導入事例

株式会社ナイスシステム 様

株式会社ナイスシステム 様

『PCAクラウド』なら、企業は強固なセキュリティで貴重なデータを守れる。中小規模の企業や法人でも、高い安全性と信頼性の基幹業務クラウドを利用できる

徳島市に本社を構える株式会社ナイスリフォーム。住宅のリフォーム事業以外に、システムサポート事業も持つユニークな企業だ。快適な住まいを提供するのと同様に、事業者にとって快適なシステム環境を用意することもサービス業の一環ととらえ、現在、様々な企業のシステムサポートを行っている。そんな同社で採用されているのが『PCA商魂X クラウド』『PCA商管X クラウド』だ。「小さな企業でも確かな品質のクラウドを安心して利用できる環境」を提供する中で、あらためて見えてきたPCA製品のメリットについて語っていただいた。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • 顧客からの問い合わせに、タイムリーに対応したい。問題解決までの時間を短縮したい。
  • 中小規模の企業や法人でも『PCAクラウド』が利用できる環境にしたい。
導入の効果
  • 『PCAクラウド』によって顧客とデータを共有。最新データを共有することで、迅速な対応が可能に。
  • 『PCAクラウド BPOプラン』によって、1ライセンスからの導入が可能に。小さな規模の企業や法人でも導入しやすく、初期費用がかからないため新規事業も始めやすい。

導入システム

  • PCAクラウド BPOプラン (2GBモデル10CAL)※1
    • PCA商魂 クラウド
    • PCA商管 クラウド
    • PCA会計 クラウド
    • PCA給与 クラウド
    • PCA公益法人会計 クラウド

※1: 【BPOプラン】 会計事務所・社会保険労務士事務所・アウトソーシング向けプラン

導入企業とプロフィール

株式会社ナイスシステム

※株式会社ナイスリフォーム システムサポート&サービス事業部は、2021年1月 株式会社ナイスシステムへ社名を変更いたしました。本文内容は、株式会社ナイスリフォーム システムサポート&サービス事業部時点のものとなります。

資本金9,000万円従業員数98名
主業種建設業・不動産業・情報サービス業
業務内容バックオフィス業務ソフトウェア導入・運用支援
所在地〒770-0872 徳島県徳島市北沖洲2丁目9番18号
設立年月日平成4年7月1日
URLhttps://nice-system.co.jp/
事業内容株式会社ナイスシステムは、業務パッケージソフトの活用で、中小企業の経営をサポートします。業務ソフトの専門家が、お客様の必要とするサービスを提案・提供いたします。

導入前の課題と選定のポイント

顧客にタイムリーなサポート&サービスを提供するために

システム環境の構築から導入・運用のサポート、さらに経理、給与計算や勤怠管理などの実務サービスまでを一手に引き受けている株式会社ナイスシステム。同事業部が『PCAクラウド』を導入したのは平成25年7月。それまでは顧客の事務所まで社員が出向き、会計支援などを行っていたため時間も手間もかかり、「場所を選ばずに仕事ができる」という環境を模索していたという。

「当社では各企業の経理実務の支援も行っています。以前は当社の社員がお客様のところまで伺い、そこでデータのバックアップを持ちかえり、その後に確認するという状態でした。そのためお客様の問題を解決するのにどうしても時間がかかってしまいました。そこでよりタイムリーなサービスを提供するための方法として、『PCAクラウド』の検討をはじめました」(株式会社ナイスシステム 営業主任 田中陵二氏)

同社ではPCA製品以外にも、数多くの会計ソフトを取り扱っているが、『PCA公益法人会計』が公益法人会計ソフトの中で最も高いシェアを誇っている点と、同社の顧客である公益法人・一般公益法人からも、『PCA公益法人会計』は高い関心を持たれていることから、PCA製品への馴染みはあったという。

「公益法人会計ソフトを主としたPCAとのお付き合いでしたが、あらためて『PCAクラウド』のサービスをじっくり検討したときに、このクラウドサービスを当社のサービスに組み込めば、単なる効率化ではとどまらない、より質の高い顧客サービスが実現できると考えました。実際にその通りの効果と反響が出ています」

株式会社ナイスシステム 営業主任 田中 陵二 氏
株式会社ナイスシステム
営業主任 田中 陵二 氏

導入後の効果

『PCAクラウド』は業務アプリケーションと実行環境がセット。つまり導入までの時間と手間、顧客への負担もかからない

平成25年7月に『PCAクラウド Xシリーズ』の体験版の利用を開始。

利用方法や利便性、価格などの面から、他社のクラウドともじっくり比較検討したという。そこで出た結論は「やはり『PCAクラウド』が品質面、運用面、安全性からも大きく抜き出ている」ということだった。同事業所では現在、『PCA商魂X』『PCA商管X』を『PCAクラウド』によって運用しており、顧客からの問い合わせにも『PCAクラウド』によって、どこからでもタイムリーな対応ができるようにしている。田中氏は『PCAクラウド』の大きな特徴として、「お客様に提案しやすいシステム」だと評価している。その一つとしてまず「導入時の環境構築の手間がかからないこと」を挙げている。

「会計ソフトをクラウドサービスで提供しているメーカーが増えてきましたが、実際にクラウドを利用するための実行環境はソフトウェア会社ではなく、別のメーカーに依頼しているケースが多いです。そのため実行環境を構築するのに別途料金が必要になってしまったり、稼働まで時間がかかってしまう場合もあります。しかし『PCAクラウド』は業務アプリケーションと実行環境がセットです。ソフトウェアもクラウドもPCAがすべてフルパッケージで提供しており、トータルできちんと面倒を見てくれているという安心感があり、利用までの環境構築の手間も一気に省くことができます。当社ではお客様へのサポートを重視しているため、まずは何よりも『安定・安心・信頼・高品質』という要素を欠かすことはできません。『PCAクラウド』のサービスなら、これらの要素にも間違いがないと考えました」

『PCAクラウド BPOプラン』によって中小規模の企業や法人もクラウド環境を実現

「品質の確かなクラウドサービスを、できるだけ多くの顧客に提供したい」との思いから、同社では『PCAクラウド BPOプラン』によって、従来からPCAをスタンドアロン版で利用してきた顧客についても、『PCAクラウド』を1ライセンス単位から導入できるようにしている。そのため顧客は低コストで『PCAクラウド』を利用でき、この『PCAクラウド BPOプラン』によって顧客のクラウド移行も一気に加速した。実際にクラウド環境を実現した顧客からも非常に高い評価を受けているという。その中から実際の事例をいくつか紹介していただいた。

ある公益法人は職員数が代表理事を含めて3名。会計を担当しているのは実質1名の状態だった。小規模の法人のため大きくコストをかけることは難しい。しかしたった1名に会計業務を集中させてしまうことのデメリットも解消したかった。

「そこで『PCAクラウド』によって、3名それぞれが自分のパソコンから会計データにアクセスできる環境にしました。クラウドですから新しくサーバーを設置する必要もありません。この環境によって、最新の会計データを3名がリアルタイムで確実に共有できることになり、会計データのミスなどにも迅速に気付き対応できます。たった1名にかかっていた心理的な負担も軽減できたのではないかと思います」

「新しくサーバーを設置しなくてもよい」という環境は、新しい事業を始める企業にとっても、大きなチャンスになると田中氏は語る。 「別のお客様の場合は、新しく事業を始めることになり、徳島以外に香川や愛媛にも店舗を出店したいと考えておられました。新規事業なのでインフラから整える必要があったのですが、仮にサーバーを置きVPN環境にした場合は300~400万ほどの費用がかかることが判明しました。しかし『PCAクラウド』ならネット環境さえ整っていれば他の初期費用は不要で毎月の利用料のみです。お客様も、ならばぜひクラウドでということで『PCAクラウド』を導入。店舗間の距離が離れていても、確実に最新の売上データを共有でき、経営判断もスピーディに実行できています」

同社では、『PCA商魂X』『PCA商管X』のズーム機能を使うことで、顧客からの問い合わせにもスピーディに対応している。

「当社では、お客様からの依頼があった場合にのみ、お客様と同じ『PCA商魂X』『PCA商管X』の画面を同時に見ながら修正や確認の対応を行っています。そこで便利なのがズーム機能で、数字のミスをすばやく見つけることができます。例えば売掛金残高表→得意先元帳→売上伝票入力・入金伝票入力と、該当項目を指定することにより次から次へと画面を変更でき、伝票入力の際のミスに素早くたどり着き修正できます。このような双方間での同時の対応ができるのも『PCAクラウド』ならではです」

『PCAクラウド』なら
サーバー不要、管理不要

コスト削減・管理の手間を削減
『PCAクラウド』の場合、アプリケーションサーバー・DBサーバー・ドメインコントローラー・バックアップサーバーなどが不要となり、サーバー導入の初期費用を抑えることが可能です。またサーバーを設置しないので、従来メンテナンスに必要なサーバー管理の手間が省けます。
『PCAクラウド』を使用して遠隔地運用を行う場合、通常の環境構成として推奨しているリモートデスクトップサーバーなどの環境構築も不要となり、更なるコスト削減につながります。

高い信頼性を誇る
『PCAクラウド』

『PCAクラウド』サービスにおいて、次の各種認証・認定を取得しております。
「内部統制(SOC1報告書)」
「セキュリティ(SOC2報告書)」
「品質(PSQ/ISO25051)」
「個人情報保護(Pマーク)」
「情報開示(ASP/SaaS情報開示認定)」
『国際保証業務基準3402(ISAE3402)』と、『米国保証業務基準書第18号(SSAE18/AT-C Section320)』(旧SSAE16)に準拠した「SOC1 Type2報告書」、および『Trustサービスの原則および規準(米国公認会計士協会:AICPA)』と、『国際保証業務基準 (ISAE)3000』に基づき評価された「SOC2 Type1報告書」(※1・2)については、希望されるお客様に対して無料で提供いたします。
各取得のサービス状況につきましては、弊社ホームページをご覧ください。

※1 ご提供に際し、弊社指定のNDA(秘密保持契約書)締結の必要があります。

※2 「2015年9月末基準」の「Type2報告書」を、2015年11月頃取得・提供開始予定です。

徳島本店エントランス
徳島本店エントランス
徳島本店セミナールーム
徳島本店セミナールーム
構築システム概要

今後の展望と課題

基幹業務クラウドとしての高い安全性と信頼性を、より多くの人に伝えたい

『PCAクラウド』は基本的に申し分ないシステムだと語る田中氏だが、スピードについてはさらなる改善を期待したいと語る。

「Xシリーズになってからはかなり改善しているのですが、それ以前のバージョンの場合には読み書きのスピードが少し遅いと感じることもあります。この点が改善したら、より理想的なクラウド環境になると思います」

また田中氏は、『PCAクラウド』の基幹業務クラウドとしての高い安全性と信頼性を、より広く周知させていくことが大事だと指摘する。

「『PCAクラウド』は『国際保証業務基準3402(ISAE3402)』『米国保証業務基準書第16号(SSAE16)』『SOC2レポート Type1』の証明書を取得するなど、その品質の高さや信頼性、安全性はとても優れていると思います。しかしそれがまだまだ伝わっていないのではないでしょうか。今後、地方の企業でもサーバーレス化、クラウド化はどんどん進んでいくと思います。自社でサーバーを抱え込むよりも、『PCAクラウド』の方がはるかに強固なセキュリティで守られているという点は、ぜひ強く伝えていきたい部分です」

経理・総務・人事・販売管理など企業の実務の相談を幅広く受け付け支援を行っている同社。豊富な実績と経験があるからこそ、企業のニーズにきめ細かく合わせた様々なソフトやシステムの提案ができる。『PCAクラウド』の高い安全性と信頼性もアピールしていくことで、より顧客に安心して利用してもらえるサービスを提供していきたいと語る。

ピー・シー・エーから一言

  • PCA コメント

    いつも『PCAクラウド』のご利用・ご拡販をいただきまして誠にありがとうございます。
    また、御社の支援サービスの実現に『PCAクラウド』をご利用いただき嬉しく思います。

    開発者担当者からもコメントさせていただきます。

  • 開発チーム コメント

    『PCAクラウド』をご利用いただきましてありがとうございます。

    ご指摘いただいたスピードに関してですが、サーバーへのアクセス回数を減らすなどで、パフォーマンスの向上に努めてまいりました。

    今後も、さらに改善を図っていきたいと思います。

  • PCA コメント

    オンプレミス型とクラウド型では、ライセンス費用のみでコストを比較しても大差はありませんが、環境構築のためのイニシャル費用や保守等のランニング費用も含めると、大きく異なってまいります。

    特にセキュリティ関係費用は目に見えにくい費用ですが、弊社のクラウドサービスは侵入検知チェックやペネトレーションテスト、ファイアーウォールの設置などを通常のサービス料金内で行っております。これらのセキュリティ対策コストは個別に対応すると非常に高額になりますが、PCAでは『安全に安心して』業務を行っていただくために必要なコストだと考え、お客様にはご負担いただいておりません。

    引き続き、『安定・安心・信頼・高品質』の期待を裏切らないよう、サービス提供を行ってまいりたいと思います。

様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。