単価等の一括更新

消費税計算に関連するマスター項目について、その内容を一括で更新する処理です。

また、商品マスターの「在庫単価」を「原価」にコピーする機能もあります。

以下のことが行えます。

●商品マスター

○「売上税込区分」または「仕入税込区分」を「税抜」から「税込」に変更し、単価も「税込単価」に変更します。

○「売上税込区分」または「仕入税込区分」を「税込」から「税抜」に変更し、単価も「税抜単価」に変更します。

○消費税率が改正された時に、「税込単価」を新しい税率の「税込単価」に変更します。

※「在庫単価」は「税抜単価」固定で扱いますので対象としません。

●得意先マスター

「税換算」を変更できます。

●仕入先マスター

「税換算」を変更できます。

●在庫単価

商品マスターの「在庫単価」を「原価」にコピーします。

●原価

「会社基本情報の登録」処理で設定した「原価税込区分」を変更します。同時に原価の税抜換算・税込換算を行います。

ヒントと注意事項

  1. 処理を実行しますと、マスターの内容を直接更新します。

    したがって、単価等を切り替える日の直前に行う必要があります。

    更新された単価等を確認する作業も必要と思います。マスター件数が多いと確認に時間がかかりますので、業務に支障のない作業日程を計画してください。

  2. 商品マスターの単価を更新する際、「前準備」-「単価設定」の12処理で登録した取引先別単価・期間単価・数量別単価・単位別単価も同時に更新します。

    ※期間単価のうち“過去”となったマスターは更新しません。

画面

更新するマスターのタブを切り替えて条件を入力し、[実行]ボタンをクリックします。

データのバックアップ

実行すると、以下のような確認画面が表示されます。

実行している時に、処理が中断しますとデータが使用できなくなります。

万一に備えてデータ領域をコピー(バックアップ)しておいてください。