データの保守

以下のような場合にデータの再集計や削除、初期化を実行します。

マスターや資産のコードの桁数を変更したい
マスターや資産のデータを削除したい
増加償却割合や、償却実施率を一括更新したい
上書データを一括解除したい
償却方法を一括変更したい

ヒントと注意事項

使用中のデータ領域の処理レベルが「領域責任者」のユーザーのみ本処理を実行できます。
他の処理をすべて終了させてからデータの保守を実行してください。
処理時間はご使用の機種、データ内容、データ件数により異なります。
万一の場合に備えて、事前に「データ領域のバックアップ」、または「データ領域の一括バックアップ」を実行してください。

「会社基本情報の登録」－「資産管理」タブの「資産データの操作」で「許可しない」を選択している場合、資産データの編集・削除に関わる以下のメニューは表示されません。

・資産コードの桁数変換

・資産の再計算

・償却実施率の一括更新

・償却方法の一括変更

・リース資産仕入先事業者区分の一括変更

・資産配賦パターンの一括変更

・月次計算方法の一括変更

・管理情報の一括削除

・ユーザー定義項目関連データの一括削除

・資産データの削除

・増加償却割合の一括更新

・上書データの一括解除

・入力項目の一括削除

・取得・リース開始情報の一括変更

・リース資産消費税率の一括更新

・資産配賦パターンの一括削除

・資産の一括移動

・棚卸情報の一括削除

・資産データの修復

画面

メニューの「ファイル」－「データの保守」を選択すると、以下のような画面が表示されます。

運用例（データの保守を実行する状況と項目）

データの保守が必要な状況と実行する保守メニューの項目は以下のようになっています。

状況		実行する項目と処理内容
【1．資産系】
資産コードの桁数、0詰めの設定を変更したい	→	資産コードの桁数変換資産のコード桁数、0詰めの設定を一括して変更します。 ※ 少ない桁数への変更はできません。
資産データを削除したい		資産データの削除指定した資産を削除します。
資産データを再計算したい		資産の再計算登録されている全資産の金額を再計算します。
増加償却割合を一括で更新したい		増加償却割合の一括更新一覧で選択された資産の増加償却割合を一括で更新します。
償却実施率を一括で更新したい		償却実施率の一括更新一覧で選択された資産の償却実施率を一括で更新します。
上書きしたデータを全てもとに戻したい		上書データの一括解除一覧で選択された資産の上書きをすべて解除します。
償却方法を一括で変更したい		償却方法の一括変更一覧で選択された資産の償却方法を一括で変更します。
資産に設定した画像、償却資産税摘要・課税標準特例率、参考1～3、増加事由を一括で削除したい		入力項目の一括削除資産に設定した画像、償却資産税摘要・課税標準特例率、参考1～3、増加事由を選択してその項目のみを一括で削除します。
資産の管理情報を一括で削除したい		管理情報の一括削除「資産の登録」－「資産管理」タブの内容を一括で削除します。
リース資産の仕入先事業者区分を一括で変更したい		リース資産仕入先事業者区分の一括変更インボイス制度開始に伴い、経過措置の適用を行うリース資産の仕入先事業者区分の変更を行います。
リース資産の消費税率を一括で更新したい		リース資産消費税率の一括更新一覧で選択されたリース資産の消費税率を一括で更新します。
資産配賦パターンを一括で変更したい		資産配賦パターンの一括変更一覧で選択された資産の配賦パターン一括で変更します。
資産配賦パターンを一括で削除したい		資産配賦パターンの一括削除登録済みの資産配賦パターンを一括で削除します。
月次計算方法を一括で変更したい		月次計算方法の一括変更一覧で選択された資産の月次計算方法を一括で変更します。
資産を一括で移動したい		資産の一括移動複数の資産に対し、場所、部門、セグメントの移動を一括で登録します。
取得・リース開始の情報を一括で変更したい		取得・リース開始情報の一括変更一覧で選択された資産の取得・リース開始の異動履歴と期末時点の部門、場所、セグメントを変更します。
参考項目の名称を変更したい		参考項目の名称変更「資産の登録」－「基本(1)」タブで入力する参考1～3の項目名称を変更します。
集計区分種別の名称を変更したい	→	集計区分種別の名称変更「資産の登録」－「基本(1)」タブで入力する集計区分1～3の名称を変更します。
【2．棚卸系】
棚卸情報を一括で削除したい	→	棚卸情報の一括削除一覧で選択された資産の棚卸情報を一括で削除します。
棚卸目的を一括で削除したい	→	棚卸目的の一括削除棚卸目的を一括で削除します。
【3．マスター系】
固定資産科目コードの桁数、0詰めの設定を変更したい	→	固定資産科目コードの桁数変換固定資産科目のコード桁数、0詰めの設定を一括して変更します。 ※ 少ない桁数への変更はできません。
部門［法］/サービス区分［社］/事業［公］の桁数を変更したい		部門［法］/サービス区分［社］/事業［公］コードの桁数変換部門/サービス区分/事業のコード桁数を一括して変更します。 ※ 少ない桁数への変更はできません。
部門グループ［法］/拠点区分［社］/事業グループ［公］コードの桁数を変更したい		部門グループ［法］/拠点区分［社］/事業グループ［公］コードの桁数変換部門グループ/拠点区分/事業グループコードの桁数を一括して変更します。 ※ 少ない桁数への変更はできません。
セグメント1～3［法］コードの桁数を変更したい		セグメント1～3［法］コードの桁数変換セグメント1～3のコード桁数を一括して変更します。
役所コードの桁数を変更したい		役所コードの桁数変換役所のコード桁数を一括して変更します。
場所コードの桁数を変更したい		場所コードの桁数変換場所のコード桁数を一括して変更します。
摘要コードの桁数を変更したい		摘要コードの桁数変換摘要のコード桁数を一括して変更します。
担当者コードの桁数を変更したい		担当者コードの桁数変換担当者のコード桁数を一括して変更します。
取引先コードの桁数を変更したい		取引先コードの桁数変換取引先のコード桁数を一括して変更します。
集計区分コードの桁数を変更したい		集計区分コードの桁数変換集計区分のコード桁数を一括して変更します。
登録した事業区分［社］/会計区分［公］をすべて削除したい		事業区分［社］/会計区分［公］の一括削除すべての事業区分/会計区分を一括削除します。
登録した固定資産科目をすべて削除したい		固定資産科目の一括削除すべての固定資産科目を削除します。
登録した部門［法］/サービス区分［社］/事業［公］をすべて削除したい	→	部門［法］/サービス区分［社］/事業［公］の一括削除すべての部門/サービス区分/事業を一括削除します。
登録した部門グループ［法］/拠点区分［社］/事業グループ［公］をすべて削除したい		部門グループ［法］/拠点区分［社］/事業グループ［公］の一括削除すべての部門グループ/拠点区分/事業グループを一括削除します。
セグメント1～3［法］をすべて削除したい		セグメント1～3［法］の一括削除セグメント1～3を一括で削除します。
登録した役所をすべて削除したい		役所の一括削除すべての役所を一括削除します。
登録した場所をすべて削除したい		場所の一括削除すべての場所を一括削除します。
登録した摘要をすべて削除したい		摘要の一括削除すべての摘要を一括削除します。
登録した担当者をすべて削除したい		担当者の一括削除すべての担当者を一括削除します。
登録した取引先をすべて削除したい		取引先の一括削除すべての取引先を一括削除します。
登録した集計区分をすべて削除したい		集計区分の一括削除すべての集計区分を一括削除します。
上書した役所マスターの情報を上書前の状態に戻したい		役所の上書データの一括解除役所の上書データを一括解除します。
【4．設定系】
台帳パターンを編集したが、元の状態に戻したい	→	台帳パターンの初期化「台帳・一覧」の各処理で設定した「台帳パターン」の内容を初期の状態にします。
グループ企業台帳パターンを編集したが、元の状態に戻したい		グループ企業台帳パターンの初期化「グループ固定資産台帳（一）」で設定した「グループ企業台帳パターン」の内容を初期の状態にします。
グループ企業管理の設定をしたが、元の状態に戻したい		グループ企業集計関連データの初期化グループ企業集計関連データの初期化を行い、企業グループの登録直後と同じ状態にします。
耐用年数辞書の初期化		耐用年数辞書の初期化耐用年数辞書の内容を初期の状態にします。
会計への転送済みの仕訳が1件以上ある場合に、何らかの原因で、会計の領域が参照できず、仕訳データが作成できない		会計連動情報の削除固定資産で管理している会計連動関連情報をすべてクリアします。
指定したユーザー定義項目に関連するデータを削除したい		ユーザー定義項目関連データの一括削除選択したユーザー定義項目について、資産の登録で入力された内容および通知の条件として使用されている通知設定を全て削除します。
【5．修復系】
資産データの内容を修復したい	→	資産データの修復条件に該当する資産データを修復します。