導入事例

株式会社 CMC 様

株式会社 CMC 様

PCAクラウド×kintoneで実現する
中堅・中小企業のための
業務管理アプリケーション

DXコンサルティングを中心に、顧客の視点に立った最適なソリューションを提案している株式会社 CMC。同社では基幹業務システムにPCA製品を活用し、さらにkintoneとの連携によって業務フロー全体を最適化し、作業時間の短縮と正確性向上を達成している。自社で成功したPCA×kintoneの連携サービスやノーコード開発による業務アプリケーションを、顧客にも提案し中小企業の業務効率化を支援している。

導入の狙いと効果

導入の狙い
  • 案件管理や情報共有の効率化において、情報を一元管理し、リアルタイムで進捗状況を把握できる仕組みを構築したい。
  • 旅費精算において、経理担当者の負担を軽減し、正確な経費処理を実現したい。
  • 業務プロセスの統一と連携強化を図り、顧客の中堅・中小企業にも導入しやすいソリューションを構築したい。
導入の効果
  • kintoneでアプリケーションを開発し、すべての案件情報がリアルタイムで共有可能に。案件データを活用して見積もりや原価計算を効率化し、経営戦略に役立てられる仕組みが整った。
  • 『PCAクラウド 会計』とkintoneの連携で旅費精算データを取り込み、仕訳入力までをほぼ自動化。処理時間は従来の4時間から30分に短縮。
  • PCA製品とkintoneの連携で、中堅・中小企業も導入しやすい価格帯の業務アプリケーションの開発が可能に。

導入システム

  • PCAクラウド 会計
  • PCAクラウド 給与
  • PCAクラウド 固定資産
  • PCAクラウド 商魂
  • PCAクラウド 商管
  • PCAクラウド 法定調書
  • PCA Hub 給与明細
  • PCA Hub 年末調整
  • kintone ※1
  • ※1:『kintone』は、サイボウズ株式会社の製品です。

導入企業とプロフィール

株式会社 CMC

住所 〒501-6133 岐阜県岐阜市日置江1丁目58番地
設立 平成3年5月15日
資本金 1,000万円
事業内容
  • 1.システムコンサルティング
  • 2.SIソリューション
  • 3.iSystemソリューション
  • 4.ネットワーク設計・運用
  • 5.WEBソリューション
URL https://www.cmc.ne.jp/
事業概要 『客様の成功と共に、常に進化し続けること。』
お客様が求めるビジネススタイルを可能にする為、ITの力を利用し、高度な技術力とマネジメント力を駆使し、お客様の経営ビジョン実現に向けてトータルなソリューションを提供してまいります。
ビジネス環境が目まぐるしく変化する近年、企業の経営課題は、環境変化に迅速に対応する効果的なITへの投資と、その活用だといえます。『お客様が求めるビジネススタイルを可能にする為、最適なソリューションをご提供する』こと。
私たちは、コンサルティングをベースとした、各種サポートサービスをご提供します。
〇SI(システムインテグレーション)
〇セキュリティ
〇ネットソリューション
システム部門を持たない企業の中堅中小企業の経営・管理層、オフィスのIT推進担当者の皆様。今こそITを導入して業務を効率化していきませんか。今こそDXで経営革新を!そのITビジネスパートナーとして、プロ集団である私たちCMCがお手伝いします。

導入前の運用と課題

会計・給与・販売管理、基幹業務全般においてPCA製品を利用

岐阜市に拠点を置き、中堅・中小企業のDXを支援している株式会社 CMC。高いコンサルティング力が評価されており、顧客の課題に寄り添う提案力やシステム導入時の手厚いサポート力など信頼は厚い。自社製品である勤怠管理システム「TaskCal(タスカル)」や、ノーコードツールの活用技術、多岐にわたるITソリューション提供力など、数々の強みを持つ企業だ。

このようにシステムへの造詣が深い同社が、基幹業務全般において導入しているのが『PCAクラウド 会計』『PCAクラウド 給与』『PCAクラウド 商魂・商管』などのPCA製品だ。『PCAクラウド』はソフト追加が安価でできる価格構成になっており、複数の業務で利用しやすい特長がある。顧客に様々なソリューションを提案する同社としても、安価でわかりやすい価格設定のPCA製品は顧客への追加提案がしやすい。

「PCAの各ソフトの特長として、やはり使い勝手の良さがあります。伝票入力画面を例にとっても、マニュアルを見なくても直感的に操作や入力ができることから、当社の基幹業務でもPCAを利用しています」(代表取締役社長 長谷川忠利氏)

「かつてスクラッチ開発を手掛けていた技術者の立場からいうと、PCAソフトは感心しきりですね。要件定義から開発・テストまで時間のかかるスクラッチ開発に比べ、PCAは最初から正しく作られているソフト。 エンジニアから見るとPCAソフトは一つの手本になっていました」(総務経理担当マネージャー SE 田口智史氏)

案件管理や保守管理、旅費精算などの運用を効率化したい

同社では以前、案件管理や保守管理などの運用方法にいくつかの課題を抱えていた。案件管理・保守管理・旅費精算・日報入力において使用するツールを統一しておらず、情報が分散している状態だった。

案件管理は担当者ごとにExcelを使用しデータが煩雑化。担当者が不在になると案件状況の把握が難しく、進捗状況の共有不足によって認識のズレを引き起こす恐れがあった。

保守契約の管理ではサイボウズ Officeを用いて情報を管理していたが、案件状況と紐づいておらず入力漏れがあった。そのため契約の満了期日を見落とすリスクがあり、顧客対応に遅れが出る可能性があった。

そして時間と手間を要していたのが旅費精算を中心とした経費精算だ。

「毎月4時間程度を経費処理に費やしていました。承認フローが紙ベースだったため、関係者の押印や承認待ちが発生し、全体の進行が遅れることもありました」(総務経理担当 深川美穂氏)

一方、日報入力については各従業員がバラバラの形式で日報を記入していたため、どのような作業が行われていたかを把握するのに時間がかかっていた。

このような課題を解決する方法として、PCAとkintone(サイボウズ株式会社)の連携を土台に、業務管理アプリケーションを構築することになった。

株式会社 CMC
代表取締役社長
長谷川 忠利 氏
株式会社 CMC
総務経理担当マネージャー SE
田口 智史 氏
株式会社 CMC
総務経理担当
深川 美穂 氏

選定のポイント

プラグインによってPCAとkintoneを連携

PCAとkintoneは『PCAクラウド連携プラグイン for キントーン』を利用することで、ノーコードで連携ができる。PCA公式サイトからプラグインをダウンロードし、kintoneの管理画面でそのプラグインをインストール。kintone上で連携したいアプリに対して、インストールしたプラグインを適用する。kintoneのフィールドとPCAクラウドの項目を紐づける設定などが必要となるが、株式会社 CMCでは、PCAとkintoneの連携、およびkintoneで業務アプリケーションを開発したのは、エンジニア職ではなくインストラクターとして活躍している恩田真美氏だった。

株式会社 CMC
インストラクター
恩田 真美 氏

導入のメリット

リアルタイム案件管理による業務効率改善と収益性の見える化

インストラクターの恩田氏によって、まずは案件管理アプリケーションを開発。全ての案件情報が一元管理され、リアルタイムで閲覧が可能に。『PCAクラウド 商魂』の「売上伝票」をプラグインでkintoneに連携し、案件管理アプリに紐づけることで、社内での見える化に成功している。これにより進捗共有の遅延が解消され、正確な情報に基づいた迅速な意思決定が可能となっている。注目すべき点は、この案件管理と日報・旅費精算を紐づけることで、原価・経費を案件ごとに集計し、利益率の確認までできるようになっている点だ。

「日報データをkintoneに入力し、そのまま案件管理と連動させる仕組みによって、業務プロセスの透明性を向上できました。これにより、特定のプロジェクトにどれだけの工数が割かれたかを正確に把握できるようになり、経営陣はデータに基づいた意思決定を迅速に行えるようになりました」(長谷川氏)

「案件ごとに発生する経費や作業内容が可視化されたことで、見積もり精度の向上にも寄与しています。これまでは、プロジェクト終了後に正確な原価計算はできましたが、進行中からリアルタイムで利益率を確認できるようになりました」(恩田氏)

このリアルタイムの案件管理の仕組みは、同社のように中堅・中小規模の顧客を多く擁する企業においては、より一層その効果を発揮しやすい。

事務所外観
構築システム概要

旅費精算業務の処理時間は約4時間から約30分に

以前はかなり負荷のかかっていた旅費精算についても、内製化したアプリケーションによって大幅な効率化に成功している。旅費精算アプリに従業員が直接入力し、そのデータをkintoneから『PCAクラウド 会計』へ連携することで、仕訳入力が不要になった。

「この仕訳についてはかなり時間がかかっていたんです。また出張する従業員が多く、入力内容への質問をしようとしても本人や上長が不在で確認に時間がかかっていました。しかし現在は、承認フローを紙に押印ではなくアプリ内のボタンで完了できます。この旅費精算アプリケーションによって、なんと処理時間が以前の約4時間から、約30分へと大幅に効率化できています」(深川氏)

年に1度の短期集中作業の年末調整もPCAでスムーズに

他にも恩田氏が開発したアプリケーションはまだある。保守契約の管理アプリでは、満了期日2カ月前の案件を色付けし、メール通知によって手続き漏れを防止。日報入力アプリでは、案件ごとや時間区切りで案件に紐づける形式で入力し、時系列で状況確認が可能になっており、社内でのコミュニケーションの質を高めることに成功している。

このようにインストラクターの立場から、様々なアプリケーションを開発している恩田氏だが、PCA製品の中でも、とりわけ『PCA Hub 給与明細』『PCA Hub 年末調整』への評価が高い。

「自分自身で『PCA Hub 年末調整』を使ってみて、これは本当に驚きました。特に感心したのが、住宅控除などの複雑な内容でも、入力画面が非常にわかりやすく設計されていることです。上部には対象者に応じた控除の内容が表示され、入力すべき内容が自動的に絞り込まれるので、従業員は迷わずに進められます。控除の内容を正確に理解していない人でも、必要なデータを選択形式で入力するだけで申告書が完成する仕組みになっています」(恩田氏)

今後の課題と展望

顧客ニーズに応える課題解決型コンサルティング

今後は、社内の運用についてはkintoneで管理する受注データを『PCAクラウド 商魂』に登録する連携も検討している。また、先述のように社内で結果を出すことに成功した業務アプリケーションを、顧客にもソリューションの一つとして提案している。案件管理や旅費精算アプリケーションのほかにも、災害時の従業員の安否確認や資格取得管理などを兼ね備えた身上書関連アプリなども開発しており、痒い所に手が届くような導入効果を実感できるアプリケーションを、同社のこれまでの知見を元に作ることができる。

ノーコード開発ツールでも、実際には運用フローの設計や他システムとの連携には一定のITリテラシーが必要になる。そのため同社では顧客が導入後も安心して運用できるよう、設計段階からサポートを徹底し、カスタマイズの負担を軽減するための体制を整えている。

「株式会社 CMCの最大の特長は、単なるシステム開発企業ではなく、課題解決型のコンサルティングを併せ持つ点にあります。自社内での業務効率化の取り組みを成功事例としてお客様に展開することで、リアルな価値を届けています。今後もCMCはお客様の業務効率化と成長をサポートしつつ、地域社会と企業を繋ぐDX推進のリーダーとして邁進していきます」(長谷川氏)

株式会社 CMC HP
https://www.cmc.ne.jp/

ピー・シー・エーから一言

  • 営業コメント

    日頃より弊社製品をご愛顧いただきありがとうございます。
    商管の「発注書のフリーフォーマット」で作成された注文書をありがたく頂戴しております。
    御社が構築されたPCA×kintoneの連携の業務モデルは、弊社が提案していきたい理想の形だと思います。
    御社事例を紹介し、多くのお客様の業務改善のご提案につなげて行きたいと思います。
    今後ともよろしくお願い致します。

  • PCA Hubプロダクト部コメント

    『PCA Hub 給与明細』および『PCA Hub 年末調整』をご利用いただき、誠にありがとうございます。
    弊社のサービスがデジタル化や人的コスト・金銭的コストの削減を実現し、お客様の業務効率改善に貢献できていることを誇りに思っております。
    『PCA Hub 年末調整』のユーザーインターフェイスにつきましては、お客様にとってより分かりやすく、直感的にご利用いただけるようデザインいたしました。
    お客様からお褒めのお言葉をいただき、大変嬉しく感じております。
    今後とも末永くご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

  • 販売仕入プロダクト部

    『PCAクラウド 商魂』をご利用いただきありがとうございます。
    『kintone』とのプラグイン連携で業務効率改善に貢献できたことを大変うれしく思います。
    『PCAクラウド 商魂』では様々なシステムと連携できるようにAPIの実装に力を入れています。
    機能の追加や改善は今後も継続し、お客様にとってさらに便利なサービスを提供できるよう努めてまいります。
    引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。

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