日常の伝票入力だけで元帳・試算表・決算書の作成や、伝票・予算・伺書の承認権限を別々に設定できる承認機能や、きめ細かい予算管理、豊富な資料管理など、財団・社団法人様での会計業務に必要な機能を備えた会計ソフトです。
公益法人様向け クラウド/サブスク会計ソフト
PCA 公益法人会計シリーズ機能
JIIMA認証を取得 ※1
「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電子書類ソフト法的要件認証(認証パターン1)」を取得
令和5年度改正基準に対応した「電子帳簿ソフト法的要件認証」を取得しています。
「電子帳簿ソフト法的要件認証」は、国税関係帳簿を作成・保存する会計ソフトをはじめとした電子帳簿保存法対応ソフトウェアの機能仕様をチェックし、JIIMAが事前に認証する制度です。ソフトウェアサービスを導入・検討している企業は法的要件をチェックする必要がなくなり、電子帳簿保存法対応に係る業務負担を軽減できます。
また、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法における「優良な電子帳簿の要件」も満たしており、決算申告時において修正申告があった場合においても、同法第8条第4項の過少申告加算税の軽減措置の適用を受けることができるといった利点があります。※2
さらに、国税関係書類をコンピュータで作成し、紙で発行する場合の控え等を、電子データで保存を行う際の要件を満たす「電子書類ソフト法的要件認証(認証パターン1)」についても取得。『PCA 公益法人会計シリーズ』で作成・出力した決算関係書類について、ペーパーレスでの管理・運用が可能になります。
- ※1 Rev5.01以降で取得。
- ※2 ただし、適用を受けようとする税目に係る全ての帳簿について当該「優良な電子帳簿」の法令要件を満たして電磁的記録で保存し、かつ電子帳簿保存法施行規則第5条第1項の適用を受ける旨の届出書をあらかじめ所轄税務署長等へ提出する必要があります。
重点機能強化点
仕訳入力は”アナログ”から”デジタル”へ――「デジタルデータ処理」
- ※PCA建設業会計、個別原価会計、公益法人会計、社会福祉法人会計は2022年12月頃リリース予定の最新リビジョンで搭載予定。
クイック処理
請求書や領収書などのPDFや、Excelファイルで作成したCSVデータから、仕訳の元となるデータを”カンタン”取り込み!
取り込みデータから過去に登録した仕訳を自動検索・自動セットしてくれるので、仕訳データの登録作業が大幅に効率化されます!
クイック処理のポイント
「PCA Hub eDOC」上の請求書・領収書などのファイルにセットされた「取引日」「取引先」「取引金額」等を一括で取り込めます。「AI-OCRオプション」を使えば入力も不要になります。
CSVデータの取り込み項目は自由に追加・変更が可能!元となる外部システムやExcelファイルの用途に合わせてパターン化できるので、あらゆるシステムのデータを柔軟に取り込めます。
取り込んだ仕訳抽出用データから「取引金額」や「摘要」をセット、さらに過去に登録した仕訳履歴から一致率の高い仕訳をもとに、仕訳登録に必須となる「勘定科目」「税区分」「補助」等を自動補完して、振替伝票イメージの専用画編集画面に自動セットしてくれます。
インボイス制度への対応業務を省略化
取引先の適格請求書発行事業者一括チェック
「補助科目マスター」に「事業者登録番号」を登録しておくことで、国税庁の「適格請求書発行事業者公表システム Web-API」を通じて事業者情報の確認と一括更新が可能です。
法人情報から取引先情報を自動セット
「補助科目の登録」で「取引先名」「法人番号」を基に「法人番号システム Web-API」を通じて社名や住所、事業者登録番号を自動セットできます。
免税事業者からの課税仕入れにかかる経過措置への対応
経過措置用の新しい税区分を追加し、「振替伝票入力(コクヨ式)」などで経過措置用の税区分を自動で読み替えできるようになりました。
専用チェック帳票「取引先別税区分集計表」の追加
消費税チェックの省力化を目的とした専用の帳票を追加しました。適格事業者・非適格事業者の[取引先]ごとに税区分別の金額を集計したり、「事業者区分」または、「情報公表サイト」の情報と税区分を比較して、不整合なデータを警告表示させることができます。そのまま、仕訳修正画面までズームすることができるため、カンタンに修正が可能です。
FinTechで「つながる×ひろがる」
「PCA FinTechサービス」は、SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するアカウントアグリゲーションサービスである「MoneyLook®」を利用して、金融機関の口座明細を取得し、PCAソフトとのデータ連携が可能になる無償のサービスです。
全国の1,300以上の金融機関に対応し、取得した口座明細からPCAソフトのデータを自動で作成できるようになります。
これにより、銀行口座やクレジットカードの取引明細に関する仕訳処理の手間が大幅に削減でき、業務効率化が図れます。
※「PCA FinTechサービス」のご利用には、PCAサポート&サービス(保守契約)へのご加入が必要です。
あらかじめ登録した銀行口座やクレジットカード明細を取得します。
一度仕訳を登録すれば、次回以降は同様の明細について自動で仕訳を判断します。仕訳の修正も可能です。
特長
充実の承認機能
「予算チェックリスト」で承認印を押すことができるようになりましたので、公益法人会計で重要となる予算管理がより便利になりました。
伝票・予算・伺書の各承認権限は別々に設定できます。「伺書の承認権限はあるが、予算の承認権限はない」ユーザーや「伝票は最初に承認し、予算は2番目に承認する」ユーザーなど権限の有無と承認階層それぞれ設定することが可能です。
「予算チェックリスト」「仕訳伝票発行・チェックリスト」では承認階層での予算・伝票の絞り込みが可能ですので、自分が承認する予算・伝票のみを表示することでカンタンに承認を行うことができます。
Excel出力・PDFファイル作成もラクラク
紙に印刷するのと同様の手順でExcelデータ出力・PDFファイル作成が可能です。Excel出力の際、事業、科目指定をした場合は、事業別科目別に別ファイルとして出力されます。※
また、PDFの場合には、事業、科目指定すると事業、科目の区切りにしおりが自動で作成されます。合計残高試算表や会計別一覧表などの試算表・一覧表処理ではExcelへのグラフ出力も可能になりました。
また、必要な部分だけ範囲指定して行コピーするできますので、Excel等でのデータの加工もよりカンタンに行うことができ、データの活用の幅が広がります。
- ※マイクロソフト社のサポート範囲内のExcelに対応します。
豊富な伝票入力
従来の「振替伝票入力(コクヨ式)」、「現金出納帳入力」、「預金通帳入力」に加えて、「振替伝票入力(連動摘要)」「高速入力」処理が追加になりました。
用途に合わせて入力方法を変更することで、より合理的な伝票入力が可能になります。
伺書のレイアウト編集
印刷用の伺書レイアウトを設定できるようになりました。
自社のフォーマットに合わせて自由に設定可能です。
あらかじめひな形が登録されていますので、実務に合わせて修正するだけで使用することも可能です。
PCAソフトとのデータ連動で業務をより効率的に
『PCA 公益法人会計シリーズ』は、『PCA 給与シリーズ』で作成された給与・賞与データを仕訳データに変換して受け入れることが可能です。
給与や賞与の面倒な仕訳を入力する必要がなくなりますので、日常の入力処理が効率化されます。加えて、システム連動することにより、入力ミスなどの心配からも解放されます。また、PCAの業務ソフトと連動して、社内の業務効率をより向上させる各種ソフトウェアを「ソリューション製品」として認定し、お客様の業務改善のご提案を行っています。
導入
導入準備
科目の登録
合計残高試算表など内部資料に出力する略式の科目名・決算書等の外部資料に出力する正式名称を登録します。大科目をグルーピングした見出し科目を登録することで、最大5階層での運用が可能です。
- point
科目の登録画面で、資金収支科目、キャッシュフロー科目も合わせて登録できます。
会計区分の登録
事業・事業グループ
事業管理を行う場合に事業名を登録します。さらに、「事業」をグループとしてまとめることができますので、複数の事業にまたがるプロジェクトなどを「事業別ープロジェクト全体」と切り口を変えて集計することが可能です。
法人基本情報の登録
法人名や会計期間、消費税管理など必要項目を登録します。
- point
-
- 伝票番号管理:年度別自動付番に対応。また、自動付番単位が法人、会計区分、入力担当者の3パターンから選択できます。
- 事業管理で「貸借対照表以外」の科目のみを管理対象とすることができます。
管理グループの登録
異なる会計区分に属する複数の事業をまとめて管理グループとして登録することができます。
管理グループごとに財務諸表を集計することで、会計をまたいだ財務状況の把握が可能になります。
取引合計入力
会計期中から『PCA 公益法人会計シリーズ』を導入する場合に、期首から導入時までの取引を月次もしくは期間合計額で入力することで、導入以前の仕訳をすべて入力することなく、すぐに運用を始めることができます。
セキュリティ
ユーザーセキュリティの強化
ユーザーごとに入力・参照できる会計・事業を設定することができます。
また、伝票・予算・伺書の承認権限の有無などを細かく設定できます。
- point
-
- ユーザーごとに入力・参照可能な科目を設定できます。
- ユーザーごとに仕訳入力可能期間を設定できます。
予算
当初予算入力
当初予算額を各会計(事業)ごとに科目単位で入力しておきます。入力した予算データは当初予算確認リストとして出力することができます。
補正予算入力・予算流用入力
補正金額を入力すると補正後の予算額が自動的に算出されます。次数のとび入力が可能です。予算流用があった場合でも対応可能です。
予算承認
予算チェックリストで予算の承認が可能になりました。仮予算の登録から理事会等での承認による正式予算への反映等、予算管理がより便利になります。
次年度予算入力
次年度の予算を入力することで、決算書として資金収支予算書が作成できます。期末更新処理を行うことで、次年度のデータ領域に当初予算として転送されます。
入力
振替伝票入力
- A:伝票の即時発行
登録・修正した伝票を他の処理を起動せずにそのまま印刷できるようになりました。
- B:伝票検索
-
伝票検索条件で前年度の仕訳伝票を検索することができます。前年度の取引内容の確認、伝票複写機能が利用できます。
- C:自動仕訳
-
表示される取引内容を選択するだけで、仕訳の入力が可能です。一般的な取引内容はあらかじめ登録されています。お客様の業務に合った内容を自由に登録も可能です。
- D:予算残高の確認
-
科目ごとの予算執行状況を確認することができます。
- E:科目検索
-
科目を帳票単位で絞り込みが可能です。
- F:事業検索
-
「コード順」「カナ順」「事業名順」の3通りでの表示・検索が可能です。
- point
入力画面で、事業コードだけではなく事業名称も表示できます。
- H:摘要欄
-
摘要欄には全角文字で128文字の摘要文字入力が可能です。よく使われる摘要文はあらかじめ前準備で登録しておけばあとは呼び出すだけで使用できます。
- I:フセン
-
内容が不明な点や確認が必要な仕訳データにはメモ機能付き「フセン」が添付できます。実際の帳簿にフセンを貼る感覚で、何度でも付け替えが可能です。
- point
12種類のフセンを添付できます。
簡単配賦入力
複数の会計をまたいで発生した費用などを簡単に配賦できます。あらかじめ割合や金額などを基準として登録しておくことで配賦入力がよりスムーズになります。
高速入力
単一仕訳の連続入力によりスピーディなデータ入力を実現。
借方・貸方科目を固定して入力が可能です。自動仕訳を使用する場合も参照ウィンドウには単一仕訳の自動仕訳のみ表示されるので、より早く入力が可能です。
予約伝票
定期的に発生する伝票をあらかじめ予約伝票として登録し、指定日が到来した場合、ユーザーにメッセージを表示します。
- たとえばこんな場面で便利
-
- 定期的に同じ伝票を作成する場合(家賃の支払など)
- あらかじめ発生することがわかっている伝票の場合。予約伝票を 登録する際に、いつ・だれに・何回通知するか設定することで 入力漏れを防ぐことができます。
一取引二仕訳
資金科目・非資金科目の組み合わせの場合に発生する一取引二仕訳の入力に対応しています。
内部取引消去
仕訳入力時に内部取引区分(会計間取引、事業間取引、事業間(グループ内)取引)を設定することで、決算書・内訳表で内部取引額を自動計算し出力します。また、内部取引消去額を直接入力可能な「内部取引消去調整入力」で、前年度・当年度の消去金額の調整が可能です。内部取引明細表では、内部取引仕訳の明細を、科目ごとに集計し出力できます。
内部取引消去内訳表
内部取引消去額のみを集計した内訳表を出力します。
出力パターンを設定できますので、内部取引の状況を的確に把握することができます。
伺書
日々の支出・収入業務に合わせた伺い形式により、事前に伺書のパターンが登録できます。伺い内容には金額まで登録できるので、定期支払分の伺書作成業務がスムーズになります。また、伺書を入力しながら、予算額・決算額・予算残額を確認することができます。さらに、承認・施行の決済をすべて1つの画面で行うことができます。データの選択方法によって、伺書データを一括処理することも可能です。
伺書レイアウトの登録
銀行振込
- 振込先明細書
振込先を指定し、それに関しての仕訳の明細を集計して、出力します。
- 振込先一覧表
指定された期間で、振込先別の支払前残・支払発生額・支払額・支払残高を一覧形式で出力します。
出力
試算表・元帳・伝票のスムーズな流れ
参照したい画面を即座に表示して、データの確認・修正・追加・削除が行える「ズームイン機能」を搭載。次々に画面を変更することができ、詳細なデータ参照をスピーディに行うことができます。ここで修正・追加・削除したデータはそのまますべての帳票に自動的に反映されます。
事業管理
科目別事業残高一覧表
科目別事業残高推移表
分析
月次推移表
比較財務諸表
当年・前年・前々年・3年前・4年前の5期を比較した財務諸表を出力します。集計期間での発生金額または、累計金額で集計できます。また、差額、増減比の出力や年次比較/年次推移グラフの出力も可能です。運営状況を的確に把握するための欠かせない資料となります。
予算帳票
重要な予算の執行状況を把握するための予算帳票には多くの機能を搭載しました。「予算差引簿」では、大・中・小科目別だけでなく、見出し科目での集計が可能です。予算執行状況を把握するため、「予算管理月報」の他、「予算付合計残高試算表」「予算推移付予算管理月報」を搭載していますので、さらに的確な予算管理が可能です。
予算管理月報
指定した集計期間のデータを科目ごとに集計し、予算額・決算額・差異・率を出力します。予算執行状況を正確にスピーディに把握することができます。
会計をまたいだパターン別の集計が可能です。
科目別予算差引簿
科目別事業予算管理表
月次予算実績比較表
汎用データ
汎用データの受入・作成
前準備で登録したマスターや予算などの汎用データ(テキストデータ)を作成することができます。
『PCA 公益法人会計シリーズ』同士で作成・受入を実行したり、他システムで受け入れたりすることができます。また、指定した形式と合致する汎用データを受け入れることができます。
受入可能なデータは、仕訳、前準備の各マスター、予算です。汎用データの各項目を『PCA 公益法人会計シリーズ』のどの項目に割り当てるか受入時に指定することができますので、項目の有無(一部必須項目あり)や順番について多様なデータの受入が可能です。
- point
受入時の項目パターンを設定できます。
決算処理
決算期の多忙な業務を解消! 主務官庁への提出書類を迅速に出力します。
決算書
表示科目名称や集約条件の変更が簡単にでき、設定内容をすぐに確認することができます。
決算書類をHTML形式に変換する機能を搭載しています。
注記
内訳表
内訳表の情報を会計・事業グループ・事業を指定して出力することができます。帳票の様式をあらかじめパターンとしてご用意しています。パターンの追加もカンタンです。
定期提出書類のExcelテンプレート出力
公益認定申請書類/定期提出書類の電子申請に必要な資料をExcelファイルで作成することができます。
ウィザード形式で順番に設定していくことで提出用様式の資料がカンタンに作成できます。提出用以外のファイルはWeb入力時の参考資料として使用できます。
PCA 公益法人会計シリーズの選べるサービス
月額17,160円~(税込)※ 初期費用 0円 |
月額7,480円~(税込) 初期費用 0円 |
公益法人会計様向け会計クラウドサービスを、月額の「利用ソフトとサーバーのライセンス費用」にて利用するプランです。 |
公益法人会計様向け会計ソフトをオンプレミスで、月額料金にて利用するプランです。設備を自社構築・運用する場合に最適です。 |
- ※「PCAクラウド on AWS」の価格になります。「PCAクラウド」の価格は価格シミュレーションにてご確認ください。