]キーを押す)と、すべての摘要が表示されます。