導入事例
株式会社 ビッグビート 様

デジタルに精通した広告会社が語るPCAの強み。
『PCAクラウド』で働き方の選択肢を増やし、
豊富な連携機能で業務をシームレスにつなぐ
「テレワーク時代なのに管理部は変わらず出社…」そんな状況に陥ることがなかったのが株式会社ビッグビート。同社はデジタルに精通した広告代理店で、PCA製品の特徴をうまく活かした業務の効率化に成功している。連携機能をフルに使った業務の確実性向上や、PCAクラウドによってより柔軟になったテレワークなど、参考にしたい成功事例を数多く持つ企業だ。
導入の狙いと効果
- 導入の狙い
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- サーバーのトラブルによる業務の停滞を避けたい。
- 管理部社員も安心してテレワークができる環境にしたい。
- 管理部の業務を効率化し、繁忙期に集中する業務の負担を軽減したい。
- 導入の効果
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- 操作性が変わらず、セキュリティ性の高い『PCAクラウド』で、たった2カ月でサーバートラブルから解放。
- 『PCAクラウド』ならコロナ対策だけでなく、介護・育児と仕事を両立できるような働き方の選択肢を増やすことにつながった。
- PCAの豊富な連携機能を使うことで、二重入力や転記ミスなどを防ぐ。
e-Tax/eLTAXに対応したPCAの電子申告機能で、繁忙期に集中する煩雑な業務を大幅に軽減できた。
導入システム
- PCAクラウド プリペイドプラン (Type6 4CAL)
- PCAクラウド 会計
- PCAクラウド 給与
- PCAクラウド Web-API※1
- PCA FinTechサービス※2
- Web給金帳Cloud※3
- 楽楽精算※4
※1)『PCAクラウド Web-API』は、『PCAクラウド』と他のクラウドサービス等をシームレスに連携させることが可能なサービスです。
※2)【PCA FinTechサービス】
『PCA FinTechサービス』は、 SBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するアカウントアグリゲーションサービスであるMoneyLook®」を利用して、金融機関の口座明細を取得し、PCAの会計ソフトや販売管理・仕入在庫管理ソフトとのデータ連携が可能になる無償のサービスです。全国の1,300以上の金融機関に対応し、取得した口座明細からPCAソフトのデータを自動で作成できます。
https://pca.jp/area_product/profintech.html
※3)『Web給金帳Cloud』は、株式会社インターコムの提供するサービスです。
※4)『楽楽精算』は、株式会社ラクスの提供するサービスです。
導入企業とプロフィール

株式会社 ビッグビート
所在地 | 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町4番1号 ニューオータニガーデンコート22F | ||
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設立年月日 | 1995年3月15日 | ||
従業員数 | 40名 | ||
主業種 | 広告業 | ||
業務内容 |
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URL | https://www.bigbeat.co.jp | ||
ビジネスに、物語を。 |
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成功のイメージを一枚の絵にデザインする。 |
導入前の運用と課題
最初はクラウドに対する不安があった
株式会社ビッグビートは、主に外資系IT企業のマーケティング活動を支援している広告代理店。2018 年にはバンコクに現地法人を設立し、ASEAN地域におけるビジネスも展開している。またオウンドメディア『西葛西駅前タイムズ』も発信。デジタルに強い広告会社でもあり、社内にシステムに特化した部署も内包している。
同社は『PCA会計』『PCA給与』を20年以上利用しており、スタンドアロン版から始まり、その後SQL版に移行し利用していた。しかしサーバーの使用年数が経つに連れトラブルも増えていったと、システム担当/給与・会計担当の横川茂子氏は語る。
「以前はアプリケーションサーバーをセットアップし、PCAを含めた様々なソフトを動かしていました。しかしサーバーのトラブルやエラーの回数が増えてしまい、『PCAクラウド』への乗り換えを考えるようになりました。ただやはり、会計や人事など重要な基幹データを外部に置くことへの不安はありました」(横川氏)
そこでシステムに詳しい社員にも同席してもらい、PCAの担当者から『PCAクラウド』の強固なセキュリティ対策について詳しく聞いたという。「担当者の丁寧な説明により、大丈夫だと判断でき、まずは2カ月間の体験利用から始めました」(横川氏)

管理部 マネージャー
システム担当/給与・会計担当
横川 茂子 氏

管理部
会計担当
山田 紀子 氏
選定ポイント
全く違和感のない操作性と安定した動作環境
2カ月間の『PCAクラウド』体験利用については、「そもそも体験利用している実感がないぐらいスムーズなものでした」と横川氏と会計担当・山田紀子氏は振り返る。
「それまでのSQL版と比較して大きくインターフェイスが変わるようなら、新しいシステムだという違いを感じたかもしれません。しかし以前と同じインターフェイスのまま使えるわけですから、使用する側として違和感や抵抗感は全くありませんでした」(山田氏)
スタンドアロン版やSQL版から『PCAクラウド』に乗り換えた場合、入力した数字の反映など処理スピードが気になるという声もある。しかしそれは大きな問題ではなかったという。「伝票番号の検索などは、以前に比べて若干遅くなった気はしました。しかし十分許容範囲内でした」(横川氏)
「以前のサーバーで運用していた時のような不安定さが『PCAクラウド』にはないんですよね。入力業務におけるストレス軽減という点では、スピードよりも安定性の方が重要ではないでしょうか」(山田氏)
体験利用を経て2020年8月から『PCAクラウド』を本格的に導入。決算時期に合わせ8月からの導入にしたが、決算業務も滞りなく遂行できたという。
「『PCAクラウド』にデータを移行するのも、システムの担当者じゃないとできないような複雑なものではなく、バックアップを戻すといった作業なので、そんなに困ることはなかったです」(横川氏)
導入のメリット
『PCAクラウド』で管理部のテレワークが安定。コロナ収束後も「 働き方の選択肢」が増やせる
同社はコロナ禍を受け、テレワークの体制を整えてはいたものの、『PCAクラウド』導入前は、サーバーのトラブルにより、安定してソフトを使うことができず業務に支障をきたしていたという。
例えば、システムも担当する横川氏は、『PCAクラウド』導入前は、サーバーのトラブルが発生するとサーバー再起動のために出社しなければならないことがあった。しかしクラウドにしたことでサーバー再起動のためだけに出社する必要はなくなった。
「『PCAクラウド』を導入してからは、出社日は月3、4日程度。十分テレワークへの効果は出ています」(山田氏)
『PCAクラウド』導入による効果が発揮されるのは、コロナ禍に限った話ではない。
「コロナ禍が改善した後の働き方については、社内でも議論を重ねました。基本的には出社する体制に戻す予定です。やはり顔を突き合わせたコミュニケーションが必要な場合も多いですから。一方でコロナ禍をきっかけにテレワークできる体制が整ったことで、今後、育児や介護をする社員も仕事を継続しやすくなったという効果が生まれました。『PCAクラウド』にしたことで、いざとなればテレワーク、などといった働き方の選択肢を増やすことにもつながりました」(横川氏)
また、会計事務所との会計データ共有についても、スタンドアロン版やSQL版だった当時はUSBメモリでやり取りしていた。しかし『PCAクラウド』によって、最新の会計データを会計事務所側でも随時確認できるようになり、決算業務もスムーズに行えるようになった。
「『PCAクラウド』は同時接続台数で料金が決まるので、会計事務所用のIDが必要であったり、たまに参照する担当者がいるような場合にメリットを感じます」(横川氏)
給与支払報告書の電子申告で多忙な時期の業務を大きく軽減
同社は『PCAクラウド 給与』に標準装備されている、e-Tax/eLTAXに対応した電子申告機能を利用し、年末調整などで多忙な時期における業務負担を大きく軽減している。電子申告機能によって、これまで複数の都道府県や市区町村へ手書きの用紙で送付していた支払報告書を『PCAクラウド 給与』から直接送信できるようになった。システム担当も兼任する横川氏は随分助かったと話す。
「以前は紙に出力して、約20の市区町村に宛先を間違えないよう振り分けてから郵送していたので、確認作業も含めて丸1日かかる作業でした。しかし今は確認作業を含めて30分程度でできています。他の業務に手を回す時間が生まれました」(横川氏)

PCAの豊富な連携機能や「 PCA FinTech サービス」を活用し、手入力しない運用を実現
同社は、手入力によるミスや手間を省くため、『PCAクラウド』と他システムの情報を積極的に連携させている。まず、自社で開発した販売管理システムを利用しているが、この売上データを『PCAクラウド 会計』と連携させている。「システム担当者に販売管理システムから出力するCSVデータをPCA会計で取り込むことができるフォーマットで出力できるように設定してもらったので、連携は難しくありませんでした。」(横川氏)
経費精算の『楽楽精算』(株式会社ラクス)も連携させている。社員が『楽楽精算』で入力した交通費や交際費は承認を経て自動的に仕訳され、CSVデータで『PCAクラウド 会計』に取り込んでいる。
給与についても同様で、『PCAクラウド 給与』からの仕訳は『PCAクラウド 会計』に連携させている。また、『PCAクラウド 給与』と連携させた『Web給金帳Cloud』(株式会社インターコム)で、社員は自分の給与明細を確認・ダウンロードできている。
「『Web給金帳Cloud』は簡単に導入できました。給与明細書以外にも昇給情報などの書類を送るのにも使っています。また、給与については源泉徴収票を再発行して欲しいなど、意外と社員から要求がでてくるのですが、今では『Web給金帳Cloud』の各自の画面を開いてもらえればよいので、助かってますね」(横川氏)
そして横川氏が「PCAはもっとアピールすべき」と推すのが、「PCA FinTech(フィンテック)サービス」だ。全国1,300以上の金融機関の口座明細と『PCA会計』『PCA商魂』とのデータ連携が可能になるサービスだ。例を挙げると、連携させた銀行口座から引き落とされるオフィスの賃料や設備のリース費用などの明細を『PCA FinTechサービス』を使って取得し、勘定科目を紐づけて仕訳を作成でき、『PCA会計』へ反映させることができる。仕訳に関する勘定科目の紐づけなどの情報は記憶され、次回同じ取引明細を取り込む際は前回と同じ勘定科目が設定されているため、そのまま反映させるだけとなり手間もさらに軽減されていく。
「設定も難しくないですし、何より無料で使えるというのが驚きでしたが、1日に複数回の明細取得が可能になればもっと便利になると思います。こういった機能は自社の運用にどんどん取り入れていきたいですね。」(横川氏)
今後の課題と展望
管理部社員の創意工夫を支えられるシステム
「PCAのサポートセンターも利用していますが、つながりやすく、場合により折り返しになる内容もありますが、必ず詳しい担当者からのフォローの連絡が入り、サポート力も評価したいです。あえていえば『PCAソフトの機能使いこなし情報共有サイト』みたいなものがあると情報収集して使いこなす企業にとってよいかもしれませんね」(横川氏)
同社は大手広告代理店の下請けはせず、100%直取引を行うことでクライアントに近い立ち位置で案件を進めている。業務効率化においてもベンダーからの情報を待つよりも、横川氏・山田氏のように社員自らが情報収集し、創意工夫することで成功している企業だ。そのような企業を支えられるシステムを、今後もPCAは提供していく。

https://www.bigbeat.co.jp
様々な導入事例をまとめたガイドブックをはじめ
各製品の資料も是非ご覧ください。
ピー・シー・エーから一言
20年以上もの長い間、弊社製品をご利用いただきありがとうございます。
『PCAクラウド』がテレワークの安定や会計事務所とのスムーズな会計データ共有に貢献できたと知り、嬉しく思います。
また「PCA FinTechサービス」は、設計も実装も苦労した機能となりますので、ご注目いただき大変光栄に存じます。
今後も入力業務を効率化する機能を搭載してまいりますので、末永くご利用いただけましたら幸いです。
『PCA 給与』を長年ご利用いただきありがとうございます。
『PCAクラウド』でのご利用、『PCAクラウド 会計』『Web給金帳Cloud』との連携、電子申告機能等により、業務効率向上に貢献でき、非常に嬉しく思います。
『PCAクラウド 給与』の社会保険電子申請機能も業務効率向上につなげていただくことができる機能ですので、貴社の運用にて必要とされる際はぜひご活用ください。
引き続きPCA製品をご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
PCA製品を長年ご利用いただきありがとうございます。
お打ち合わせをしていく中で、貴社のクラウドに対する不安を取り除くことができ、お選びいただいたことを大変嬉しく思います。
また、ソフト機能やサポート体制にも評価をいただきありがとうございます。
PCAソフトをご利用中のお客様に向けて、より便利にソフトを使っていただけるように、2022年7月からFAQをリニューアルいたしました。よろしければぜひアクセスくださいませ。
https://faq.pca.jp/
なお、手入力をしない運用を進められる中で、PCAからもWeb-APIを活用した運用方法などのご紹介が可能です。今後も運用の中でご不安な点や業務効率向上されたい業務があればいつでもご相談ください。