導入事例

ジュノー株式会社 様

ジュノー株式会社 様

ICカードをかざすだけで、給与明細までスピーディーに発行。1週間の業務が3日に短縮。多様な雇用形態にも対応できる、安心感ある勤怠管理を実現

ウエディングの撮影・音響・演出を手掛けるジュノー株式会社。年々売上を伸ばしており、2006年以降はほぼ毎年支社を設立するなど、非常に勢いのある企業だ。規模が拡大するのに伴い、正社員・アルバイト・個人事業主のカメラマンなど、スタッフの数も増加。勤怠管理の負荷が年々大きくなっていた。それを解決するために導入されたのが『PCA給与』と勤怠管理ソフトだ。現在、ICカードを用いてスムーズな勤怠管理を実現。給与以外のPCAソフトも利用し、見事に業務の効率化に成功している。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • 複雑で工数のかかる勤怠管理を改善したい。
  • 会計士事務所に依頼している業務をなるべく社内で完結させたい。
  • 外注スタッフの管理をより確実に処理したい。
導入の効果
  • 『PCA給与』+『就業管理クロノス※1』+『テレタイムX-F※1』を導入。ICカードをかざすだけで、給与明細発行までスピーディーに処理。1週間の業務が事実上3日に短縮。
  • 『PCA給与』で年末調整も社内で完結、また、『PCA減価償却』で月次の減価償却を把握し、試算表の精度も向上。
  • 『PCA給与』によって、多様な雇用形態のスタッフの勤怠管理が可能に。
  • 『PCA商管』の仕入管理を応用することで、「経費の見える化」に成功。

導入システム

  • PCA会計9V.2R7 with SQL(5CAL)
  • PCA給与9V.2R7 with SQL(5CAL)
  • PCA商管9V.2R7 with SQL(5CAL)
  • PCA商魂9V.2R7 with SQL(15CAL)
  • PCA減価償却V.3 with SQL(5CAL)
  • PCA人事管理9V.2 with SQL(2CAL)

※ 1:『就業管理クロノス』『テレタイムX-F』は、クロノス(株)の製品です。

導入企業とプロフィール

ジュノー株式会社

資本金5,000万円社員数170名
業務内容

ブライダルフォト&アルバム事業

ブライダルビデオ事業/ビデオアルバム事業

ブライダル音響事業/ステージエフェクト事業

デザイン事業/ウェイトドール販売事業

本社所在地〒224-0037 横浜市都筑区茅ヶ崎南3-11-10
事業拠点仙台、埼玉、東京、茨城、名古屋、関西、熊本、沖縄
創立1983年9月
URLhttp://www.junowedding.jp
企業説明

<統一されたウエディングは、美しい>

ジュノー株式会社は主に、「写真」「ビデオ」「サウンド」「演出」と4つの事業に力を入れている会社です。

色々なコンテンツで完成されるウエディングの中で、これらの商品を別々の企業に発注するのは会場様にとって、大変な労力になってしまいます。私たちは、上記コンテンツをまとめることで、円滑なコミュニケーションを可能とし、スムーズで統一感のあるウエディングを創造します。

また、トータルプロデュースの大きなメリットとして挙げられるのが、会場様のご要望に対し素早いレスポンスでご対応できること。急な変更があったとしても、迅速にご対応することができ、それに付随して他のコンテンツもトーンを合わせ変更することができるので、会場様の運営管理などのご負担を軽減させることができます。

ジュノーは最高のパートナーとして、理想のウエディングをご一緒に創りあげます。

導入前の運用と課題

年々負荷が増す勤怠管理をスムーズに処理したい

1983年の創立以来、着実に業績を伸ばしているジュノー株式会社。ブライダルビデオやブライダルアルバムの作成、ブライダルの音響演出などを手掛け、そのクオリティは高く評価されている。多くの婚礼会場や有名外資系ホテルなどと取引し、横浜本社以外に全国に8カ所の拠点を設立。ここ数年はスタッフも増え、勤怠管理にはかなりの工数が必要になっていた。

以前は内勤アルバイトの給与計算の場合、①タイムカードをタイムレコーダーで打刻→②勤務時間をExcel®に打ち直し→③その内容を出力し手書きの請求書に改め→④担当者が手計算。という時間も人員も必要な方法だった。同社には本支社合わせて内勤のアルバイトスタッフが約200名在籍している。月末に締められた勤怠データが横浜本社の管理部に届くのに約10日。25日の振込に間に合わせるためには、1週間以内での確認作業が求められ、この期間は残業も発生していた。

このような状況を解決するために、3年前、給与ソフトの選定が行われた。

「PCAを含め3社のソフトを検討しましたが、1社は機能的に物足りず、もう1社は予算オーバーでした。私は以前の会社でも『PCA会計』を使っていたのですが、『PCA給与』も体験版を利用し、改めて操作性の高さを実感し導入を決めました」(管理部 総務経理課 課長 飯岡大昇氏)

ジュノー株式会社 管理部 総務経理課 課長 飯岡 大昇 氏
ジュノー株式会社
管理部 総務経理課
課長 飯岡 大昇 氏

導入後の効果

ICカードをかざすだけで、給与明細発行までスピーティーに処理

同社ではスムーズでスピーディーな勤怠管理を行うため、『PCA給与』+『就業管理クロノス』+『テレタイムX-F』を導入。これはICカードを利用する方法で、①スタッフは出退勤時に自分のICカードを『テレタイムX-F』(タイムレコーダー)にかざす→②打刻データは自動で『就業管理クロノス』に吸い上げられ→③『就業管理クロノス』から勤怠データを出力し、『PCA給与』へ受け入れて給与明細発行。つまり人間の手による作業は最初にカードをかざし、『就業管理クロノス』から『PCA給与』へ勤怠データを受け入れるだけだ。部内での勤怠データの確認は行われてはいるが、以前のようにExcel®入力の必要はなく、時給などを『PCA給与』にあらかじめ登録しておけば、給与明細発行まで自動的に処理される。

「勤怠管理業務は大きく軽減されました。今は余裕をもって以前と同じ1週間の時間を取っていますが、おそらく3日あれば200人分を処理できます。管理部の人間よりも、実際にカードを使っているスタッフから『便利だ』という声が上がっています」(飯岡氏)

勤怠管理業務に必要な「安心感」

同社の場合、個人事業主のカメラマンや内勤以外のアルバイトスタッフなど、雇用形態の多様さが特徴だが、これらの雇用形態にも『PCA給与』がうまく利用されている。
「以前は現場でのアルバイトスタッフやフリーランスのカメラマンの勤怠・給与管理にはAccess®を利用していましたが、Access®はデータが蓄積されると重くなりやすく、経験のある方も多いでしょうが、メンテナンスが難しい面も持っています。そこでこれらの雇用形態についても『PCA給与』を利用しています。入力そのものがしやすくなり、集計も取りやすい。さらにメンテナンスの負荷がなくなったことで、データベースとしての『安心感』が加わりました。お金、とりわけ給与を扱うわけですから、この『安心感』は非常に大事です」(飯岡氏)

以前は会計士事務所に依頼していた社員の給与計算も『PCA給与』で行っており、源泉徴収などの年末調整も社内で完結できるようになっている。

『PCA商管』をカメラマンなど外注業者の管理に応用

同社では『PCA商管』もユニークな方法で活用されている。同社がこだわったのは「仕入管理による経費の見える化」だ。同社の場合、仕入に該当するのが外注スタッフとして働くカメラマンだ。当然、材料費なども付随して発生するが、以前は仕入に該当する業者についてはExcel®で処理しており、どの業者にいくら払ったか程度の情報しか入力できなかった。

「そこで『PCA商管』の仕入管理を使うことで、どの業者にどのような仕事でどの部署がいくら払っているのかを、いつでも抽出・確認できるようにしました。とにかく仕入の量が多いので、スピーディーに入力できることが大事です。前回入力した伝票を複写する機能は便利ですし、集計については商品コードや仕入区分を細かく設定できるため、かなり抽出しやすいです」(飯岡氏)

カメラ機材や音響機材などが不可欠な同社の場合、減価償却も大きくなる。加えて業界特有の権利金も発生する。これらも『PCA減価償却』によって、「社内での見える化」を成功させている。

「私共のような業種の場合、減価償却費はかなり高額になります。以前は減価償却についても会計士事務所に依頼し、期末にしか数字を確認できませんでした。しかし『PCA減価償却』を導入したことで、月次で減価償却の数字を把握でき、試算表の精度を上げることができました」(飯岡氏)

本社外観
本社外観
ジュノー株式会社 HP
ジュノー株式会社 HP
ジュノー株式会社 HP
ジュノー株式会社《サービス内容》
ジュノー株式会社 サービス内容

・広告宣伝物
・写真(撮影・制作)
・空間演出
・ビデオアルバム
・イルミネーション演出
・コンペンディア(ダイジェストムービー)
・ビデオ(撮影・制作)
構築システム概要

今後の課題と展望

ソフト単体か連携か、より効率化できる方法を採択

『PCA給与』『PCA商管』『PCA減価償却』を非常に有効活用している同社だが、『PCA会計』『PCA人事管理』『PCA商魂』との連携は今後、どのように考えているのだろうか? 飯岡氏の回答からは、連携にこだわらなくても、先述したように独自視点でソフト単体を活用しても効率化は十分実現できるヒントが見えてくる。

しかし、連携にも意欲的だ。「まず『PCA会計』については早期に『PCA給与』との連携を実現させ、より効率的な経理業務を目指す具体的なプランがあります。キャッシュ・フローなどの機能もぜひ使いたいですね。」

また一方で、「『PCA人事管理』については、当社の場合は管理する部門が分かれており、特に連携はさせていません。会社によって違いはあるでしょうが、人事管理と勤怠管理が必ずしも同一部署とは限らないと思います。『PCA商魂』については現状のマンパワーが足りず、まだ具体的なプランが立っていませんが、当社では一般的なメーカーさんとは違う使い方で、『PCA商管』を便利に利用しています。『PCA商魂』でも独自視点で便利に使えるのではと期待しています」(飯岡氏)

ERPなども検討したそうだが、まずは現在導入しているPCAソフトをすべて稼働させ、そこで新たに見えてきた問題などを踏まえたうえでシステム環境を充実させたいそうだ。

業界に先駆けたIT環境を、より上質な商品・サービスへ還元

ジュノー株式会社は社員の平均年齢も若く、いろんなことにトライできる風土がある。システム環境についても同じだ。「この業界はIT化が遅れている傾向がありますが、当社は先駆けてIT環境を整えました。この環境を、今以上にクオリティの高い商品へと結び付けていきたいです」(飯岡氏)

ピー・シー・エーから一言

  • PCA コメント

    『PCA給与X』、『就業管理クロノス』+『テレタイム』のご導入ありがとうございます。今、勤怠ソリューションで最も人気の導入形態です。

    このシステムにて、労働基準監督署がいう「客観的時間管理」が可能となり、精度の高い労務管理が実現できます。

    『テレタイム Zaion』をプラスしていただくと労使間の労働時間における同意が取りやすくなります。たとえば、残業の内容や、打刻できない直行・直帰時の行先などを従業員から管理者へ「申請」→「承認」することができ、就業内容の同意が図れ、備忘録を残すことができます。労働問題になった際の記録簿にもなりますので、より一層、労務管理上の安心感を得ていただけることと思います。

    『PCA商魂X』については店舗別や担当者別、サービス別の売上実績を管理する仕組みなどいかがでしょうか?そのデータを『PCA会計』に連携することで、スピーディに店舗別の月次決算や収支管理を行うことができるようになりますので、ぜひお試しください。

様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。