フリーフォーマット

6.3. 多面式用紙の設計

多面式用紙とは

納品書を例にすると、用紙1ページ内に<納品書/納品書(控)/受領書>などと複数の面に分かれて設計されている用紙のことを本ソフトでは、「多面式」と呼んでいます。

  • 見積書では多面式の設計はできません。

多面式の場合は、全部の面に同じ項目を印字するのが一般的ですので、設計方法としては、1面目だけ設計して、2面目以降は1面目からの距離を指定します。

また、受領書などは、「単価」や「金額」を印字しないのが一般的ですので、面ごとに項目を印字するかしないかも選択することができます。

  • 多面式の考え方は、1ページの複数面に同じ内容を印刷することです。

    1面目にA社の納品書、2面目にB社の納品書を印刷するといった使い方はできません。

 

  • PCA提供用紙PA1308を設計する上での注意

    PA1308用紙(3連単票請求書付)をフリーフォーマットで設計してお使いになる場合、注意することがあります。この用紙は、納品書/納品書控/請求書の3面からなる多面式用紙です。

    本来であれば、3面とも同じレイアウトであるべきですが、実際には3面目の「年月日」~「担当」までの縦間隔が、1面・2面より小さくなっています。

    これにより、多面式で設計しても3面目がずれて印刷されてしまいます。この現象を回避するために、印刷ロジックで特殊な処理を施しています。設計時には、以下の事柄に注意してください。

    1. 作成するフォーム名称の一部に“PA1308”(半角で)という文字を入れてください。

      →この名称をもつフォームで印刷する場合だけ、特殊なロジックが働きます。

    2. 設計において、「お客様コード№」「年月日」「№」(伝票番号)の1行下には、何も配置しないでください。

      →この3つの項目について、3面目の印刷は設計よりも1行下に印字します。

      したがって、これらの下に印刷する項目があると重なって印字されてしまうからです。

    3. 設計において、「1面目からの距離」は明細欄で計測して指定してください。

      ヘッダー欄で計測すると、さらに印字ずれがひどくなります。

多面式の設計手順

(1)  「フォームの設定」画面で[多面式]ボタンをクリックします。

○用紙設定における留意点

「1頁の縦サイズ」は1ページ分の大きさを指定します。

「明細部の設定」は、1面目だけを基にして指定します。

(2)  「多面式用紙の設定」画面が開きます。

○面数

面数を指定します(最大4面まで)。

○距離の単位

「1面目から距離」を指定する際の単位を指定します。

[インチ(行)]と[ミリ]が選べます。

○1面目からの距離

1面からの距離を面ごとに指定します。

○「項目名」欄について

「項目名」欄には、配置した印字項目が表示されます。

  • 印字項目を1つも配置していない状態であれば何も表示されません。

印字項目を配置する際に、1項目ごとに印字する面を指定できますが、すべての項目を配置後にこの画面で指定することもできます。

「チェックマークあり」が印字する項目で「チェックマークなし」が印字しない項目です。マウスでクリックするか、キーボードの[Space]キーを押せば、逆転します。

(3)  設計画面での操作は以下のようになります。

画面に多面式ボタンが表示されています(①~④のボタンです)。

 

○印字項目の表示仕様

配置した印字項目は、ボタンが青枠囲みされている状態の面に印字するものだけを表示します。

したがって、一つの面だけに印字する項目を画面で確認することができます。

設計時は1面目だけに項目を配置しますので、1面目と2面目の同じ場所に違う文字を印字したい場合、両方の面を表示すると文字が重なってしまい見づらくなります。こういう場合にボタンを操作して1面だけを表示させます。

 

○項目の配置に関する仕様

新しく配置する印字項目は、「ボタンが青枠囲みされている状態の面にだけ印字する」と扱います。

したがって、配置する際はボタンの状態を意識しておく必要があります。

ただし、「項目設定」画面や「多面式用紙の設定」画面で後から簡単に変更できます。

「項目設定」画面の「多面式での印字設定」欄で印字する面を指定できます。

「チェックマークあり」が印字する項目で「チェックマークなし」が印字しない項目です。マウスでクリックするか、キーボードの[Space]キーを押せば、逆転します。

 

【注意】

直線・斜線・箱・画像の場合は、「多面式用紙の設定」画面で一度に設定することができません。「項目設定」画面で個々に設定する必要があります。