導入事例
株式会社 エイデック 様
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基幹業務を『PCAクラウド』で一気通貫PCAサービスの有効活用で、企業の急成長・コロナ対策など様々な変化に対応
24時間365日、秒単位で仕事が行われているテレビ業界。株式会社エイデックはテレビ放送に欠かせない制作会社として、連日重要な業務を担っている。「スピード重視」の業界に対応できる基幹業務ソフトとして選ばれたのがPCAだ。会計・販売管理・給与・人事管理と幅広く利用されており、「PCAのサービスは今や欠かせない存在」と語る。基幹業務をPCAで一貫して行うメリットを伺った。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
-
- 見積書発行を物理的な移動をせずにスピーディーに実行したい。
- オンプレサーバーや専用端末が乱立しており、クラウド化によってサーバーレスを実現し、基幹業務の一元管理も進めたい。
- スタンドアロンPC1台で行っていた給与業務を、複数名で同時進行したい。
- 自社の運用に適した会計データの分析を行いたい。
- 導入の効果
-
- 『PCAクラウド 商魂』によって本社に移動せず、常駐先のテレビ局内からも見積書をスピーディーに作成・発行。
- 『PCAクラウド』によってサーバーレスを実現、PC故障によるデータ破損などのリスクも解消。基幹業務全体をPCAソフトで対応し、業務の効率化に成功。
- 『PCAクラウド 給与』で1名が入力、別の1名が確認作業を同時進行でき、効率化と正確性の向上を実現。
- 『PCAクラウド 会計』およびPCAサポートセンターの利用で、事業別集計の独自視点による分析に成功。
導入システム
- PCAクラウド 会計
- PCAクラウド 商魂
- PCAクラウド 商管
- PCAクラウド 固定資産
- PCAクラウド 給与
- PCAクラウド 人事管理
- PCAクラウド 法定調書
- PCAマイナンバー収集サービス
導入企業とプロフィール
株式会社 エイデック
住所 | 〒540-8510 大阪市中央区城見1丁目3番50号 読売テレビ本社 west wing 7階 |
---|---|
設立 | 1999年3月23日 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 120名 |
主業種 | 情報通信業 |
事業内容 | ◎TV放送の映音制作、テロップ・フリップ・CG制作、字幕・解説放送 ◎ホームページ制作、Webサイト構築、Webシステム開発 |
URL | https://www.a-dec.co.jp/ |
会社概要 | ”なんとなく”にカタチを与えて イロイロつくる わたしたちは、色々できるWEB・映像・デザイン制作会社です。 エイデックのコンテンツ作りの基本は、 お客様の中にあるなんとなくや、こんな感じ、に寄り添うこと。そこからエイデックの色々を重ね 合わせて、伝えるためのカタチを作っていきます。まずは話を聞かせてください。 いま、時間あります。 |
導入前の運用と課題
一刻一秒を争うテレビ業界。見積書作成における「距離の問題」を解決したい
株式会社エイデックは大きく3つの事業を展開している。1つはテレビ放送のCGやテロップなどの作成。2つめはテレビ番組のホームページやデータ放送などのコンテンツの企画・制作。3つめが字幕・解説放送のコンテンツ制作。字幕放送は耳の不自由な方に向け文字や記号で音声を表し、目の不自由な方に副音声で場面状況を説明する解説放送なども手掛けている。
「当社の場合は、生放送のニュース番組で使用されるテロップの制作が多く、24時間365日対応の業務が多いです。そのためテレビ局内にずっと張り付いていなければならず、この状況下で課題になっていたのが見積書の発行でした」(経営推進室兼放送制作室 エグゼクティブマネージャー 田河照雄氏)
テロップは1枚ごとに単価が設定され、1日に何百枚も制作しなければならない。1枚制作するたびに金額をPCに集計・入力していると切りがないため、集計システムを自前で開発。見積書はまとめて発行する場合もあるが、この運用ルールについては部署によって違いがあるという。
「例えば新番組の公式ホームページを制作する場合は、WEB制作チームが一式で見積書を出します。一方でニュース番組のテロップ作成についてはオンエアの日数分を合算して請求書を出します。そのため見積書の枚数そのものは決して膨大すぎるということはありませんでした。問題になっていたのは“物理的な距離”です」(田河氏)
見積書の枚数ではなく、物理的な距離の問題。その理由は、以前同社はテレビ局の隣のビルに本社を構えていた。一刻一秒を競う業務の中で、見積書の発行のためだけに2つの巨大なビルを往復することが大きな負担になっていた。
「見積書の入力・発行のために、テレビ局に常駐しているスタッフが長い廊下をダッシュして、本社のある隣のビルに移動し、時間がない中で入力・発行作業を行い、また走ってテレビ局のビルに戻る。これはもう続けていられないなと考えました」(田河氏)
当時は社内にオンプレサーバーや専用端末が乱立しており、業務を一元管理したい気持ちもあったという。
「見積書・請求書発行や会計処理についてはオンプレサーバー、給与関連やマイナンバー管理についてはスタンドアロンPCを利用していました。そのため最初に検討したのが見積書発行システムのクラウド化です。クラウド化すればサーバーや専用端末は必要ありません。見積書に連動する会計業務もクラウド化すれば便利だろうと。そこでシステムの見直しを始めました」(経営推進室 室長 上田千裕氏)
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経営推進室 兼 放送制作室
エグゼクティブマネージャー
田河 照雄 氏
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選定のポイント
『PCAクラウド』の豊富な実績が決め手に。複数のソフトを2段階に分けスムーズに運用開始
クラウド化を検討するうえで、やはり『PCAクラウド』の実績は大きな選定ポイントだったと語る。現在同社は基幹業務をPCAソフトで統一しているが、第1段階として見積書発行を含めた会計業務を『PCAクラウド 会計』『PCAクラウド 商魂』『PCAクラウド 商管』でスタート。つづいて第2段階として『PCAクラウド 給与』『PCAクラウド 人事管理』など給与関連業務をクラウド化した。
「以前はスタンドアロンでノート型PC1台を使って給与業務を行っていました。そうすると1人がそのPCを使っていると他の者が作業できず、その間は全く給与計算を進められない状況でした」(上田氏)
そこで複数名が同時にアクセスできる『PCAクラウド 給与』を導入。『PCAクラウド 固定資産』『PCAクラウド 法定調書』も導入し、現在は効率的な基幹業務を遂行できている。
導入のメリット
『PCAクラウド 商魂』で複数の拠点から数名同時に見積書作成
導入のきっかけとなった見積書作成・発行については、『PCAクラウド 商魂』で距離の問題を解決できている。
「わざわざ本社内のオフィスに戻って見積書発行する手間がなくなり、現在は複数の拠点からスムーズに見積書の作成・発行を行っています。また同時に複数名の社員が利用できるので、見積書発行については格段に便利かつスピーディーになっています」(田河氏)
実は『PCAクラウド』導入後の2019年に、テレビ局の新社屋移転に伴い、関連会社である同社も同じ新社屋内に移転した。以前のように隣り合った巨大ビル内を往復する必要はなくなったが、複数名が様々な拠点から同時に見積書を作成できるようになり、以前のような時間と場所に縛られるストレスがなくなったという。
「『PCAクラウド』導入によって、オンプレサーバーやスタンドアロンPCも廃止でき、ハードウェアの故障の心配やメンテナンスの手間から解放された点も大きいです」(田河氏)
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従業員は約5倍へと急成長。『PCAクラウド 給与』だから対応できた
給与業務については『PCAクラウド 給与』によって、1人が入力を行い、同時にもう1名が確認作業を並行して行っており、時間の効率化と正確性の向上を実現できている。
「以前は入力を終えるのを待ってから、ダブルチェックで別の社員が確認作業を行っていました。実は当社の社員数がここ数年で大きく増えました。PCA導入前のスタンドアロンで処理していた当初は、給与計算の対象者が20名ぐらい。その後業務拡張に伴い正社員やアルバイトの採用を続け、気づけば80名ほどの給与処理が必要となりスタンドアロンでの作業に限界を感じました。そして現在はアルバイト従業員を含め約100名へと急成長しました。関連会社の讀賣テレビ放送の番組拡大にともない業務も増加。それに連れて当社の従業員も増え、テレビ局内に常駐している社員も数多くいます。以前のスタンドアロンPC1台での処理では、従業員数の増加に到底追い付いていなかったと思います」(上田氏)
「従業員数が100名にも上ると、給与業務の負荷は当然重くなります。一番懸念することは、これだけ多くの従業員の給与データをしっかり守れるかどうかです。スタンドアロンの場合、PCの故障でデータが飛ぶリスクがありますが、『PCAクラウド 給与』の場合にはデータが保存されている安心感があります。この信頼性は大きなポイントですね。
その他にも、『マイナンバー収集サービス』を利用しているので社員の入社前にマイナンバー情報を収集できるのも便利ですし、『PCAクラウド 給与』と連動できる『PCAクラウド 人事管理』では考課情報の結果を入れることができるので何年連続でA評価なのかなどを見て昇給の参考にしています。」(田河氏)
サポートセンターの有効活用で、独自の会計データ分析も
『PCAクラウド 会計』ではデータの抽出機能が優れている点が評価されており、分析の際に欲しいデータを取りやすいと語る。この点については、同社はPCAのサポートセンターをうまく利用している。
「業種柄、事業別集計をいろんな角度から分析したいのですが、こういうデータを取るにはどのような方法がありますか?と、よくサポートセンターに相談しています。複雑な質問についても欲しい情報を的確に与えてくれるので、非常に助かっています」(上田氏)
操作方法などの困りごと対応のイメージがあるサポートセンターだが、同社のように一歩進んだ相談にも対応できるのがPCAサポートセンターの強みでもある。
ほかにも『PCAクラウド 法定調書』では電子申告によって税務署へ足を運ぶ時間を削減。マイナンバー管理ツールも利用し、以前の1台のPCで管理していた頃に比べ、クラウド化することで安全性が高まったと考えている。
このように『PCAクラウド』で様々なPCAソフトを有効活用し出してから、例のコロナ禍が始まった。同社は『PCAクラウド』によってテレワークにも移行しやすかったという。
今後の展望と課題
今後の課題として『PCAクラウド 人事管理』を使った人事情報の一元化を検討している。人事データベースを有効活用し、タレントマネジメントを進めたいと語る。
「電子帳簿保存法への対応として『PCA Hub eDOC』にも関心があります。PCAによって見積書発行や給与、会計など基幹業務に柔軟に対応できるようになりました。PCAの様々なサービスは当社にとって今や欠かせない存在です。今後も当社の業務を支援してもらえるサービス・製品を期待しています」(田河氏・上田氏)
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https://www.a-dec.co.jp/
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各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
各種『PCAクラウド』サービスをご利用いただき誠にありがとうございます。
環境の変化にも柔軟に対応し、基幹業務の一元管理による業務効率化にも成功されたとのことで大変嬉しく思います。
また導入に関してもフェーズ毎に計画を立てていただき、担当者の方の負担も考慮して効率化を図っていただいた理想的な事例になったと存じます。
これからもお客様のニーズに合わせたPCAサービスをご提供できればと思いますので、今後とも末永いお付き合いのほどお願い申しあげます 。
『PCAクラウド 会計』をご利用いただきましてありがとうございます。
PCAクラウド会計ではお客様のニーズに応えることができるよう様々な集計の機能をご用意しております。
必要なデータの取得や取りやすさをご評価いただき大変うれしく思います。
今後もお客様が必要としている機能や使い勝手の良さを意識した製品づくりを心がけてまいります。
引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
『PCAクラウド 給与』『マイナンバー収集サービス』をご利用いただきありがとうございます。
『マイナンバー収集サービス』は個人番号を扱うため、セキュリティを特に注意して作成した製品で、便利に使っていただき、非常に嬉しく思います。
引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
『PCAクラウド 商魂・商管』をご利用いただきありがとうございます。
複数拠点からの製品利用やサーバーレスによるメンテナンスコスト削減等、『PCAクラウド』の利点を最大限活かして頂き、とてもありがたく存じます。
引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。