『PCA 給与シリーズ』の「PCA Hub 年末調整受入」の不具合に関するご案内
- 更新日:2024年12月26日
- 公開日:2024年12月17日
- ピー・シー・エー株式会社
いつも弊社製品をご利用賜り厚く御礼申しあげます。
『PCA 給与シリーズ』におきまして、『PCA Hub 年末調整』からデータを受け入れると、令和6年の[源泉控除対象配偶者区分]、および令和7年の[配偶者区分]、[源泉控除対象配偶者区分]が正しく判定されないため、月次の源泉所得税額が正しく計算されない場合があるという現象を確認いたしました。
※令和6年の年末調整の処理には問題ございません。
本現象につきましては、12月9日(月) 22時に実施いたしましたメンテナンスにより修正済みですので、以降に「年末調整」-「申告書データ収集」-「PCA Hub 年末調整受入」を実行した場合には、現象は発生いたしません。
メンテナンス前に、すでに「年末調整」-「申告書データ収集」-「PCA Hub 年末調整受入」を実行されている場合は、以下の「対象製品」、「現象と発生条件の詳細」、「対処方法」をご確認ください。
※弊社内で利用状況のログの調査を行い、メンテンナンス前に「PCA Hub 年末調整受入」を実行されているお客様へは、1月8日以降にメールにてご案内、およびお電話によるフォローコールを予定しております。
※「現象と発生条件の詳細」につきましては複雑な条件のため、発生しているかどうかの判断が難しい場合がございますが、その際にも『年次更新』後の令和7年度の領域にて、「対処方法」に記載通りチェックと該当者がいた場合の修正により現象を回避することができます。1月8日以降のメールご案内およびお電話によるフォローコールではこちらの作業につきましてのご案内を予定しております。
ご利用のお客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
対象製品
- 『PCA Hub 年末調整』及び『PCA 給与シリーズ / PCA hyper 給与シリーズ 』Rev.6.50 をご利用のお客様
現象と発生条件の詳細
現象1
- 『PCA Hub 年末調整』の管理サイトの確認画面で、次社員、前社員移動しつつ、配偶者を修正(※)すると、別の社員の 所得金額を使って、配偶者が源泉控除対象配偶者に該当するかどうかを判定してしまい、令和6年の領域で[家族]タブの[源泉控除対象配偶者区分]が正しく設定されない可能性があります。
- ※その方の本人情報のページを開かずに修正した場合になります。
- ※「年末調整」-「年末調整計算」の処理を行うことで、正しい還付・徴収金が計算されるため、年末調整の処理には問題ございません。
現象2
- 以下の条件①~条件③のすべてに該当した社員をPCA給与に受け入れた場合、令和7年の領域で[家族]タブの[源泉控除対象配偶者区分]が[対象]と表示されます。
- ※令和7年のデータ領域で発生する現象となり、今年度の年末調整の処理は問題ございません。
- 条件①:『PCA Hub 年末調整』の管理サイトにて、配偶者情報の編集を行った。
- 条件②:『PCA Hub 年末調整』での配偶者の合計所得が95万を超えている。
- 条件③:『PCA Hub 年末調整』の配偶者の入力にて、「翌年所得は今年と同じ見込みですか?」の項目で「はい」が選択されている。
現象3
- 以下の条件①~条件④のすべてに該当した社員をPCA給与に受け入れた場合、令和7年の領域で[家族]タブの[源泉控除対象配偶者区分]が[対象]と表示されます。
- ※令和7年のデータ領域で発生する現象となり、今年度の年末調整の処理は問題ございません。
- 条件①:『PCA Hub 年末調整』にて、本人の給与収入が8,500,000円を超えている。
- 条件②:『PCA Hub 年末調整』にて、配偶者の合計所得が480,000円を超えている。
- 条件③:『PCA Hub 年末調整』にて、家族に23歳未満の扶養親族がいる、もしくは本人か家族が特別障害者に該当する。
- 条件④:『PCA Hub 年末調整』の配偶者の入力にて、「翌年所得は今年と同じ見込みですか?」の項目で「はい」が選択されている。
現象4
- 以下の条件①~条件③のすべてに該当した社員をPCA給与に受け入れた場合、令和7年の領域で[配偶者区分]が[一般配偶者]又は[老人配偶者]に変更されます。
- ※令和7年のデータ領域で発生する現象となり、今年度の年末調整の処理は問題ございません。
- 条件①:『PCA Hub 年末調整』の管理サイトにて、配偶者情報の編集を行った。
- 条件②:『PCA Hub 年末調整』での配偶者の合計所得が48万円超95万円以下である。
- 条件③:『PCA Hub 年末調整』の配偶者の入力にて、「翌年所得は今年と同じ見込みですか?」の項目で「はい」が選択されている。
現象5
- 以下の条件①~条件④のすべてに該当した社員をPCA給与に受け入れた場合、令和7年の領域で[配偶者区分]が[一般配偶者]又は[老人配偶者]に変更されます。
- ※令和7年のデータ領域で発生する現象となり、今年度の年末調整の処理は問題ございません。
- 条件①:『PCA Hub 年末調整』にて、本人の給与収入が8,500,000円を超えている。
- 条件②:『PCA Hub 年末調整』にて、配偶者の合計所得が480,000円を超えている。
- 条件③:『PCA Hub 年末調整』にて、家族に23歳未満の扶養親族がいる、もしくは本人か家族が特別障害者に該当する
- 条件④:『PCA Hub 年末調整』の配偶者の入力にて、「翌年所得は今年と同じ見込みですか?」の項目で「はい」が選択されている。
対処方法
現象1の対処方法(令和6年のデータ領域で実行します)
※現象1につきまして、年末調整の金額計算には影響いたしません。
令和6年の領域にて[源泉控除対象配偶者区分]を確認されたい場合は、「社員」-「社員更新」-「源泉控除対象配偶者チェック」にて、該当者がいないかご確認いただけます。詳細はこちらのPDFをご確認ください。
現象2~5の対処方法(令和7年のデータ領域で実行します)
※令和7年の領域にて行う作業のため、令和6年の年末調整処理が終了し、「ファイル」-「年次更新」 の処理が終了してから行うことになります。
令和7年の領域にて、[源泉控除対象配偶者区分]と[配偶者区分]の確認・修復を行える専用プログラムをご用意いたしました。下記リンクからプログラムをダウンロードしていただき、こちらのPDFから操作方法をご確認ください。
※前述通り、弊社内で利用状況のログの調査を行い、メンテンナンス前に「PCA Hub 年末調整受入」を実行されているお客様へは、1月8日以降にメールにてご案内、およびお電話によるフォローコールを予定しておりますが、フォローコール前にお客様自身で修復プログラムを実行された際は、状況把握のために以下のアンケートフォームより回答をお願いします。
対象製品 | 配偶者区分・源泉控除対象配偶者区分の修復プログラム |
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『PCA hyper 給与シリーズ』 | |
『PCA 給与シリーズ』 |
- ※この修復プログラムは、[配偶者区分]・[源泉控除対象配偶者区分]を[対象外]に変更するプログラムとなり、今回の不具合により発生した現象が解消されます。
お客様のご事情により[源泉控除対象配偶者区分]を[対象]に変更にされたい場合は、「社員」-「社員更新」-「源泉控除対象配偶者チェック」にて変更が可能です。詳細な操作方法はこちらのPDFにてご確認ください。
お客様のご事情により[配偶者区分]を[一般配偶者]もしくは[老人配偶者]に変更されたい場合は、[社員情報の登録]-[所得税・年末調整]-[家族]タブにて変更が可能です。詳細な操作方法はこちらのPDFにてご確認ください