単位別単価

この章では「単位別単価」機能を利用する上での、操作手順・留意点を説明します。

1. 単位別単価とは

入数別(包装単位別)の単価のことです。入数によって単価が異なる場合に利用します。

入数別に5種類の「単位区分」を設け、それぞれで、標準価格・原価・売価1~5・仕入単価の設定が行えます。

たとえば、缶飲料であれば次のような単価設定をします。

単位区分

単位

入数

標準価格

設定内容

単位区分1

0

120円

1本の単価を設定します。

単位区分2

パック

6

660円

6本入り1パックの単価を設定します。

単位区分3

24

2,400円

24本入り1箱の単価を設定します。

単位区分4

 

 

 

この商品では使用しません。

単位区分5

 

 

 

この商品では使用しません。

伝票入力では「単位区分」を選択して、その単位の数量を入力します。

たとえば、上表の「単位区分3」を選択し数量を「10」とした場合、「24本入り10箱」を販売したことになります。

 

  • 「単位区分1」について

    最小単位であり数量管理の単位となります。説明上、「バラ数」と表現することもあります。

    単位別単価を説明する上で「単位区分1」と呼んでいますが、「商品の登録」処理で登録する単価のことを指します。

  • 数量別単価との違い

    数量別単価は販売数量(または仕入数量)によって単価を変動(数量値引)させるときに利用します。

 

2. 留意点・制限事項

 

処理・機能

留意点・制限事項

在庫管理

数量集計

在庫管理や集計表等の数量集計は「単位区分1」(バラ数)に換算して行います。

したがって、入数単位(包装単位)で在庫管理・数量集計が必要ならこの機能は使えません。商品コードを入数単位(包装単位)別に分けて運用してください。

計算式機能

計算式を使う商品は「単位区分」を使うことができません。「商品の登録」処理で両方の項目を同時に登録できないように制限しています。

伝票入力

○単位別単価を使える伝票入力

見積伝票入力

受注伝票入力

売上伝票入力

個別発注伝票入力

仕入伝票入力

○単位別単価を使えない伝票入力

一括発注伝票入力

完成伝票入力

出荷伝票入力

振替伝票入力

  • 「完成伝票入力」では、発注伝票からの連動入力のときに「単位区分」を使った伝票でも仕入伝票にすることができます。

伝票入力

(箱数、数量)

「単位区分2~5」を使った場合、「箱数」の入力はできなくなります。

また、「数量」は「数量小数桁」に関係なく整数のみの入力となります。

伝票入力

(受注連動、発注連動)

  • 「売上伝票入力」処理における受注連動で説明しています。「仕入伝票入力」処理における発注連動も同様の仕組みとなります。

 

○一部出荷

単位区分の変更はできません。

単位区分を設定している明細の「入数」は変更できません。

○訂正出荷

単位区分の変更はできません。

商品を変更するときは、受注伝票で指定した単位区分が売上伝票で指定した商品で設定されている必要があります。

単位区分を設定している明細の「入数」は変更できません。

3. 操作手順

単位別単価機能を使うときの、設定処理と関係する処理を表で説明します。

  • 「前準備」の各処理についての詳細は、それぞれの処理説明ページをご覧ください。

 

処理・機能

内容

会社基本情報の登録

5個の単位区分について、それぞれの名称(呼称)を設定します。

例)ピース、ボール、ケース

初期値は「単位区分1」~「単位区分5」となっています。

商品の登録

(個別式、一覧式)

「単位区分2~5」の「入数」「単位」「単位コメント」を登録します。

「売上単位区分」と「仕入単位区分」で、伝票入力時に使う単位区分を設定できます。

セット商品の登録

構成商品に「単位区分2~5」を使った商品を登録できます。

単位別単価の登録

単位区分別に単価を設定します。

単位別期間単価の登録

特定期間の単位別単価を設定できます。

得意先マスターに登録した「掛率」を適用する設定も行えます。

単位別数量別単価の登録

数量別の単位別単価を設定できます。

得意先マスターに登録した「掛率」を適用する設定も行えます。

単位別数量別期間単価の登録

特定期間かつ数量別の単位別単価を設定できます。

得意先マスターに登録した「掛率」を適用する設定も行えます。

伝票入力

単位区分を使った商品明細を入力します。

「売上単位区分」または「仕入単位区分」で初期表示された単位区分を別のものに変更することもできます。

  • 詳細は、「共通操作(伝票入力)」-単位区分の選択をご覧ください。

引当発注伝票の作成

商品に設定した「仕入単位区分」で発注伝票を作成できます。

在庫補充伝票の作成

商品に設定した「仕入単位区分」で発注伝票を作成できます。

同時入荷伝票の作成

商品に設定した「仕入単位区分」で仕入伝票を作成できます。

明細表

「数量」と「単位」を、伝票に入力したものとは別に、「単位区分1」(バラ数)に換算したものを出力できます。

以下の明細表で出力します。

見積明細表、受注明細表、売上明細表、発注明細表、仕入明細表

集計表

数量合計は「単位区分1」(バラ数)に換算して出力します。

以下の集計表が対象となります。

見積集計表、受注集計表、売上集計表、売上順位表

発注集計表、仕入集計表、仕入順位表、取引集計表

在庫資料

入出荷数・在庫数等の、すべての数量は「単位区分1」(バラ数)に換算した数量で行います。

「在庫受払帳」の「仕入単価」も、「仕入金額 ÷ バラ数」(端数は四捨五入)で計算したものを出力します。

評価単価の計算

評価単価は「単位区分1」(バラ数)に換算された1個当たりの単価となります。

最終仕入原価法で対象仕入伝票が「単位区分2~5」のとき、「仕入金額 ÷ バラ数」(端数は四捨五入)で評価単価を決定します。

取引価格表

単位区分ごとの最新単価を出力します。